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愛情は4年で枯れる?恋愛感情をもたらす脳内物質の不思議

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2013.03.28

恋愛にせよ、結婚にせよ、初めの段階が一番心がときめいて楽しみを感じるものです。それがしばらく経つとマンネリ化が訪れて、下手をするとお互いの関係がどんどん悪化することもあります。

なぜ最初のころのようなどきどきやときめきを人は失っていくのでしょうか?恋愛感情が収まっていくのには恋愛時に発生する脳内物質が大きく関わっているようです。

4年で訪れる破局の危機

自然人類学者のヘレン・E・フィッシャーは約40年分の国連の人口統計年鑑を元に夫婦たちの結婚年数を調査しました。約60カ国の夫婦を対象にしたこの調査で「結婚してから4年後に離婚率が高くなる」という調査結果がでました。

1つの国に焦点を当てるのではなく、文化や風習が異なる国々を調査したにも関わらず、4年で離婚率が高まるというデータは共通していたようです。

恋愛感情をもたらす脳内物質は長続きしない

フィッシャーは4年で離婚率が高まるのには、生物学的な要因があると指摘しています。人は恋をすると、どきどきやときめきをもたらすPEAという脳内物質を分泌します。

恋が始まったばかりの頃はPEAの効果で「恋は盲目」「あばたもえくぼ」といったように恋のトリコになりますが、人の脳は2~3年も経つとPEAに対して抵抗力をつけてしまう上にPEAの分泌は減り、どきどきやときめきはなくなっていきます。

その結果相手の嫌なところが目に付いたり、恋愛中は我慢できていたことが我慢できなくなり破局へと向かうようです。

PEAがなくなったらベータエンドルフィンを出して関係を保とう

PEAに抵抗力がついて恋愛感情が薄まってくるのは自然なことです。PEAが効かなくなって恋愛感情が薄れた結果、破局するカップルもありますが、順調に夫婦関係を続けているカップルはたくさんいます。その人たちはPEAの代わりにベータエンドルフィンを出していることが考えられます。

PEAが減ったあとにはベータエンドルフィンという脳内物質が増えていきます。ベータエンドルフィンは刺激的などきどきではなく、リラックスや安心感、幸福感を与えてくれる物質です。落ち着いた仲のよい夫婦はベータエンドルフィンがしっかりと分泌されている夫婦といえそうです。

「恋愛と結婚は別である」という話はよく効きます。確かに恋愛中はラブラブでいる為にPEAが必要な関係といえますが、一生付き合っていく夫婦はPEAが減ってしまうので、ベータエンドルフィンが必要な関係といえるでしょう。

ベータエンドルフィンをより多く分泌するためには、似たような価値観や信頼できる関係性が重要になります。結婚を考えている人は一度相手との価値観を共有できているか、信頼できる関係性になっているか確認すると良いでしょう。

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