> 雑学 > 海から採れる「塩」が全てじゃない!意外と知らない塩の豆知識

海から採れる「塩」が全てじゃない!意外と知らない塩の豆知識

このエントリーをはてなブックマークに追加
2014.01.19

「一番美味しい物は?」という問いに対して、「それは塩です」と答え、「では、一番不味い物は?」という再度の問いに対しても「それも塩です」と答えた人がいたとかとかいないとか……。

その言葉の意味は、「どんな料理も塩加減がすべて」という料理の基本を戒める言葉……だったのでしょうか?

それはともかく、塩は人間にとって欠かすことの出来ない物です。食べ物がなくても人間は簡単に死ぬ事はありませんが、塩がなくては生きて行けませんし、近年増えている熱中症も塩が不足する事によって発生している場合もあります。

そんな塩ですが、日本人にとっては、「塩」というと、海から採れる物をイメージしますが、実は日本で消費されている塩の多くを「岩塩」に頼っています。その岩塩は日本ではほとんど採れないので、必然的に輸入に頼る形になっています。

とは言っても、食用に使用する塩は、ほとんどが海からとれる塩を使っています。なんだか、矛盾するような内容ですが、塩は人間にとって必須ですが、それ以外にも多量に使用されているのです。
そんな訳で、ちょっと塩について勉強してみましょう。

塩って?

知っている人も多いと思いますが、塩は「塩化ナトリウム」です。ですが、販売されている塩は100%塩化ナトリウムではない場合が多く、4割以上が塩化ナトリウムの物が「塩」と言われています
※少し遅いですが、ここでいう「塩(しお)」は「塩化ナトリウム」の事で、「塩(えん)」とは違いますよ。

塩の採掘

世界で消費される塩の半分以上は、「岩塩」を使用しています。その岩塩は、海があった土地が地殻変動で地中に埋まって海水の塩分が結晶化したものだと言われています。主にヨーロッパや北アメリカで採掘されています。

岩塩の採掘には二つの方法があります。一つは一度水に溶かして、不純物を取り除いてから、煮詰めて塩を取り出す、「溶解採掘法」と、そのまま採掘する「乾式採掘法」です。溶解採掘法の方が不純物が少なく、乾式採掘法の場合には、不純物が多く、食用には適さないのです。

海水からとれる塩の副産物

海水から塩を作る場合に副産物として「にがり」がとれます。これは、豆腐を固めるのに必要な物で、これがないと豆腐を作る事は出来ません。周囲を海に囲まれた日本と豆腐につながりがある事が面白いですよね。

食用以外の使用

食べる以外にも使われる塩ですが、よく知られているのでは、凍結防止用に使用される塩などですね。
そして、それ以外にも水に溶かして電気分解すると、塩素とナトリウムになります。

ナトリウムは「水酸化ナトリウム」の原料になります。水酸化ナトリウムは身近な物では石鹸などになり、他の用途では本当に様々なものの原料になります。

そして「塩素」もそうです。「塩化ビニール」などは聞き覚えの多い材料でしょう。さらに、その塩素から「塩酸」なども作っています。なので、塩はそれらの多種多様に使われる化学薬品の原材料になっているのです。

このように、食べるだけでなく、生活の道具を作るにのも使われている塩でが、食べるなら、その後に排出されて排水から海に戻り循環しますけど、工業用に使われた物は循環しません。色々便利になるのはいいことでしょうが、資源として地球から足りなくなるような未来がやってくる可能性があるのでしょうか……まあ、あったとしても、私たちが生きている間にはないでしょうけどね。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加