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疑問氷解!感動すると鳥肌が立つ仕組みとは?

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2014.03.12

感動するとブツブツと……

映画の感動的なシーンや小説や漫画で心震えるようなところに差し掛かると鳥肌が立ってしまうこと、ありませんか?鳥肌の話なんていちいち人とすることも少ないでしょうし、「ひょっとしてこれって俺だけ?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、鳥肌そのものは哺乳類ならば必ずある生理現象のひとつなのです。最も、猫や犬が感動して鳥肌を立てるかどうかは定かではありませんが……では、どうして感動するとボツボツと鳥肌が立ってしまうのでしょうか?

鳥肌の原因はおおまかにわけて三種類

ゾクゾクと言う言葉がぴったりな鳥肌ですが、感動する意外にも肌が泡立つことがありますよね。感動以外のふたつは「恐怖」と「寒さ」ですよね。「鳥肌が立つ」という言葉そのものは実はマイナスの意味で使われることが多いのですが、本来は「恐い」や「寒い」で起こるものとして認知されています。

鳥肌が立つメカニズムとは、交感神経の刺激によって立毛筋が収縮することで起こります。立毛筋とは読んで字の如し、毛を逆立てるための筋肉です。こう言うと真っ先に猫が「フシュー!」なんて声を漏らしながら威嚇している絵が浮かびませんか?

そう、実は猫が毛を逆立てているのは鳥肌によるものなんです。人間には他の哺乳類ほどの毛は当然ありませんから、立毛筋が収縮したときに鳥肌となって現れる、というわけなんです。なので人間がかつて猿だったときの名残と見る見解もあります。

原因は異なってもプロセスは同じ!?

このように鳥肌とは元々哺乳類が興奮したときなどに交感神経を刺激された結果として立毛筋が縮まることで起こるものなのですが、そもそもなぜこのような現象が起こるのでしょうか。では、どうしてこういった機能が哺乳類に備わっているのかをご説明いたします。

まず、人間以外の哺乳類のほとんどには濃い体毛に覆われています。交感神経は緊張や興奮によってが刺激されるものですが、実は「寒さ」にも反応する神経系なのです。

そして立毛筋によって毛を逆立てることで毛と毛の間に空気の層ができることで身体から体温が奪われるのを防ぐ……これが鳥肌の本来の機能なのです。

また、毛穴を収縮させることで外に熱が逃げないようにし、その収縮動作そのものによって熱を発生させる機能があります。しかし、いずれにしてもそれは長い体毛があるからこその結果です。毛が濃い男性といえど子猫よりも毛は薄いものです。

つまり、人間にとっては鳥肌というのはあまり意味がないものなんです。とはいえ、これでは感動によって鳥肌が起こるメカニズムが明かされたことになりませんので、さらにつっこんで解説していきたいと思います。

結論から言って、実は三種類のどれも変わりがないのです。感動にしても寒さにしても恐怖にしても、わたしたちが「認識」することとしては当然別のものなのですが、身体からすれば交感神経刺激→立毛筋収縮という以上のことではないのです。

要するに、感動、寒さ、恐怖のいずれにしても交感神経が反応する……実はこれだけのことなんですね。何を食べても胃は消化しようとするように、要するに生理現象のひとつなんです。こう言うとちょっと夢のないように感じてしまいますよね……

応用編!感動して鳥肌が立ったときのことを覚えておこう!

鳥肌本来の効果は人間にとってなんら役に立たないものであることは説明した通りです。身体はあくまで交感神経に反応しているだけではありますが、裏を返せば寒さ、恐怖以外で交感神経が刺激される機能は人間にしか備わっていないものと言えるでしょう。

人間は経験の積み重ねで自己進化を遂げることができる万物の霊長にふさわしい存在です。そして、ヒトをそれ足らしてめているものこそ、感動によって交感神経が刺激される、というギミックなのです。

結果としてあまり意味のない機能である鳥肌ですが感動を示すバロメータとしては非常に有益です。

ですから、感動して鳥肌が立ったということは、それはあなたにとって大いなる刺激になったということ。

是非、鳥肌が立ったときに感じたままをメモに残すなりして記録にとどめておきましょう。自己分析の観点からも非常に面白いものができあがりますので、是非やってみてください。

男性の乳首や親不知など、人間には進化の過程でほぼ必要なくなってきたものが数多くあります。そのルーツを探り、本来持っていた機能よりさらに発展させた機能として活用することもなかなかに一興です。以上、鳥肌のメカニズムについてでした!

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