仕事の業績を高めるために使えるイメージトレーニングとは?
あなたは普段からイメージをしていますか?
小さい頃から妄想してニヤニヤして幸せそうな子供もいれば、悪いことを想像して不安になっている子供も大人もいて、人は想像することで自分の気持ちを変えることも出来ます。
それだけじゃなく、イメージするということは頭の中でリハーサルしているようなもので、それが現実に起こる可能性を高めるものでもあります。
イメージ通りに体が動く実験
あるスポーツ選手のトレーニングでイメージの効果を実験したデータがあり、スポーツ選手の筋肉の動きなどのデータが取れるようにして、実際にスポーツをしているところをイメージしたら、普段体を動かしている通りに筋肉が動いたという実例があるようです。
なので、イメージ通りに人は体を動かすということですが、これも当たり前といえば当たり前のことで、手を上げるイメージをしないで手を上げようとしても中々上がらなくありませんか?
夢を見ている時に高いところから落ちる夢を見ると体がビクっと動いたり、泣きながら起きたり笑いながら起きたりするのは、夢というイメージが体に影響を与えているからではないでしょうか。
そう考えると仕事でもイメージが使えて、ダメになるイメージばかりしている人はそうなる可能性は高まりますし、よくなるイメージばかりしている人はそうなる可能性は高まります。
ポジティブにばかりイメージするのもバランスが偏ることがあり、プロのスポーツ選手の中にはプレー中に起こるかもしれないネガティブな出来事もあらかじめイメージしておき、それに対応しているイメージもすることで、実際にそうなったとしてもイメージしている通りにとっさに反応出来るようにしている選手もいるようです。
どちらにしてもイメージはどんなことにも使えることで、心が体を動かすという言葉もあるように、イメージした通りに体が動くことを考えると、仕事でもどう活用すればいいか見えてくるかもしれません。
仕事が出来る人はどういうイメージをしているか?
自分がどうなりたいかによっても違いますし、今のまま満足していればイメージトレーニングをしなくてもいいかもしれませんが、もっとこうなりたいという理想がある人、もしくは現状を維持するのでもより安定するために使いたいという人もイメージは使えるでしょう。
簡単に使える方法の1つは、自分が理想とする人をイメージすることで、自分がその人になりきっているイメージをしてみるといいでしょう。
すると今までの自分と違いすぎると違和感が出るかもしれませんが、その違和感のギャップが理想の自分との違いを教えてくれます。
そこまで違和感を感じず、自分でも出来るんじゃないかと思える人は、その状態に近づきつつあるということで、ただ漠然と理想の人は凄くて自分はそうなることは出来ないと思っているよりも現実的ではないでしょうか。
人にはそれぞれ違った才能があり、この人はどうしても天才的で誰も追いつけないという人もいるかもしれませんが、その人はその才能があったとしても自分には違う才能があります。
世界を見ると才能を活かしている人がところどころに少なからず存在していて、人間技に思えないことをする人はその才能があるのかもしれません。
イメージトレーニングは才能があってもなくても使うことができ、なくても上達することに使えます。
仕事が出来る人はどういうイメージをしているでしょうか、実際にその人に聞いてみたり、その人の行動を見ていると何となく分かってきます。
表面的な行動を真似するだけでもそうなるためにはどう考えて、どう感じて、どう行動しているのかが分かってくるので効果的です。
怖い時は直視する
これはどんなことでもいえることですが、理想の姿はワクワクするものと同時に不安や怖れが出てくるかもしれません。
それはワクワクすることと怖れは本質的に同じようなものなので、これらの気持ちを行ったり来たりするかもしれませんが、怖いイメージが出たりワクワクすることがイメージ出来ない時に目をそらそうとすると、余計怖れが強くなります。
怖れはあくまで未来のイメージで、目を開けてみると実際にそれは現実にはありません、その未来の予想は過去の記憶から引っ張ってきただけのもので、実際に起こることは少ないでしょう。
人の体は新しい自分に変わるのが嫌で、そうならないためにネガティブなイメージで今の自分のままでいようとするかもしれませんが、そういう時は漠然とした不安を見つめて受け入れ、新しいイメージにワクワクするようになると、だんだんとそちらの方向に進んでいくでしょう。