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手帳シーズン到来!自分にあった手帳の選び方

毎年8月の後半から9月くらいになると、書店や文具店などには手帳専用のブースが設けられ、さながらお祭りのようになります。

ビジネスパーソンはもちろん、学生や主婦、シニア層と幅広い人々が自らにあった手帳を求めて真剣な顔つきで選んでいますよね。

今回は手帳の種類などを概説しますので、選択する際の参考にしていただければと思います。

1 手帳の種類

一口に手帳といっても幾つかの分類があります。ごくごく簡単にですが列挙してみたいと思います。

  • 綴じ手帳
  • 一番一般的なタイプで、冊子方式になっている一冊完結型の手帳です。最もサイズが豊富で、ポケットに収まる小さなものからA4サイズの大きなものまで多彩なサイズが揃っています。携帯性が重視された製品が多いのが特徴です。
  • システム手帳
  • これもリング式ですが、差し替えが可能です。一般的にはミニサイズ(5穴)、B7サイズ(6穴)、B6スリム(6穴)のバイブルサイズ、A5サイズ(6穴)が市場に出回っています。

    リフィルの種類が多彩で、自分の好みの様式や紙質のものを選んでカスタマイズできるのが最大のポイント。自作リフィルを作って楽しむ人も多いですね。

  • ルーズリーフ式手帳
  • 作っているメーカーは少ないですが、システム手帳と同じようにカスタマイズ手帳として扱えるタイプです。スケジューラーのリフィル単体での販売もあります。

    もちろん市販の様々なノートリフィルと組み合わせて使えるので、たくさん書き込みたい人に向いています。基本サイズはA5、B5、A4の3タイプです。

  • リング式手帳
リングノートがそのまま手帳になったタイプです。折り返せるので、開きっぱなしにするのに重宝です。種類は全体の手帳市場から見るとそれほど多くはないですが、上下二段式の特殊な形状をしたものなど、面白い製品が散見されます。

2 用途別の分類

手帳は主にスケジュール管理を行うものなので、1年分の日付が入っています。一般的には1年のはじめを1月1日としますが、会計年度に合わせた4月1日始まりのものもあります。

ただ、最近では年々手帳の販売開始が早期化する傾向にあり、9月始まり、10月始まりというものもかなり多く出回っています。海外製品には7月始まりなど変則的なものも見られます。

そのスケジューラーとしての手帳には以下のような分類があります。

  • マンスリータイプ
  • カレンダー形式のブロックタイプ。1ヶ月を総覧できるので全体の流れを把握しやすいのが特徴です。ただし1日あたりの予定が多い人には向きません。
  • ウィークリータイプ
  • 1週間単位でスケジュールを書き込んでゆくタイプのもので、書き込みをより詳細に行うことができます。時間単位で書き込むバーチカルタイプや、雑記できる自由欄タイプのようなものまで様式やレイアウトが多彩です。

    片側1週間もう片側がメモ欄になっているものや、見開き2週間など種類が多いので、スタイルに合わせて選択しやすいのが特徴です。

  • 1日1ページタイプ
365日を1日1ページで構成した日記帳のようなタイプ。文庫サイズ(A6)が最も多く見られます。とにかく書き込める量が多いので、使い方も自由自在。

スケジュール管理にも使えますが、記録を書き込んだり、スクラップブックにしたりと、用途が多彩な点が特徴です。ページ数が多く分厚いので、若干持ち歩きに制限がかかるタイプです。

3 特殊タイプの手帳

変わりどころでは、著名人がプロデュースしたコンセプト重視型のものもあります。これらは各人が提唱する様々な人生論や仕事論に基づいて最適化された内容になっており、その人に共感できて合わせられそうだと思えば使ってみるのもありでしょう。

使い手が自己管理しやすいように、いたれりつくせりになっているものが多いので、何を書いて良いかわからない手帳初心者が使いやすいという側面もあります。一方で、色々と指示的なものもあるので、束縛を嫌う方には苦痛になる場合があり注意が必要です。

4 買い時の見定め

毎年使う手帳が決まっているなら問題はありません。しかし、迷いがある場合は事前の調査で品定めをしておくのも手ですし、手帳売場が盛況な9月10月のピーク時に直感的に選ぶのもありでしょう。

ただし人気製品はすぐに品薄になりますし、12月頃になると品切れになって2度と入手できなくなることもありますので、迷い過ぎはよくありません。

メーカーによっては日付の入ってないフリータイプをラインナップしているところもあり、好きな時期に購入して使い始めるという選択肢もあります。

ピークを過ぎた1、2月頃に買うのもありです。手帳は季節物ですからピークを過ぎると徐々に売れなくなります。その売れ残った製品が店頭の片隅で値下げされて在庫処分を待っていることがあるのです。それを狙うのもいいでしょう。

手帳の販売時期には雑誌などで手帳術のような特集記事が多く組まれるので、人の使い方の例などを参考に自分にあったものを探してみるのも面白いかもしれませんね。

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