あなたの第一印象は最悪かも!?不景気な顔を元気な顔にするための方法
営業マンの皆さん、顧客や取引先の人と会って、仕事をする機会があるという皆さん、そうでない皆さんも、自分の普段の顔を意識していますか?
人の印象がどこで決まるかと言いますと、ズバリその殆どは見た目です。いかに顔が良い男性であっても、スーツはシワだらけ、髪はボサボサ、髭は何日前から剃っていないのかも分からず、背中を丸めて歩いていては、誰からも良い印象を持って貰えません。
勿論殆どのビジネスマンの皆さんは、毎日の仕事のためにそれなりに身ぎれいにしていらっしゃることかと思います。しかし、案外と見落としがちなのは、顔、つまり表情なのです。
同じ顔の人でも、どんな表情をしているかによって、相手に与える印象は大きく違ってきます。第一印象というのは特にビジネスマンにとって重要なものですので、不景気な顔になっているのであれば、元気な顔にするために出来る、笑顔づくりの練習法をご紹介させていただきます。
自分の顔を確かめてみよう
朝起きて髭を剃り、髪を整えて家を出る。憂鬱な気分で電車に揺られて人混みをかき分け、何とか会社に着いて自分のデスクにカバンを置き、ほっと一息。
そんな瞬間の顔を、鏡で見てください。自分のデスクに鏡を置いてみたり、すぐに会社のトイレに足を運ぶのでも構いません。
朝は、脳は元気ですが、大抵眠くて景気の悪い顔をしている時間です。朝からいつもニコニコ元気ハツラツ、笑顔で挨拶しながら出社出来る人がいれば、それはもう一種の才能なのです。
もしくは、夜退社する前、疲れきって電車に揺られている時の、自分の顔を鏡で見てみましょう。一日の仕事を終えて疲労し、一刻も早く自宅に帰りたい、ないしは居酒屋に寄って一杯引っ掛けたい。そんなタイミングです。
どちらにせよ、鏡の中には仏頂面や疲労が滲んだ、不景気な自分の顔が映り込んでいるのではないでしょうか。その顔がもし初対面の取引相手に見られていたとしたら、どんな印象を持たれていると思いますか?
誰だって辛気臭い、不景気な表情や疲労をにじませた表情の人を見て、素晴らしい、是非とも我が社と取引をしてほしい、と思うことはありません。
表情というのは、意識しておかなければ、簡単に緩んでしまうものなのです。
鏡で確認出来るのは、想定される中でも、最も初対面の相手に見せてはいけない表情です。次は、周囲の同僚などに雑談として、自分が普段どんな顔をして働いているのか聞いてみましょう。
これも恐らくは、眉間にシワが寄っているだとか、無表情だとかそういった類の答えが返ってくるはずです。そこで、気が向いた時で良いので、やはり自分の表情をチェックしてみてください。
その時鏡に映っている表情が、最も油断している時の顔です。無表情や疲れた表情というのも、出来れば相手に見せない方が良いのです。
そして、そういった表情が、日常的に誰かに見られていて、しかも皆さんの第一印象の大部分を占めるものです。
自分の不景気な表情は、意識しないと気がつくことはありません。それがわかったら、次のステップに移りましょう。
元気な顔を作ってみる
童心に返って、思い切りニコニコするということは余りなく、口元に微笑が浮かんでいる、相手が分かる程度に笑みを浮かべている、ということが望ましいのではないでしょうか。
しかし実際には不思議なもので、自分の笑顔というのは、思っているほど綺麗に作れていないものです。誰かと会う時用の作り笑顔も、実はそれほど笑っていなかったりするのです。
そこで、鏡に向き合って全力で笑ってみましょう。顔が引きつると思います。表情筋というのは、使わなければどんどん衰えてしまうものの一つなのです。普段から意識して思い切り笑顔を作っておけば、緊張する場面でも、ごく自然な笑顔を浮かべることが出来るようになります。
笑顔の訓練をしよう
人の表情というのは、その大部分を口元が支配しています。よく目が笑っていない、と言いますが、目元の変化よりも口元の変化の方が相手に与える情報量が多いのです。目が笑っていなくても、口が笑っていれば笑顔に見えます。
笑顔の訓練をしながら、自分の笑顔が不自然だなと感じた場合は、両手の人差し指を口角にあて、そこを押し上げるようにして補助しましょう。
時間があるなら、「うーいー、」と声に出しながら何度も行なうことで、より自然な笑顔を作ることが出来るようになります。