ビジネスというゲームにハマってしまう落とし穴から抜け出す方法
お金がないと生きていけないと感じるほど、大人になったら仕事をするのが当たり前になっています。人によっては小さい頃から働いてお金を稼いだり、それを対価として衣食住を得ている人もいるかもしれません。
ですが、そこにはただ言われた指示通りやる以上にもっと考えても別な答えが見えてくるような、それは仕事を選ぶ選択の幅の広さから見ても、そんな表面的な部分でも無限に見えるのに、さらに深く見ていくとどんなカラクリになっているのでしょうか。
ビジネスはゲーム?
今仕事を必死に頑張っている人は、その仕事をゲームと言われたくないという人もいるかもしれませんし、価値を生みだす喜びを仕事に感じている人もゲームと言われると気持ちが揺らぐかもしれませんが、ある特定のルールに沿ったことをゲームと呼べるなら、仕事やビジネスもゲームに近いものがあるのではないでしょうか。
そして、それだけ客観的に見られるような言葉を使うことで今の自分の仕事やビジネスを振り返ることも出来るかもしれません。というのも、大きく成功している人の中にも自分のやっているビジネスはゲームのようなものだと思い楽しんでいる人もいます。それはビジネスもそうですしお金もゲームといえるようなところもあります。
ゲームはスポーツでもそうですが、誰かが作り上げたルールに従って動くもので、ビジネスも支出より収入を高めること、それを維持、人によっては常に拡大し続けるという考えの人もいるでしょう。そしてそれをマネジメントしてマーケティングやセールスで広めていく。
そうしたルールに沿って自分のビジネスや仕事をより広めていき分かち合い、安定させ続けていくという流れになると思います。もちろんこれによって自分のやりたいビジネスを続けることが出来ることは素晴らしいことだと思います。ですが、自分のやりたいことというのは新しいゲームを作ることになるかもしれません。
ビジネスのメリット、デメリット
ビジネスや仕事から得られるメリットは経験した人は分かると思いますが、たとえそれがやりたくないことだとしても得られるお金によって欲しいものを買ったり体験したいことをしたり、衣食住に困ることがなければ最低限生きていく安心感を得ることが出来ます。
ですが、欲にはキリがなくいつまでも欲しいものを追い求め続ける傾向があり、もちろんそれによって自分らしさや自分のオリジナリティが輝き人生の喜びを感じられるならいいでしょうが、もしそれが優越感を得たり、無価値感を満たしたり、自尊心を満たしたりといったいつまでも続く感情を満たすためにお金を使っているなら、それに終わりはないかもしれません。
それはお金だけではなくビジネスでも仕事でも起こることで、やりたくない仕事をしていてもそれで周りから認められたり褒められたりすることで、それを原動力にして自尊心や無価値感を満たすことも出来ます。
また、スポーツと同じく上には上がいるもので、たとえ年収一億円になってもそれに優越感や自尊心、無価値感を満たすことを求めていたら年収十億円、百億円とどんどん上を目指そうとします。
そして、いつまでたってもお金の数字が目標になってしまい、たとえそれが達成されて自分が一番だと感じることが出来たとして、それで贅沢な暮らしが出来るようになったとしても、そこで虚無感が出たりと本当の幸せと感じることが何か分からなくなる人もいるようです。
ルールから抜け出している人と知り合う
ビジネスをゲームと例えると、こうしたいつまでも勝ちを感じられないルールにハマる人もいたり、頑張りすぎて暑苦しく、結果は出ても人間関係が上手くいかないルールにハマる人もいたり、中には金銭的な数値が増えれば必ずダークサイドと呼ばれる悪い面にハマらざるを得ないと教えている人もいます。
ですが、たとえ金銭的な数値が増えてもダークサイドにハマらない人もいて、その人を見ていると感情的に安定していることがあります。
感情的なズレが健康や人間関係、仕事や人生に大きな影響をもたらすので、たとえばやりたくないビジネスをモチベーションをあげて無理やりやるというルールしか知らない人にとっては、それによって得た対価を優越感や達成感というそれを求めていたと思えるような気持ちのいい感情が、実はダークサイドの始まりの感情のズレであることを知る人は中々いないようです。
こうした複雑なルールから抜け出すには、すでにルールから抜け出している人と付き合い、教えてもらうことが早く、より確実性のある道だと思います。
たとえば自給自足をして、お金で衣食住をするというルールにほとんど縛られていない人や、ビジネスや仕事にしても感情的に安定していて自分の好きなことをして無価値感や自尊心を満たすためにやっているわけではない人、一生働かなくていいだけの財産を持っていてもそれをやってしまうほど好きなことをやっている人などがいます。
そんな人と知り合うと、自分のお金や仕事に対する考え方、さらに生き方までもが変わってくるかもしれません。