一流のビジネスマンが自分のために仕事をしない理由を知っておこう
皆さんはどんな理由があって一生懸命に毎日働いているのでしょうか。生活のため、自分のため、夢や目標があるなど、理由は星の数ほど存在するでしょう。
しかし、皆懸命になって働いているにも関わらず、社会ではどうしても差というものがついてしまいます。一流のビジネスマンになれる人、二流で止まってしまう人、三流で満足してしまう人、様々です。
どんな人だって少しでも優秀になりたいと思っているものです。しかし、優秀になるためにどんなことをすれば良いのか、どんなことに気をつけていれば良いのか分からないという人もまた多いのです。
そこで、今回は一流の人が何のために仕事をしているのか、そしてどうしてその理由なのかということをご紹介していきたいと思います。
一流のビジネスマンになればなるほど、自分のためではなく誰かのために仕事をします。それが何故なのか考えましょう。
努力をするこということ
どんなに優秀な人であっても、社会的に成功する、昇進する、収入を他人よりもたくさんもらうためには必ず何らかの形で努力をしなければなりません。
働くということは、それまでの人生で学んでいた遊びやアルバイト、勉強とはまた違った才覚が求められるものですし、何よりも自分がいる業界、社会には必ずその場所独自の慣例や決まり事があるからです。
働くというのは、未知の世界に飛び込んでいくことです。ビジネスの世界には義理人情もたくさんありますが、それ以上に数字がモノを言う世界なのです。
今まで経験したことのない世界、知らなかったルールをいち早く覚え、そのルールの中で最大限の効果を引き出すことで、人は一流のビジネスマンとなっていきます。
その途中でルールを覚えきれなかったり、ルールを取り敢えず守っておくことだけに注力していると、いつの間にかルールを作る側からルールに従う側にしかいられなくなり、二流、三流のビジネスマンで止まってしまうのです。
出来るビジネスマンになるというのは、非常に長く大変な努力が必要です。他の人よりも熱心に考え、実行し、時には失敗もし、それでも尚諦めずに挑戦することで一流になることができます。
一流のビジネスマンになるまでの努力
そんなふうに一流のビジネスマンになるための努力というのは、実は自分自身のための努力で行われることが多いのです。また、自分自身のための努力だけでも一流というところまではたどり着くことが出来るのです。
一流になるということは、他人よりも稼いでいるということです。会社員として稼いでいるのか、それとも自分が経営者として稼いでいるのかなど形は違いますが、大抵成り上がる人には野望や夢があります。
でかい男になりたい、早くそしてたくさんの金を稼げる男になりたい、同期に負けたくない、欲しいもの、したいことが山ほどある。
仮に年収1000万以上の高額所得者を一流の定義だとするならば、こうした他の誰も顧みない理由で仕事をしていても、成り上がることが出来ます。
夢や野望が強ければ強いほど、そして元々基礎的な能力があったり要領が良かったり、目標のために努力し続けることが出来ればなんとかなる金額だからです。
しかし、実はこれ以上に稼ごうとする、成長しようとする、超一流と呼ばれる男になろうとする、もしくは一流であり続けるためには、自分のためという理由では頑張ることが出来ないのです。
自分のため、という理由の限界
どんな人間でも、自分のために頑張り続けるということは一生続けられません。モチベーションが保たないのです。
何故ならば、人間には自己承認、自己肯定という非常に強い欲求があるからです。
人間は誰しも誰かに認められたり、褒められたりすることで快感を覚えます。自分のために努力するのは、他人から賞賛されたい、凄いと思われたいというその自己肯定を達成するためでもあるのです。
しかしある程度成功してしまうと、がむしゃらに頑張っていても誰かに認められることがなくなります。自分で自分の目標を達成してしまっている以上、これ以上自分で自分を肯定してあげられないからです。
そんな時どうやって自己肯定感を満たすのか、その答えの一つが誰かのためという理由で仕事をすることなのです。
誰かのため、が引き出す力
人間は自己肯定感以外にもたくさんの欲望や感情を持っています。誰かを守る、助ける、親切にすることで嫌な気持ちになることはありませんよね。
誰か、自分以外の他人を理由にすることで、これらの欲求を簡単に満たすことが出来るのです。
例えば家族にもっと良い生活をさせてあげるために頑張る。取引先がもっと事業を上手くやっていけるようにお互い頑張るといったふうにです。
誰かのために仕事をしていると、貴方に助けられた人が色んなところで貴方を助けてくれるようになります。一流の人が一流であり続ける理由は、誰かを助け、誰かに助けられるという連鎖の中にいるからなのです。