煙草を吸った方が、上司からも女性からもモテるようになる!?
ひと昔前までは、「サラリーマン」「男」とくれば、その次には「煙草」とくるのが普通だったのですが、今では煙草を全く吸わないサラリーマンが増えて、たまにスーツ姿で「プカぁ」とやっていると、何だか犯罪者を見るような目で世間様から見られてしまうのが、サラリーマンと煙草を取り巻く環境になってしまいました。
煙草は確かに身体には有害なものですから、吸わない方が良いのかもしれませんが、ある学説によると肺ガンのリスクは高めるものの他の病気に対しては抑制効果があるとも言われているので、果たして何でもかんでも「煙草は悪!」と決めつけてしまうのは、どうも問題があるようです。
アメリカでは煙草を吸うだけで「ダメビジネスマン」のレッテルを貼られてしまう事もあるようですが、「積極的に吸わなくても良いが、せめて吸えるようにはなっておいた方が、サラリーマンにはプラスでしょう」というのが筆者の意見です。
一日に二箱も三箱もプカプカやるのは考えものですが、上司に勧められて「ゲホゲホ」となってしまうのも、サラリーマンとしては問題があるような気がします。
社内のコミュニケーションを円滑にするのもサラリーマンの重要な仕事ですから、今回は否定ばかりされている煙草の意外な効能について、考えていきたいと思います。
喫煙室コミュニケーションのススメ
若い世代の皆さんでは、煙草は吸わないというのが圧倒的多数だと思いますが、上司達の世代では、まだまだ喫煙党が多いのが現状です。
筆者もどこかの会社にお邪魔をした時には、共有スペースにある喫煙室で時々一服を失敬させてもらう事があるのですが、そこに先ほどまで固い商談をしていた相手が入ってきたりすると、嘘のように和やかな雰囲気でコミュニケーションが取れたりします。
ぷか~っとやりながら「お忙しくて大変そうですねえ」などと切り出せば、お互い宮仕えのサラリーマンですから意気投合するまでに時間はそうかかりません。
そんな普段着のコミュニケーションの中から、「さっきはキツイ言い方しちゃったんだけど、実はウチも問題が色々あってさ」などと具体的な相談話が持ちかけられたりもするものですから、喫煙室のコミュニケーションは決してバカにはできません。
オフィスの喫煙室を活用せよ!
よその会社にお邪魔をしたアウェイ状態でもこうなのですから、ホームである自分のオフィスにいる時には、喫煙室は絶好のコミュニケーションスペースになるはずだと私は考えています。
普段は怖い顔をしている上司でも、喫煙室で同席をさせてもらえば、そこでは大なり小なり公人ではなく私人としての顔を見せてくれるようになるものです。
命令された企画書の切り口が全く見つからずにいて、どうしようもなくなって上司の席まで相談に行っても、怖い顔で「何だ?忙しいから三分で済ましてくれ」などと言われてしまってはなかなか現状を相談することはできないものです。
これが喫煙室ならば、思い詰めた表情で一服していれば、上司の方から、「どうした?元気ないな」などと声をかけてくれるようになり、「実は企画書の切り口が見つからなくて…」といった相談もとても切り出しやすくなってきます。
全ての上司が煙草を吸うわけではありませんから、誰にでもどこででも使えるコミュニケーションテクニックにはなり得ないのですが、煙草が吸えれば、こういったチャンスが吸わない人よりは多く巡ってくるようになるのは間違いがありません。
煙を嫌がる人もいますし、吸い過ぎは確かに身体には毒になりますから、気をつけなくてはならない事はたくさんあるのですが、真っ向から煙草を全否定してしまうのは、メリットよりもデメリットの方が大きくなるという事は覚えておいても損は無いと思います。
女性の喫煙肯定派は意外に多い
世間一般論では、誰も彼もが喫煙を嫌がる風潮が今日のスタンダードになっていますが、煙草を燻らす男性を「仕事ができそう」「渋い」と評価する女性が多いのも、これまた事実です。
気付けばいつでも煙草を口に咥えていたり、歩きタバコをしたり、場所をわきまえずにプカプカとやるのは良くありませんが、マナーをわきまえて吸う煙草は大人の男性を強烈に意識させるものですから、「全否定」はしない方が良いでしょう。
プカプカと吸いまくるのは考えものですが、時々紫煙を燻らせる程度であれば、メリットの方が大きいのではないかと筆者は考えています。
煙草に対する考え方は人それぞれですから、何も強制をするつもりは全くないのですが、煙草が「百害あって一利なし」と敬遠されてしまうのには違和感を覚えます。
コミュニケーションツールや渋みを出すためのオプションツールとして、煙草のあり方を再考されてみるのも、良いのではないでしょうか?