コツは「先生」!女性ばかりの職場で上司になってしまった時の対処法
男性にとって、女性ばかりの職場に配属されるのは夢のような展開だと思いますか? 確かに女性のことが大嫌いな男性というのはごく少数派ですので、男性ばかりのむさ苦しい職場よりは華があって良いと思いそうですよね。
しかし女性ばかりの職場に、それも上司として配属されるというのは想像以上に大変なことです。職場の人間関係を上手く保ち、仕事をきっちりと仕上げるためにも、自分の評価を落とさないためにも、上手く立ちまわることが必要になります。
そこで、女性ばかりの職場の先頭に立つ時は女子校の先生をイメージして仕事をしましょう。
女性ばかりの職場は大変
女性がたくさん並んで働いているのは、非常に見た目も華やかで仕事のモチベーションアップにも繋がりそうですが、現実はそこまで優しくありません。
女性ばかりの職場というのは、非常に繊細なバランスの上でなりたっています。女性同士ですとちょっとしたことにも気を使ったりしなくなるからです。
休憩時間の雑談の話題が少々心臓に悪いものだったりすることもしばしばです。女性は元よりうわさ話が好きな生き物ですので、そんな職場で女性社員から下に見られてしまったら、一気に良くない話や噂を回されてしまうこともあるのです。
そしてそうしたことは上司の貴方が知らない内に、迅速に行われてしまいます。女性と男性の価値観は違うもので、これまで男性の部下にしてきたような対応をそのまま女性に当てはめてしまうと、手痛いしっぺ返しを食らってしまうのです。
とにかく<女性というのは何もかもが男性とは違うのです。特に貴方を仮想敵に団結してしまうと、仕事もマトモにやらなくなったり、貴方の指示に従わなくなったりします。
もちろん全ての女性ばかりの職場がそうだとは言いませんが、多くの場合そうした職場に上司として配属されてしまうと、自分の思う通りには仕事が出来ないものなのです。
人間関係の上で働いている人もいれば、仕事だけをしにきている人もいます。女性が集まると序列づけが始まってしまうのが常ですので、男性上司は出来るだけ女性社員を刺激しないように上手に使わなければならないのです。
女性社員へ接する時は、女性高の先生をイメージしよう
しかし女性の集団を上手にマネジメントする経験など誰しもが持っているものではありません。中には女性の相手が苦手だという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、同じように女性ばかりが集まっている場所で指揮を取るうってつけの職業があるのです。それが、女子校の先生です。
女子校の男性教員が気を付けているのはどんなことでしょうか。それはズバリ女生徒を刺激しないことです。男性社員に対しては発破をかける意味で肩を叩くのも大したことではありませんが、それを女性社員にやってしまうとセクハラになります。
理論的に説明しても納得して貰えないこともあれば、体調の関係で不機嫌になってしまう人もいます。女子校の先生というのは、多くの女性を上手く扱うためのスキルがないととてもでは無いですがやっていけない職業なのです。
自分は女子校の先生なんだ、と普段から言い聞かせておけば、喋り方や声の大きさも自然と角のない丸いものになってきます。激しい言葉や厳しい言葉ばかりを使うのではなく、女性社員を刺激しないようにあくまでやんわりとした物腰を心がけるのが効果的なのです。
人は何を言われたかよりも誰に言われたかということを基準にしてしまう生き物です。一度女性社員に嫌われてしまうと非常に指示も出しにくくなりますし、仕事もしにくくなってしまいます。
ですので、波風を立たせないように柔らかい物腰を常に意識しましょう。そうすれば物言いや言葉選びも品の良いものにシフトしていきますし、声の出し方や声の大きさも相手を威圧することのない落ち着いたものとなります。
そして、女性社員から何か意見を言われた時は、真っ向から否定しないように気を付けましょう。上司という立場から、貴方は時には女性社員の態度や仕事を指導しなければなりません。
しかし烈火のごとく激しい指導をしては、相手は感情を爆発させてしまうのです。そうなったらいくら正しいことを言っていても相手は聞いてくれません。部下と戦っても益はないのです。
ですので、女性社員の意見を否定したり、指導したりする時はまず一度相手の言葉にうなずきましょう。一度肯定し、意見を受け止めることで相手は自分の意見をきちんと聞いてくれていると判断してくれます。
女性社員の意見を受け止めた上で、しかしここは良くない、ここはこうした方が良いということを指導するようにしましょう。そうすれば女性社員が感情的になることも大部分防ぐことが出来ますし、一度意見を受け止めることで相手は思考を冷静にしてくれるので、こちらの指導も通りやすくなります。
丁寧に、落ち着いた対応を心がけること。それを意識して女子校の先生をお手本にしましょう。