人に頼ったり任せることが出来るようになるコツ
人に頼ることが苦手
人に頼ることで、まるで自分が弱いように感じて弱さを見せることが嫌だから、人に頼ることが出来ないというタイプの人もいます。相手はそこまで考えてはいないのですが、自分で勝手に思ってしまっているということもあるでしょう。
人に頼ることが苦手という人は、子供のころからそうだったという場合が多いです。育ってきた環境によって、そのような性格になることもあるのです。もしくは一度は人に頼ったことがあったけれど、裏切られたり嫌な思いをしたという経験がある場合もあります。
そういう経験があったことにより、人に頼ることが苦手ということになってしまったという人も多いでしょう。出来れば人に頼ったり任せたりしたいと思っても、うまくそれを表現出来ないという人には、何か大きな理由がある場合が多いのです。
思い切って人に任せてみる
自分にとってはキャパシティをオーバーしているような状態であっても、新しい仕事を上司から命じられることもあります。今はとてもじゃないけれど出来ない・・と思っていても、人に頼ることが出来ないという性格や理由から、仕方なく引き受けてしまうことになるでしょう。
でもそのようにしてした仕事は、良い仕事にならないことが多いのです。せっかく無理をしてでも頑張った仕事でも、上司から怒られてしまうこともあるでしょう。もしも人に頼ったり任せるようなことが出来ていれば、仕事の仕上がりはもっと良いものになっていたかもしれません。
全てを丸投げするというわけではなくても、少しでもいいから手伝ってほしいということを言えれば、もっと楽になるでしょう。自分にとって一番信頼出来ると感じる相手には、思い切って頼ったり任せるようにしてみましょう。
人に頼ることが出来れば
一度でも人に頼ったり任せたりしたことで、結果的に良い方向に向かうことが出来たのなら、それは一つの自信につながります。そしてその人との関係も、より良いものになるかもしれないのです。
自分一人で頑張り過ぎるということをすることにより、結果としては自分を自分で苦しめることになってしまいます。
自分の中で、トラウマのようなものがあるということもあるかもしれませんが、それを乗り越えるということが必要になってきます。そのためには、人を信じることです。人を信じて頼ったり任せるということをしてみるのです。
全てをその人任せにするわけではなくて、まずは一緒にやってみるというような形を取れば良いかもしれません。信頼出来る相手が出来ることにより、仕事がさらにしやすくなるということもあるのです。
任された相手は喜ぶ場合も
頼られたり任されたことにより、信頼してくれているというように感じて嬉しくなるという相手も、結構いるのです。いつも頼ってくれない任せてくれないということになると、自分の存在はこの人にとって必要のないものなのかな・・と悲しい気持ちにさせてしまうかもしれません。
相手のことを大切に思うのならば、相手に対して少しくらい弱さを見せても良いのです。少しくらい弱さを見せた方が、相手も自分の弱さを見せてくれるようになりますし、二人の関係もより良いものになるはずです。
任せてくれて嬉しい、頼ってくれて嬉しいというように相手に思ってもらうためには、押しつけではなく、丁寧にお願いをするようにしましょう。相手の存在というものを尊重するような頼み方をすることが必要なのです。
やってくれて当然というような態度で頼ったり任せたりしても、相手は嬉しくありません。それどころか反発心を持ってしまうかもしれないのです。
そうならないように相手に頼ったり任せたりする時には、謙虚で穏やかに話をするように心がけるようにすることが、とても大切なことなのです。