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潜在脳をコントロールして健康で幸せな心身の健康を保つ習慣!

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脳内の1割しか使えていない!?

私たちの脳みそは非常に高性能で、高度な技術がつまっています。しかし、残念ながらその機能のほとんどを私たちは使いこなすことができずにいます。脳内で意識的に使うことのできる部分は全体のたったの1割程度で、それも大脳のごく一部しか使えていません。

それ以外の部分は私たちの意識で使うことのできない部分で、たとえば自律神経などのように、生命の維持に欠かせない機能を私たちの意識に関係なく、無意識に動かしています。

毎日の生活を健全で快適なものにするには、この潜在脳をうまくコントロールしていくことが求められます。そして、大脳のように意識的に使える部分の他にも脳で重要な役割を果たしている器官はとてもたくさんあり、これらと意識とが連携して心身の健康を維持しているのです。

より快適な生活を送るには、これらの潜在的な脳の部分で、特にコントロールが必要な部分を意識して、直接コントロールすることはできなくとも、うまく間接的にコントロールしていく方法を考えていくべきなのです。

脳内伝達物質系の働きと役割

脳内でとても重要な役割を果たしているものに脳内伝達物質というものがありあます。これは脳内の細胞間を伝達することで特別な効果を発揮する物質です。私たちが頭を使って何かを考えたり、感じたりする時というのは、各細胞間を情報伝達して、情報を行き来させる存在が必要です。

そして、それが脳内伝達物質であり、それらにも様々な種類が存在します。どの脳内伝達物質が脳内を支配しているかによって、その時の気分や感情に変化があります。つまり、私たちは喜怒哀楽を自分の意のままに表現しているように見えて、実はこうした脳内のコントロールできない物質によって支配されているのです

脳内伝達物質にはいくつかの種類が存在し、その中でも特に有名なものの中にドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンが存在します。そして、これらは生命の維持にもともととても欠かせない物質なのですが、時に厄介に働くことも多々あります。

ドーパミンが脳内を満たすと、気分が高まり高揚感と充実感で満たされます。天然の麻薬などと言われ、気分が良くなりますが、あまり長くこれが分泌され続けると身体に大きな負担をかけてしまうのです。ノルアドレナリンは、不安と闘争を司る物質で、緊張感を高めたり、逃げずに立ち向かわなければいけない場面などでとても重要ですが、同じく分泌されすぎると身体に大きな負担をかけます。

鬱病患者が多い現代社会

現代では非常に鬱病患者やその予備軍と呼ばれる人々が多いです。多かれ少なかれ社会に出てストレスや不安を抱えているのではないかと思いますが、それらがまさに鬱病やその予備軍の兆候で、ストレスの多い社会に生活をしていることが一番の原因だと思われがちですが、そもそも脳内伝達物質の乱れによるものが一番の原因なのです。

ノルアドレナリンは生命の維持に欠かせない物質ではありますが、それと同時にストレスや不安を高めてしまいますので、ここぞという時には役に立っても普段からそれに支配されているような脳内では、些細なことでストレスが溜まりやすくなってしまうのです。

ノルアドレナリンに満たさされた状態を簡単に説明すると、イライラしたり不快な状態の時の気分です。ノルアドレナリンが常時分泌され続けると、特に原因もないのに不快な気分の状態が続いてしまって、心身に大きな負担をかけてしまうのです。結果、それが鬱病の原因となり、ノルアドレナリンが些細なことでどっと分泌される癖のある人ほど、鬱病となって辛い思いをしてしまうのです。

救世主セロトニンを高める

これらのドーパミンやノルアドレナリンは、自身で分泌をコントロールすることができません。一度過剰分泌の癖がついてしまうと、些細なことをきっかけにどっと分泌されてしまうようになります。

ノルアドレナリンに限らず、ドーパミンも天然の麻薬と呼ばれているくらいですから、過剰分泌されると身体に大きな負担となってしまいます。そこで、これらの脳内伝達物質を制限したりバランスを整える存在が必要なわけですが、まさにセロトニンという物質が、その役目を担っているいわば救世主のような存在なのです。

セロトニンはホッと一息ついたときのような深い安息感と満足感が得られます。各脳内伝達物質の出過ぎや出なさ過ぎを改善して、バランスを整えることで情緒を安定させる効果があり、本来これが脳内に満たされていれば健全な心身を常に維持できます。

しかし、残念ながら現代人の多くはセロトニン不足が深刻な状態なのです。そのため、本来セロトニンによって制限されるはずのノルアドレナリンが出っぱなしになってしまったり、ストレスを抱えやすくなります。セロトニンはストレスや幼少期の環境などで大きく減少してしまいます。

適度な運動と考え方の癖を改善する

セロトニンを増やすには、日光を浴びるのが一番手っ取り早い方法です。日光をなるべく長い間浴びるようにすることでセロトニンが増えますし、自律神経も整います。

また、現代的なサプリメントとしてセントジョーンズワートを毎日摂取していくことで、セロトニンの減少を抑えることができます。とはいえ、いくらセロトニンの力をフルに発揮したところで、現代人はストレスのたまりやすい環境で生活をしているせいで、どうしてもノルアドレナリン値が高くなってしまいます。

ノルアドレナリンは、本来狩猟や狩りをしていた時代に、志気を高め、他の外敵から常に注意を払って生活をするためには欠かせない物質でした。そして肉体労働をすることでノルアドレナリンを効果的に消費できるのですが、現代では狩りも狩猟もしませんし、肉体労働をしなくなったことによってノルアドレナリンが増えっぱなしになってしまうのです。

これを改善するにはやはり適度な運動をしていくことが大切です。不快なことを考えるとノルアドレナリンがどっと増えますから、そうならないようになるべくネガティブなことを考えたり、捉えたりしないように、考え方の癖も改善していくことが大切です。

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