寛容なリーダーに!感じたその場で怒りを沈める1分間コントロール
上に立つ人間というのは、寛容である必要があります。それでは、舐められると思うかもしれませんが、考えてみてください。誰のためにリーダーになったのですか。部下が気持ちよく、最上の効果を生みだすために、あなたはリーダーになったはずです。
舐められないように、かっこよくみられたいから、といった考え方はすべて自分本位であって、自分のためであることを理解してください。そして、そのような人が舐められ、懸念されるということも理解してください。本当のリーダーは寛容です。
今回は、怒りに限定していますが、不の感情が芽生えたときには有効な手段なので、応用が利くものとなっています。1分あればできることなので、騙されたと思って試してみてください。いつの間にか、あなたは感情をコントロールする、理想のリーダーになっているはずです。
感情とは出てきてしまうものだ
重要なのは、それを感じたときに、怒鳴ったり、暴力に出たりと、行動に出してしまうことです。人間は選べる動物です。感じた感情にそのまま従って行動するか、冷静になってそれを諌めることができるか。しかし行動に出す前に、感情は選ぶことができません。
感情と行動の間を知る
その感情と行動の間、それがここで紹介するコントロールする1分間です。なにか不の感情を感じた場合、その感情に1分間、浸るのです。目をつむり、眉間に少し力を入れ、どす黒い自分の今の感情と見つめ合います。1分もすれば、すでに行動は選べる段階に来ていることに気付くはずです。
後で、さらに詳しくこの1分間の方法は述べますが、これを行うことを習慣としてしまえば、どんな感情にも冷静になることができ、寛容な行動をとることができるようになります。まずは、感情は出てしまうものと認め、それを行動に出すまでには、間があることを知っておいてください。
コントロールする1分間
冷静さというのは、ここで手に入れることができます。不の感情が少しでも生まれた場合、目をつむり、その感情とつきあってください。そして自分がその感情を見ていることをイメージしてください。そしてその感情のままに行動をすることが、はたして得策かどうか考えてください。
ほとんどの場合、いえ確実に、不の感情から生まれる行動というのは、いい結果を生みません。どんな不の感情でも、この方法は有効です。悲しいことがあったとき、その悲しい感情と1分間見つめ合います。その後、おいおい泣くのが大切なのか、それとも前向きに行動することが大切なのか。答えは明白です。