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ソチオリンピック「スキージャンプ」を100倍楽しむ観戦の仕方

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2014.08.30

日の丸飛行隊

札幌オリンピックでの金・銀・銅独占。そして長野オリンピックでの感動の金メダル。様々な種目の中でも特に印象深い種目にスキージャンプを挙げる方は大変多いです。

近年では高梨沙羅選手の台頭で女子ジャンプの人気も一気に高まり、葛西選手のW杯最年長優勝等、国内戦でも多くの観客が集まる様になりました。「日の丸飛行隊復活!」と叫んでも大げさな表現ではないでしょう。

そうは言ったものの、スキージャンプのルールを知らない方が大半です。今では夏季にも「サマージャンプ」が行われ、夏・冬の2シーズンで行う競技となりました。知れば知るほど「年間を通して楽しめる競技」であると言えます。

※サマージャンプ・・・陶器製のアプローチを滑り、着地をする「ランディングバーン」や「ブレーキングトラック」には人工芝を敷きスプリンクラーで水を撒き競技を行う。

要は飛べば良いんでしょ?

という訳ではないのです!スキージャンプは「飛距離点」「飛型点」の2つを合計した「得点型スポーツ」なのです!高梨選手は誰よりも圧倒的な距離を飛ぶのに、優勝を逃した試合もあります。

それはただでさえ着地で身体にかかる衝撃は相当なものなのに、高梨選手の様に飛びすぎると斜度が緩い平らな場所(ブレーキングトラック)付近に着地してしまう為、衝撃が強すぎて着地がぶれ、飛型点が伸びないという現象が起きているのです。

メディアは、「着地」が高梨選手の「弱点」である様に報道されますが、決して着地が下手な訳では無く、そもそも着地が難しい所まで飛んでいく実力があるからこその「諸刃の剣」となっているのです。

勿論、高梨選手もK点オーバーの大ジャンプをしても綺麗なテレマーク着地が出来る様に日々トレーニングを重ねています。

3:3:3

ジャンプ関係者に「ジャンプは何が一番重要なのですか?」と質問したところ、「全部大事に決まってるでしょ(笑)」という答えが返ってきました。続けて、

①加速して飛び出すまでのアプローチでどこまでバランスを保ちながらスピードを得る事が出来るか。
②カンテ(踏切り)でどれだけ最高のタイミングで力強いジャンプをする事が出来るか。
③その後、直ぐに綺麗な飛行姿勢に移行し、空中でバランスを取りながら飛距離を伸ばし『テレマーク』を入れた綺麗な着地が出来るか。

「どれが一番って事は無く、3:3:3だよ」と仰りました。観戦をする上でも注目したい部分です!

残りの「1」は話されませんでしたが、きっと命綱も無しにあれだけ高い所から猛スピードで飛ぶ「恐怖に打ち勝つ心」なのでしょう。

一年中開かれているんです

オリンピックが終わった後も、W杯の様な大きな大会から、全日本、地区大会まで各種大会が全国・世界各地で行われています。ですが、長野の「白馬」、札幌の「大倉山」「宮の森」しかジャンプ台を知らないという方がほとんどです。

しかし、全国を探すと上記のジャンプ台以外にも、秋田県の綺麗な「鹿角シャンツェ」、近年女子のW杯が開かれている「蔵王」等、北日本を中心に「こんなにもあるんだ!」という程のジャンプ台が見つかります。

他にも、昔は主にトレーニング目的だった「サマージャンプ」が近年では立派な大会として6月から10月まで各地で行われ、大会で得たポイントは冬シーズン開幕時の参考資料になり、冬季シーズン同様に選手も真剣勝負をします。緑に囲まれた中の大会も味があります。

最後に筆者のオススメの観戦方法は、夏は強い日差しの中、ビール片手に涼みながら観戦。冬は完全防寒(肌着には貼るカイロ)で温かいラーメンをすすりながら観戦。

飛行機の飛び出す様な迫力のある音と着地の衝撃、そして大ジャンプの時の迫力と盛り上がりは一度生で観るとやみつきになる事間違い無し!観戦料もプロ野球やJリーグ程高くは無く、大会次第で送迎バスも出るので案外簡単に行けてしまいます。

どうしてもテレビ観戦しか出来ない方は、テレビに表示される「飛び出しの速度」「飛距離」「飛型点」の表示を注目しながら観戦すると「玄人」になった気分で観戦する事が出来ます。オリンピックが終わっても皆で「日の丸飛行隊」に風を吹かせましょう!

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