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サバイバルの最低三点セット、これで彼女も救えるかも

あなたは防災対策を考えたことがありますか?東日本大震災はまだ生々しい体験ですが、それだけでなく、私達の周りには様々な危険な場面があります。台風や豪雨などの自然災害もありますし、火事や停電、事故などに遭遇することもあります。

普通に生活していると、一日のかなりの部分、外にいることが多いですよね。仕事で会社に出ていたり、食事や買い物、ちょっとした用事など、生活時間の半分は家の外という方は意外と多いのではないでしょうか?家には相応のサバイバルセットがある。でも、外で災害に遭遇した時、どうなるのでしょうか?

大切なことは使いたい時にあるか?

私の友人で、サバイバルマニアがいます。大ぶりのナイフにペンチやのこぎり、ドライバーセットなど様々なツールが10以上ついているものを自慢げに見せるのです、重いし大きい、そして何より問題が・・・。

ナイフについては、秋葉原の殺傷事件以降、刀狩りと言われる規制ができて、銃砲刀剣類所持取締法第22条によって、「刃体の長さが6㎝を超える刃物について、業務その他正当な理由をのぞいては、これを携帯してならない」と定められました。スイスアーミーナイフなども刃体が6㎝超えるものがほとんどで、携帯できないことになるんですね。

また、同時に軽犯罪法で「凶器を隠し持っていることの禁止」というのがあって、例え刃体が6㎝以下でも、使い方によっては人を殺傷することができる器具(はさみやカッターナイフでも)は正当な理由がなければ凶器とされ、取り締まりの対象になります。

また、正当な理由があってもすぐに使用できる状態で持ち歩けば取り締まりの対象となり、人目に触れにくくすれば隠し持つとして取り締まりの対象になる、とあります(警視庁のホームページより)。こうなると、あれれ???の世界です(笑)。

というわけで、6㎝以上のナイフは持てないのです。持てなければ使いたい時に手元にあるか?という条件から外れてしまいます。

サバイバル三種の神器

私が勧めているのは次の三点です。

1.小さい懐中電灯
2.コンパス
3.小さいナイフ

いずれもキーホルダーに付けられるような小さなものでよいのですが、3のナイフについては、先に述べたように小さなものであっても正当な理由なく持てないので、正当な理由で理論武装しますが、これについては後で述べます。

懐中電灯について

生活の中で暗闇ってほとんど体験しませんが、真の暗闇って本当に行動できなくなります。夜でなくても地下やビルの中などで停電すると、真っ暗になってしまうことがあります。

何年か前、トイザラスという大きなオモチャの量販店にいる時、落雷で停電になり、日中であったにもかかわらず、自分のいた場所が真っ暗になったことがあります。

すぐに小さな懐中電灯を取りだし、照らして商品台を避けながら出口に向かったのですが、私の後を大勢の客がついてきて苦笑いしたことがあります。もし誰も灯りを持たず、商品台にでもぶつかって倒したり転んだりしてれば、パニックになったかもしれません。そもそも、人は灯りがあると、安心するんですね。

コンパスについて

東北の震災へボランティアに行った友人が言っていました。

「どこに行ってもがれきの山で、ちょっと移動すると方向がわからなくなる。天気が悪くて遠くの景色が見えない時、遭難した気分になった」

基軸になる風景が見えないと、人は簡単に方向感覚を失います。これは停電になった地下やビル、複雑な荷物の配置の大きな倉庫でもそうです。おもちゃのコンパスでも良いので、持っていると役に立ちます。

ナイフについて

ナイフマニアになぜナイフを携帯するのか聞いたら「護身用です」と答えたおバカな人がいました。刃体が6㎝以下でも、護身用と言えば人を前提にしていますから、先に述べた軽犯罪法のいう凶器に相当し、正当な理由にはなりません。

考え方が違うのです。ナイフは袋や缶詰を開けたり、箱を開けたり、ドアの隙間をこじったり、木を削って箸を作ったり、火事で灼熱したドアノブなど手で触れないものをつついたり、無限の使い方があります。人の爪に相当する便利な道具といってよいです。

アウトドア用で刃体が6㎝以下のものの用途は「作業用」です。一番わかりやすいのが、「段ボール箱の梱包開封に使う」でよいのです。

この三点をキーホルダーにでも付けておいて常時携帯すれば、どこで何があっても、とりあえず何とかなります。高いものでなくてよいのですよ、安いもので充分。使いたい時に手元にあるか?これが生死をわけることがあるのです。

いかがですか?この3点をきれいに梱包して、彼女にプレゼント。

「好きな君に、安全を受け取ってほしい・・・」

ちょっと、イケると思うのですが・・・。

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