『逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ』って『逃げてもいいじゃん』
『逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ』
人気のある某アニメでの有名な台詞ですね。一時は社会現象にもなったアニメなのでみなさんも一度は耳にしたことがあると思います。
でも、これ、私は好きじゃなかったりします。天邪鬼の部分もあるので、「駄目」って言われるのが嫌、っていうのもあるんですが。「逃げてもいいじゃん」って思ってしまうのです。
あなたはこの台詞をどう感じますか?そのガマン必要ですか?
もう子供ではないので、生活していくために、仕事上での無茶ぶりに対応したり、理不尽に目をつぶらなければならないこともあります。目標のためには周りと協力していかなければなりません。
みんなが好き勝手してしまったら大変なことになってしまうのもわかっているから、お互いに譲り合います。でも、ものごとはなんでも、ある程度のバランスをとる必要があります。
周りにのまれて、自分のことがいつも後回しだったり、常に、自分が我慢すればいい、と思っていたりしませんか?無理して頑張りすぎていませんか?
冷静に状況判断
私たちは、子供の時から「努力は素晴らしいもの、称えられるもの」と教えられ、努力することを求められてきました。
努力することで、できないこともできるようになり、褒められ、更に努力する、ということを繰り返すことで成長もしてきました。
でも、それと同時に、できなかった時には「努力が足りない」と責められたりすることも少なくはありません。
マラソンの長い道のりだって、ゴールがわかっているから、そこを目指して頑張って走れるのです。ゴールがなくて、どれだけ走ればいいのかわからない状況では、頑張れません。なのに、「努力」のゴールはなかなかわかりにくかったりします。
だからこそ。ちょっと立ち止まって、冷静に判断することは必要なのです。
「のんびりしすぎてしまったかな。もうちょっと頑張れたかもしれない」
と、ちゃんと自分を評価してみましょう。そのうえで、
- 今、自分にできることは何か(できることがあるのか)
- そのままそこで頑張ることで何が変わるのか・得られるのか
- 他の可能性を試した方がいいのか(何をするのか・時期・方法なども含めて)
を考えてみることが大切だと思います。
逃げ道を作っておくことの大切さ
自分の家を考えてみてください。ティッシュペーパーだって、歯磨き粉だって、シャンプーだって、予備を買っておきますよね。なくなったら困ることを予測して対応しているわけです。
それと同じように、自分の今おかれている状況から、これからを予測して、対応できるように準備しておくのです。どうしても我慢できないなら、逃げればいい。ただ、その場合に、いきなり逃げると、ただ逃げるだけになってしまいます。
ちゃんと、その後のことを考えて準備して逃げるのです。一つだけではなくて、いくつかのパターンを想定しておけば、たいていの場合は大丈夫でしょう。
大切なのは、自分の身体とココロが健康であること
自分のココロにもカラダには代わりはありません。会社や周りの人にはあなたは守れません。仕事やだいたいのことには代わりがきくのです。
『捨てる神あれば拾う神あり』とも言います。手放すことで手に入ることがあるのも事実です。あなたは今、ちゃんと笑顔ですごせていますか?