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誰にも認めて貰えない・・・そんな時こそ自分で自分を褒めましょう

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仕事をしていて、何だか自分が何のために働いているのか分からない、と虚しくなってしまったことはありませんか?

人間には様々な欲求、欲望というものが生まれつき備わっています。その中には承認欲求というものがあるのです。これは他人から認めてもらいたい、尊敬されたいという欲求で、これが満たされていないと人は自分自身のことを高く評価することが出来ないのです。

仕事をしていて虚しくなるというのは、自分の懸命な働きぶり、仕事の結果が誰にも認められていない、と感じてしまうからです。一番良いのは他人からどんどん褒めてもらい、認めてもらうことなのですが、なかなかそういうわけにもいきませんよね。

そこで、他人から褒められるべき点、認められるべき点というものを、自分で探して見つけ、それをもとにして自分で自分を褒める、という方法をご提案させていただきたいのです。

人間の欲求には段階がある

マズローという人が唱えた、人間の欲求はピラミッドのように積み重なっている、という欲求段階説というものがあります。

人が人として生きていくにあたって、必要な欲求というものは大きく分けて5つあるというものです。一番必要不可欠な、ピラミッドの底辺部分が生理的欲求です。その上に安全欲求、社会的欲求、承認欲求、そして一番上に自己実現欲求というものがあります。

それぞれの欲求について軽く説明しておきましょう。生理的欲求というのは、要するにそれをしないと死んでしまう、というような欲求です。ご飯を食べる、排泄をする、寝るなどで、非常に動物的な本能に基づいた欲求です。

その上にあるのが安全欲求で、これは安全に暮らしていたい、健康を損なうことなく安心して暮らしたいという欲求です。

更にその上にあるのが社会的欲求です。人間は社会的な動物です。社会的だというのは、群れを作って行動したがるということです。はるかな昔から人間は一人では動物たちに勝てないものの、知恵を絞り力を合わせることで実質的に地球の支配者となりました。

だからこそ、人は一人でいることに孤独を感じ、集団にまぎれている時に安堵するのです。

その次に出てくるのが、今回取り上げる承認欲求です。先程も言ったように、これが満たされていないと自分自身をきちんと評価することが出来なくなってしまいます。

自分を評価出来ないということは、他人との競争が生まれないということです。競争が生まれないというのは、より優れた個体や考え、技術が生まれなくなってしまうということなのです。

一番上にある自己実現欲求は、これらの欲求を満たした上で、始めて手にすることが出来る欲求です。自分の力で何かを生み出した、好きなことをやりたい、自分を高めたいなどを示すものでもあります。

上から二つの自己実現欲求と、承認欲求というのは、5段階の欲求の中でもより文化的、人間的な高いレベルの欲求だと位置づけられています。

その他三つの欲求は生きるために必要なものばかりで、上の二つは、自分がどう生きるか、ということに関連しているのです。

現代の日本では低いレベルの欲求を、満たすことが出来ないという人は少ないですよね。少なくとも会社に所属しているビジネスマンであれば、段階の三つ目までは欲求を満たしているのです。

承認欲求を満たそう

自己実現欲求というのは、夢と置き換えても良いでしょう。人生をより豊かにするのに夢や目標というものは非常に効果的です。ご飯が食べられて寝る場所があればあとはこともなし、とまで悟れる人はそうはいないでしょう。

ビジネスマンは誰しも、今よりももっと良い生活がしたいのです。自己実現欲求は、夢ですので他人がどうだろうと関係なく、自分の中にあるものだけで完結します。

しかし他人のことを気にせずに夢を実現させるためには、 まずは「他人から十分に認められている自分」というものが必要なのです。

誰にも認められていない人が夢を叶えても、それを賞賛してくれる人はいませんよね。それ程むなしいものはありません。

いわば、承認欲求というのは自分の社会的な地位、ステータス、自分の努力など様々なものを自分以外の尺度で測定してもらうためのものなのです。

承認欲求を満たせない限り、人は自分に自信を持つことが出来ません。一生懸命仕事をしていてふと嫌になる、やめたくなったり、むなしく感じてしまうのは、自分の存在を社会的に認めてもらっていないように感じるからです。

だからこそ 自分で自分を褒めましょう。褒める時は具体的に、何か指標を作って行なうのがオススメです。例えば他の社員に比べて仕事が速い、的確だ、売上に貢献しているなどです。贅沢をするのも効果的です。

自分で自分を褒めることで、少しばかり自信を得ることが出来るようになります。自信を持つ人は周囲から注目されます。

その結果、あなたの仕事が評価され、他人から認められることで、承認欲求を完全に満たすことが出来るようになるのです。

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