実力を発揮出来ないと焦るなかれ!嫌な上司の下でも結果を出す方法
単にビジネスマン、サラリーマン、職場と一口に言っても、実際にはその内情は様々です。親と教師、上司は自分の意思で選べるものではありませんので、働いている以上嫌な上司の下に配属されることだってありますよね。
全ての上司が良い人ならば言うことはないわけですが、そう上手くはいかないのが現実社会の難しいところなのです。部下である自分に仕事を押し付けてきたり、ろくに仕事をしないのに偉そうだったり、苦労して形にした仕事の手柄を横取りされたり、あるいは各種の嫌がらせをされたり。中には、そうした嫌な上司もいるのです。
そんな上司の下で満足いく働きが出来ない、実力を出すことが出来ないと焦っているビジネスマンの皆さん、自分の境遇を諦めてしまってはいませんか?その状況は、考えを変えれば大きなチャンスにもなるのです。嫌な上司の下にいても十分以上に自分の実力を発揮し結果を出すために、出来ることをご紹介させていただきます。
嫌な上司をどうにかするのは諦める
嫌な上司の性格をどうにかしようだとか、良い上司になってもらおうなどという考えは、出来ればすぐに捨て去りましょう。人にはそれぞれそうした人格になるまでの人生というものがあります。言い方は悪いですが、付き合いも短いたかだか部下の一人にすぎない人に何かを言われたくらいで、その生き方や性格が大きく変わることはありません。
他人の性格や人格を自分好みに変えるというのは、一種の洗脳に等しい野望です。どんなに皆さんから見て嫌な上司であろうと、誰かが評価しているからこそ皆さんよりも上の上司という立場にいるのです。それを忘れてはいけません。
また、上司を何とかしようという考えを持っていると、どうしても反射的に反駁したくなってしまうのが人情です。嫌な人が上司なので付き合いがあるのは仕方のないことですが、上司に反論して嫌味を言われたりする時間は、何一つ得をしません。自分ではどうにも出来ないことに対して立ち向かった結果、自分の立場が悪くなってしまうという可能性もあります。嫌な上司は嫌な上司と割り切ることを覚えましょう。
上司を受け流そう
嫌な人と関わっていても、その時間分だけ自分が嫌な思いをするだけです。それならばいっそ、上司と関わる時間を最小限にしてしまいましょう。その時間を使用して、自分の仕事に手を付けていたほうがずっと効率も良いですし、精神衛生上も平和です。
そのためにも、嫌な上司をさらりと受け流すために出来ることを覚えましょう。仕事の指示はさておき、それ以外のことは「カボチャが喋っている…」くらいの気持ちで聞き流すのがコツです。
雑談や嫌味などを全てシャットアウトしていけば、必要最低限の会話以外は自然と減っていくものです。とぼけたフリをするのでも、真面目で神妙な顔をして、今晩何を食べようかと考えるのでも構いませんので、上司のお小言は右から左と受け流してしまえば、受けるストレスもグッと減ります。
嫌な上司こそ支配しよう
支配というとちょっと怖い言葉ですが、要するに嫌な人こそ自分が働きやすいようにコントロール出来るようになろう、ということです。
どんな上司でも、それなりに付き合っていれば仕事の癖や振り方というのは見えてきますよね。あらかじめ嫌な上司の行動を予測することが出来れば、先回りして面倒な仕事を終えてしまったり、自分の仕事に口を挟まれないように先手を打ったりすることが出来るようになります。
きちんと仕事をしている以上、上司から付け入られる隙は生じません。嫌な相手だからこそ理解出来るように努め、自分が働きやすいように環境を整えることが一番の対策なのです。そうして仕事をしていれば、いかに嫌な上司でも多少は評価せざるを得なくなりますし、逆に気に入られてもっと働きやすくなることだってあります。
会社内での人間関係を広げよう
小さな会社ならば難しい方法ですが、嫌な上司の下で黙々と仕事をしながらも、積極的に社内での交友関係を広げる、ということが有効な手段となります。
例えば他の部署へと行く用事を率先して受け持ち、その過程で他部署の上司と仲良くなれば、やりたい仕事に対して自分の上司に口利きを頼むことだって出来ます。何より、他の部署の人たちから嫌な上司の下で働いているということを覚えて貰っていれば、他にもいくつかメリットがあるのです。
例えば、「あの上司の下でよくやってる」と思って貰えれば御の字です。社内での人物評価はその分良くなりますし、色んな部署の人と仲良くしておけば、その分大きな仕事や出世などにも声がかかりやすくなります。もしかすると、貴方のことを自分の部署に欲しいとお声が掛かるかもしれません。
知り合いが増えるだけでも十分に息抜きになります。いつも同じ部署にいて、難しい顔をして仕事をするだけでなく、結果を出し、認めてもらえるように立ちまわることも、嫌な上司対策になるのです。