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科学者って悪い人?反理系女子が抱く科学者・理系男子のイメージ(2)

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2013.06.22

皆さんは「科学者」と呼ばれる方々にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「科学者って悪い人?反理系女子が抱く科学者・理系男子のイメージ(1)」では科学者・理系男子の性格的なことに注目してきましたが、より具体的な事例について科学者がよく受ける誤解を紹介しましょう。

今回のテーマは「科学者って私たちの税金を使って遊んでいるの?」です。

科学研究はお金がかかる!?

科学が一般のニュースで話題になるのは、何かの大発見があったときと国家予算審議のときです。

例えば惑星探査や素粒子研究はとても個人や大学、企業ではまかなえないほどの金額(数百億円)を使って観測機器の開発を行います。他の分野でも億単位のプロジェクトならざらにあります。ですので科学研究はどうしても国家予算に頼らざるをえません。

それって国民の役に立つことなの?

しかしそれがスーパーコンピューターの開発や気象衛星の開発ならまだしも、素粒子研究に使う粒子加速器なんて国家予算で数百億もかけてやる意味なんてあるのか?と疑問を持たれがちです。そんな何に役立つのかわからない研究は科学者個人の好奇心=趣味にしか見えませんよね。そして一部の国会議員からは「それって必要なんですか?」と説明を求められるわけです。

もちろん各研究者は税金を使った研究内容は対外的にアピールする義務がありますが、そもそも科学の基礎研究は科学全体の発展、さらには国家の繁栄に必要不可欠なものだということを国民はもっと理解してほしいと思っています。

基礎研究を続けないと今以上の発展は無い

例えばタイムマシンは現代科学理論ではできません。しかし現代のレベルの基礎研究が発展しないままでは将来にわたってタイムマシンが実用化する可能性はゼロのままです。基礎研究を続けていると、もしかしたらタイムマシン理論の片鱗が見つかるかもしれないのです。

タイムマシンは極端な例ですが、家電製品や自動車など、身近な機械も数十年前に比べればかなり便利に進化しています。これらの機器の進化は開発より少し前に行われた基礎研究がベースになっています。この生活の進化が止まってしまうのはもったいないと思いませんか。

私企業では難しいので、ここは国家予算の出番

基礎研究は直接の利益にならないので、一企業(特に中小企業)がお金をかけて行うことはまずありません。しかし誰もやらないと国全体の科学技術レベルが相対的に下がっていきます。それは経済的・軍事的に大問題です。

そこで国策として、国立大学のような国家予算から研究費を分配する仕組みであったり、文部科学省経由で数百億円単位のビッグプロジェクトが必要になります。

ビッグプロジェクトから新製品が発明されている!

基礎研究のビッグプロジェクトにはもっと直接的利点もあります。

実験機器を作っているのは一般企業ですが、研究用の新しい実験機器を制作するということはその会社が新技術を獲得したことに他なりません。新しい実験にはいままでの技術がそのままでは使えないからです。

さらに、その向上した技術から一般向けにも直接役立つ製品が生まれる可能性は多々あります。科学プロジェクトは国内企業が関わっている場合には公共事業と同じような役割も持ち合わせているのです。

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