止まった時計も1日に2回、正確な時間になる。時計から学ぶ成功法則
あなたは、投資で勝つ方法を知っていますか?とてもシンプルな方法ですが、それはみんなが売っているときに買って、みんなが買っているときに売ることが出来れば、大きな損失を防ぐことが出来ます。
ですが、ほとんどの人がこの逆で、テレビなどで騒がれている時に買って、暴落が始まってから売り始めます。これだと、すでに安く買っている人、高くなってから売っている人にはかないません。ですが、これをやるには感情に振り回されないようにすることが前提です。そして、これは投資の話だけではなく、人生にもいえることです。
みんなと同じ道を歩く人生
人生においてみんなと同じ道を歩くことが出来ます。それは、他の人についていくという人生です。もちろん、どんなことでも他の人についていく人生になるのですが、それが全て良いかというと疑問が残ります。
安定した仕事をしている人についていくと安定した人生を過ごすことが出来ますが、安定には退屈がつきものです。安定を手に入れると同時に退屈から抜け出すことも出来ないでしょう。
たとえ、退屈しのぎをして安定から抜け出したとしても、それは自分が本当にやりたことではない可能性があるため、いつまでたっても安定と退屈の連鎖から抜け出すことができなくなるでしょう。
若いうちは、どんなことでも思いっきりやることでたとえそれがやりたくないことだとしても後からの人生で役立つことが沢山あると思います。ですが、40代、50代と仕事が慣れてくるにつれ、安定した収入、それ以上の収入が入ってきたとしても、それが本当にやりたいことでなければ、今度はそれを手放すことが難しくなります。
もちろん、60代を超えて起業したりして成功する人もいますが、やはり手に入れた安定を手放すことは怖さを伴います。みんなと同じ道を歩く人生以外には、時計から学べる人生もあります。
止まった時計のような人生
時計からなんて学べることはないよ!と思う人もいるかもしれませんが、意外と色々なものから学べることがあります。時計は止まってしまうと動かないのは当たり前ですが、止まっていても、1日に2回正確な時刻を指すときがあります。
それは、午前と午後です。針が止まっていても、止まっている時刻は通るので、その時に正確な時間を指します。これと人生がどう関係しているのかと感じますが、それは、人生でも多くの失敗をしても何度も挑戦することによって大きな成功をすることが出来るということです。
ほとんどの人は動いている時計の人生を望みます。安定や安心が得られるからです。もちろん、それは大切なことで、止まっている時計は何の使い物にならないただの飾り物になるだけかもしません。ですが、自分が本当に望む人生を送りたいなら、止まった時計のような人生を送る時もあります。
それは、人によっては辛いことも待っているかもしれませんが、自分のやりたいことのためなら幸せを感じることもありますし、充実感も感じられるでしょう。
やりたくないことをしている人生がずっと続くと、時間がたてばたつほど楽しさやわくわくはなくなっていき、空虚感、人によっては人生を無駄にしたという裏切られた感じに襲われる人もいるようです。
止まった時計のような人生は、正確な時刻を示していない時はキツいかもしれませんが、1日に2度、訪れる正確な時間を刺した時、幸せな時期を過ごすことができるようなものです。
どちらの人生も大切
これを聞いて、あなたはどちらの人生を送りたいと思いましたか?人によっては退屈かもしれないけど旅行や遊びで紛らわすことができるから、そっちが良いと思った人もいるかもしれませんし、怖いけど本当に自分がやりたいことをして生きる人生を送りたいと思った人もいるかもしれません。
そのどちらが正しくてどちらが悪いということはありません。どちらもメリットデメリットはあります。理想なのはこのどちらも兼ね備えている人生です。やはり人間には安定しているという心も大切で、不安定ばかりの人生では精神的に辛いものがあります。
それは人の成長具合によって変わってくるのですが、どんな人でも不安定に耐えられない環境というのはあるでしょう。それを乗り越えた時の充実感はとても大きいですが、やはり安定と不安定をバランスよく感じる人生が理想といえると思います。
不況に入ると、今までの生き方がガラっと変わる時期があります。それは、今までの仕事のリストラや社会環境の変化で仕事時間が変わったりもらえる給料が変わったり、色々なことが起こります。
ですが、自分が本当にやりたいことをやっている人にとってはいつの時代も変わらずそれを続けることで、ずっと幸せでいることが出来るようです。もし、自分の環境がガラっと変わったことがあったとしたら、それは今までの生き方を見つめなおすチャンスかもしれません。