自己PRで「自分には長所がない」と思ったときに確認すべきチェックリスト
「自分にはアピール出来るポイントがない」。就職や面接の時に自己PRという時間を与えられることがありますが、それを最大に使おうという人と、自分にはそんなの無理だと思う人と分かれるようです。
ですが、やはりこうした場面ではたとえ失敗したとしても最大に自己PRしようとする人のほうが情熱が相手に伝わると思います。自分の長所や魅力がないと感じた時に自分に問いかけたい質問とは?
自分は簡単に出来て他人は簡単に出来ないことは?
どんな人でも才能と呼ばれるような、他の人よりも上手く速く出来ることがあると思います。ですが、それがあったからといってそれを自分で認めて発揮しようとしないと、それが分からなくなると思います。
そして、今の社会ではそうした才能を引き出すよりもより安全な道に進むことが大切に思われているところもあり、自分の才能を磨いていくことは重要視されていません。そして、この自分には簡単に出来ることは、簡単に出来るがゆえに才能と思えないところもあるので分かりずらいものでもあります。
これを見つけるには、他人と自分を健康的に比べることで、どちらが優れている劣っているというわけではなく、自分はこの才能に長けているということを発見するために、周りの人に自分の優れているところを聞いてみたり、自分で調べてみるといいと思います。
人と話すのが好きな人は、それはただのストレス発散や趣味程度に思われるかもしれませんが、逆に人と話すことでストレスが溜まる人からすれば、それは才能に近いのではないでしょうか。
コツコツ裁縫をすることが趣味の人も、それをやっている時に夢中になったりそれで新しいものを作ろうとするとワクワクするのであれば、それは才能に近いといえます。誰もがコツコツしたことが好きというわけではなく、ちょっとでも体を動かさずにコツコツしたことをやるのが苦手という人もいるからです。
そうした自分では分かりづらいところまで明確に見ていくことで、自分に自信が持てるようになり、その才能を求めている企業で自己PRをすれば採用される可能性が高まるだけじゃなく、重宝される存在になるかもしれません。
好きで夢中になれることは何か?
これは仕事をより長く、そしてその分野でトップになっていくにはしておきたい質問です。自分の好きという物差しで仕事を選ぶよりも安定や収入の高さなどを基準にして仕事を選ぶと、ストレスやプレッシャー、自分に合わないことからの仕事が出来ない自分が出たり、あまり良いことは無いようです。
ですが、好きなことを仕事に出来れば、それをやっていることが楽しいと感じられるので、ずっとやり続けられるだけじゃなく、そこまで追求し続けられる人は他の人よりも知識や経験が増えるので、その分野で一流になっていくようです。
仕事が仕事になる人と仕事が遊びのような感覚になる人の違いは、好きか嫌いかの違いともいわれ、好きなことをしている人は休みの日もそれをしているということがあるようです。
自分が夢中になれること、それは体を動かすことか手作業をすることといった大雑把なことが分かるだけでも、自己PRをする時に役立つのではないでしょうか。
そうした自分の才能が分かっている人は、その仕事のスキルや経験がなくて人一倍下手だったとしても、長期的に見ると好きじゃなくて得意でやっている上手い人よりも優れた結果を出せるようになる可能性があります。
自分のコンプレックスは何か?
これは意外な質問かもしれませんが、自分がコンプレックスに思ったり自分の嫌いに思うところには、自分が持っている才能に深い関わりが眠っている可能性があります。なぜなら、自分がどうでもいいと感じることにはそもそもコンプレックスを感じることがないからです。
太っていることがコンプレックスの人もいれば、全然気にしないという人もいて、逆にそこまで太っていることにコンプレックスを感じているのであれば、それを解消した時に同じく太っていることが嫌な人に対して自分が痩せるためにしたことが役に立つことがあるかもしれません。
コンプレックスは情熱の逆のようなもので、情熱的に夢中になれることの形を変えれば、常に意識している自分の嫌なことがコンプレックスといえます。
もちろんコンプレックスをずっと感じたままで過ごすのは自分としても辛いものがあるかもしれませんが、全ての人がそのことにコンプレックスを感じないとしたら、なぜ自分はそこまでそれを意識するのか、そしてそれが改善された時に自分はどうなるのか、それだけ情熱を傾けられることを周りの人と分かち合うとどれだけ周りの人が喜ぶかなどを考えていくと、新しい可能性が見えてくるかもしれません。
どれだけ自分を美化しようとしても、こうした自分の本質は仕事に現れることです。長期的にその仕事を続けても夢中になれる自分でいられることを見つけること、それは自分にも相手にもメリットになることではないでしょうか。