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脳内伝達物質の働きって何!?脳内をコントロールする考え方のすすめ

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2014.03.17

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私たちの気分や感情を左右するものに脳内伝達物質というものがあります。脳内伝達物質はとても重要な脳内の機能ですが案外知られていません。そして、これをうまくコントロールしていければ、情緒を安定させたり思考をコントロールしていくことができるのです。ストレスの多い現代だからこそ、脳内伝達物質の働きと機能を知って脳内をコントロールしていく方法について考えていきませんか?

脳内伝達物質とは?

では、脳内伝達物質とはいったい何なのでしょうか?脳内伝達物質とは、脳内にあって各細胞間を行き来して情報を伝達する働きのある物質のことです。そして、これらには種類があり、どの伝達物質で脳内が満たされているかによって、私たちの感情や気分が違ってきます。しかし、どれも生命の維持に欠かせない機能であることには変わりありません。

脳内伝達物質で有名なものには、ドーパミンやノルアドレナリン、そしてセロトニンがあり、これらはそれぞれ役割が違います。たとえば、ドーパミンで脳内が満たされると、気分が高まって高揚感や充実感を得ることができる天然の麻薬と言われています。

ノルアドレナリンは闘争と緊張を司り、逃げずに困難に立ち向かわなければいけない時などにはとても重要な働きをします。そして、セロトニンは安息間と満足感を司る物質で、これで脳内が満たされると、私たちは深い安堵感や幸せな気持ちになります。

救世主セロトニン!

そして、セロトニンはこれら伝達物質の働きを整えてバランスを制御する機能も担っています。ノルアドレナリンもドーパミンも、生命の維持に欠かせない脳内物質ではあるのですが、一方で過剰に分泌されると心身に負担をかけてしまいます。

これらはここで分泌量を調整する機能を持っていないため、出たら出っぱなしになることが多く、セロトニンが全てのバランスを整えているというわけです。セロトニンはとても重要な機能を担っており、脳内の救世主のような存在ですが、残念ながら現代人の多くがこれを不足しています。

セロトニンの不足は、幼少期に十分な親の愛情を感じずに育ったことが大きな原因だと言われていますが、現代では多くのストレスなどからセロトニンが不足してしまいます。そして、セロトニンが不足すると脳内伝達物質のバランスが崩れてしまうため、心身に大きな負担をかけたり、ストレスとなったりしてしまうのです。

太陽とセントジョーンズワート

そこで、現代人はセロトニンの機能を高めていかなければいけないのですが、セロトニンを高めるには、まず第一に太陽の力が必要です。太陽の光をいっぱいに浴びることでセロトニンの分泌が活発になるだけでなく、自律神経が整って健康的な心身のバランスを整えることができます。

しかし、残念ながら現代人の多くはこの太陽を浴びるという当たり前の習慣ですら不足してしまっています。意識的に太陽の強い光を目から取り入れるようにすることでセロトニンが増え、自律神経が整います。これは太陽のような強い光でなくてはならず、蛍光灯や白熱電球では不可能です。

さらに、セントジョーンズワートというハーブに含まれる天然成分によるサプリメントで効果的にセロトニンの働きを助けるというのが、より現代的な方法としてあります。

セントジョーンズワートに含まれる有効成分にセロトニンが脳内で吸収されてしまうのを阻害する働きがあり、結果的により長い間、セロトニンを脳内にとどめておくことができると期待されており、海外では鬱病の治療薬として使われている国もあります。

ノルアドレナリンは現代人にとって害!?

そして、現代人において厄介なのがノルアドレナリンです。ノルアドレナリンは、緊張や不安、闘争心を高めることで、困難に立ち向かっていく力を養うという役割がありますが、本来は狩猟の時代に必要とされていたものでした。

狩猟の時代では狩りをしてその日の食事をとる必要があり、非常に過激な肉体労働が必要でした、そして、同時に自分達よりも身体の大きい肉食獣から命を狙われる立場でもありましたから、よりノルアドレナリンの力が必要だったのです。

とはいえ、現代では時代が変わり肉体労働も争いも必要なくなりました。それによってノルアドレナリンが消費できずに溜まってしまい、ストレスやイライラを抱える現代人が多くなっていってしまったのです。

そして、いくらセロトニンが救世主だと言っても、セロトニン自体がセントジョーンズワートで増えるわけではないですし、ノルアドレナリンが増えすぎてはセロトニンをいくら増やしたところで制御のしようがありません。普段からよりノルアドレナリンを増やさないようにしていくことが大切ですし、セロトニンの力に頼らなくてもノルアドレナリンを減らしていけるように努力する必要があるのです。

過剰分泌とそれを防ぐ考え方の癖

ノルアドレナリンの過剰分泌は現代人にとって大きな問題となっており、ノルアドレナリンが増えすぎることによって最終的には鬱病になってしまいます。こうした心身に大きな負担をかける脳内伝達物質が増えすぎてしまうのは、セロトニンという制御物質の不足や、ストレスの多い現代社会が影響しています。

そして脳内伝達物質は過剰分泌の癖がついてしまうと、些細なことで多く分泌されてしまいます。普段から、なるべく考え方や捉え方を変えるようにして、ストレスを溜めたりノルアドレナリンを増やさないように努力するべきです。

また、ノルアドレナリンは肉体労働の多い狩猟の時代に必要とされていたことからもわかるように、肉体労働によって消費することができます。適度な運動は身体機能の維持だけではなく、健全な精神を育む上でもとても重要なことになります。

それと併せて太陽の光を十分に浴びていくようにすれば、よりセロトニンも増えていきますから、心身の状態や脳内伝達物質の働きをうまく制御していくことができるのではないかと思います。脳内伝達物質や健康を維持するには、人間として本来の動物的な機能をしっかりと維持していくことが大切なのです。

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