こんな会話をしていませんか?仲間との間に不快な感情を起こす会話例
同じ会社の同僚や部下。恋人や妻などのパートナーとの関係は良好ですか?同じ職場で長い期間一緒に働いていたり、パートナーと長い時間を過ごすことによって信頼を積み重めていくパターンがある反面、関係が悪くなっていくこともあります。
関係を悪化させる原因として考えられるのがこじれた会話です。私たちはコミュニケーションの大半を会話で行っていますので、良い会話をすれば関係は高まり、こじれる会話をすれば関係は悪化するでしょう。ここでは人間関係を悪化させるこじれる会話例を紹介していきます。
責任転嫁の会話
責任の所在を自分以外に求めた会話をしていませんか?例えば仕事で何らかのミスが起こったときにすぐに謝罪をして善後策を取るべきなのに、「連絡が来るのが遅かったから」「他の課でやると聞いていた」など周囲のせいにしている場合は注意が必要です。
同様にパートナーから何か責められたときにも「仕事が忙しかったから」「友達から急に連絡がきたから」という切り返し方は避けましょう。
このような会話は話を聞いてくれる相手から同情を得られないばかりか、自分は無責任な人間であるということをアピールするだけです。まずは責任の所在を自分に求めるようにしてトラブルの解決を図りましょう。
変化を求めない会話
例えば部下などから新しい企画の提案があった時に「予算的に無理」「人が足りない」と最初から突っぱねていませんか?またパートナーの要望に対して「今のままで良いよ」「また今度ね」といってお茶を濁していませんか?
物事を変化をさせるときには大きなエネルギーが必要になるので、人は無意識のうちに現状維持を求める傾向があります。しかし、いつまでも現状維持に固執すると「なにもしてくれない人」というレッテルを貼られて職場の人間やパートナーからの信頼を失う危険性がありますので注意をしましょう。
はい、でも。と続く会話
仕事仲間やパートナーとの関係において「はい、でも」というワードを使って会話していませんか?「来週○○に出かけない?」「うん、でも。来週は仕事が忙しくて難しい」「それなら再来週はどう?」「うん、でも。再来週は研修会があって…」という会話は「はい、でも」の典型です。
このような会話は相手の意見を否定するだけなので、続けていく内に相手をイライラさせてしまいます。このような会話をしているのに気がついたら会話を切り替えるようにしたほうが良いでしょう。
こじれる会話というのは、甘えがゆるされる仲のよい人間同士だからこそおこります。そもそも甘えが許されないほどの人間関係には「分かりました、やります」という返答しかないでしょう。
「親しき仲にも礼儀あり」とはよくいったもので、こじれる会話にはまっている人は、一度相手の優しさによりかかりすぎていないか見つめ直してみると良いでしょう。