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仕事の適性が面白いほど見えてくる!ブログで自分を知る方法とは?

ブログを見るのは他人だけではない!

インターネットの普及に伴って、特別な肩書を持たない一般人が自分の考えを発信する、という作業が簡単に行えるようになりました。好き嫌いの問題はあるでしょうが、ブログの更新が趣味の一つであるという人は多いでしょう。この世界の全てのネットユーザーに向けてあるいは公開する対象を限定して、自分の意見や作品などを発表していく。それ自体はすごくクリエイティブな取り組みだと思います。私は根気が続かないタチなのですが。

ブログの更新が楽しみであるという人に向けて、一つアドバイスをしましょう。もちろん、ブログの更新は他人の目を意識して行われるものでしょうが、ある程度の時間を置いて過去の自分が書いた記事を読み返すことは、自分のためにもなりえるのです。

ブログを読むのは赤の他人だけではありません。自意識過剰とかそういう問題ではなく、自分の書いたブログを自分が読み返したって別にかまわないのです。過去の自分が発信した情報を、今の自分の目からビジネスに生かしてみましょう

過去の自分が考えていたこと

基本的に、更新することが目的化してしまっているブログには意味がないと、私は思います。更新頻度は少なくてもいいから、ある程度の意味があることを書くべきです。朝起きてから今日は何を食べたとか、別にそんなことを発表しても興味を持ってくれる人は少ないでしょう。全くいないとは言い切れませんが。

私が特に注目しているのは、読書記録をブログ化する取り組みです。読書メーターと呼ばれることもあるでしょうか。別に書籍に関する情報でなくてもいいのですが、自分がその時々で興味を持っている映画や音楽、その他の芸術作品にまつわる情報を、自分の言葉で噛み砕き、消化できる形でネット上に保存しておく。それがブログの理想形であり、また現在の社会には、そういうことを簡単に実現させてくれるだけのサービスが見事に取り揃えられています。

過去の情報を未来に活かすには

実は、個人が運営しているブログにはその人自身が持つ仕事の適性が色濃く表れるのです。先ほど私は、更新することだけが目的になってしまっているブログには意味がないと指摘しましたが、それでも有意義な情報を頻繁に更新している人はたくさんいます。毎日、よくもこれだけの情報を発信できるなと感心しきりです。

一方、私のように根気がない人たちは、仮にブログを始めたとしても更新がすぐに止まってしまうのがオチです。こまめにブログを更新できる人がどのようにネタを拾ってくるのか、その傾向は実際にブログを見てみることで分かります。更新が活発なブログは、興味の対象が分散している――すなわち、公開されている情報のジャンルにばらつきがあることが多いのです。多趣味ということでしょうか。ある時は映画についての感想を残していたり、またあるときにはゲームソフトのレビューを公開していたりと、一貫性がありません。

ブログの更新を活発に行える人は、行動力のある人です。その半面、公開する情報に一貫性がないということは、一つの大きな仕事を少しずつ継続的に行うことを苦手とするのではないでしょうか。いったん一つのプロジェクトを始めても、興味の対象がすぐ他のものへと移ってしまう。こういう人は、長期的な仕事の計画を立てるべきではないのです。

もともと仕事というのは、日々の作業の積み重ねです。それは皆が同じこと。でも、長期的な仕事だけを意識してしまうとやる気をなくすというのなら、その日一日だけでとりあえず完結させられる作業を自分に課すという工夫が有効です。そのあたりの指示はなかなか出してもらえないでしょうから、自分に課すべきノルマの線引きはあくまで自分が行うのです。「今日はとりあえずここまで作業ができたら、仕事が終わりだ」というふうにあらかじめ決めてしまうのです。たとえ実際にはその後の作業が残っているとしても、未来のことは考えないようにします。その日一日の内にこなすべき作業だけに集中するのです。そうすることで、飽きっぽい人でも仕事に打ち込める可能性が高くなるでしょう。

反対に、ブログの更新頻度とは関係なく、そのテーマが一貫しているという人は、仕事でも根気の良さを発揮できる人です。とにかく、意識がぶれないから長期的なプロジェクトを任せても、きちんと最後までやり遂げます。適正とはすなわちそういうことです。仕事は早いけれども、しばしば他のことに目移りする人と、仕事は遅いけれども、一つの作業に全神経を集中できる人。どちらが悪いとか劣っているとか、そういう話ではないのです。純粋に適性の問題で、その人に向いている仕事を与えられるように工夫すればいいのです。

また、自分の性格については自分で見直すこともできるわけですから、他人から仕事を与えられるまで待つのではなく自分の頭で考えて、向いている作業とそうでない作業を分けることもできるはずです。

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