> 雑学 > 現代人にノルアドレナリンは必要ない!?気分をコントロールする方法

現代人にノルアドレナリンは必要ない!?気分をコントロールする方法

このエントリーをはてなブックマークに追加
2014.02.21

私たちの脳内にとって重要な働きをしているものに脳内伝達物質があります。しかし、これらの物質もうまくコントロールしてあげなければストレスを増大させたり、身体に負担をかけたりといいことがありません。

とくにストレスの多い不規則な生活を余儀なくされている現代では、ストレス物質も脳内にたくさんとどまってしまいます。今こそこの脳内伝達物質の働きに着目して、自分達でしっかりとコントロールしていくことが大切です。

脳内伝達物質の働きと重要性!

私たちの脳内で、とても重要な働きをしているものに脳内伝達物質があります。私たちが何かを考えたり行動をする時には、脳内の細胞間で情報をやり取りしあって結論を出します。

そして、この細胞間のやり取りをするのが脳内伝達物質です。脳内伝達物質には色々な種類があり、脳内を行き来することによって、それぞれ違った効果を生み出します。

簡単に説明すれば、うわさ話をAさんからCさんへ伝達するのに、Bさんを介して伝えるとしましょう。

このBさんがすごく悲観的な人であれば、噂もそういう方向へと変化していってしまうでしょうし、Bさんがポジティブな人であれば、ポジティブに伝わるでしょう。このように誰が情報を広めたかは大切で、脳内伝達物質がその働きをしているのです。

脳内伝達物質で有名なものとしては、高揚感と充実感を司るドーパミンや、緊張と不安を司るノルアドレナリン、安息と満足感を司るセロトニンなどがありますが、脳内にどの伝達物質が満たされているかで気分や行動が変わってくるのです。

そして、今回はその中でも特にノルアドレナリンについて説明していきます。

ノルアドレナリンはどんな時に必要?

では、ノルアドレナリンとはどのような脳内伝達物質なのでしょうか?ノルアドレナリンは不安と緊張を司る伝達物質だと説明しましたが、ノルアドレナリンが多く満たされるときというのは、緊張していたり不安な気持ちになっているときです。

つまり、ノルアドレナリンは目の前の困難に対して立ち向かうために必要な伝達物質だと言えます。それぞれの脳内伝達物質は、生命の維持に欠かせないものとして存在していますから、当然、脳内では必要な時に必要な伝達物質で満たされることになるわけです。

ノルアドレナリンは、たとえば誰かと喧嘩をする時や、スポーツで誰かと競うときなどに、闘争心を引き立ててくれるものでもあります。

ノルアドレナリンは、困難に逃げずに立ち向かわなければいけない時に多く分泌されることで、その人を緊張状態にしたり不安な状態にしますが、それによって集中力を高めたりして、困難に立ち向かおうとするのです。

適度なストレスは必要だと言いますが、ノルアドレナリンはこうしたことからとても大切な物質でもあるわけです。

ノルアドレナリンは必要ない!?

とはいえ、ノルアドレナリンとはより人間の本能的で原始的な脳内伝達物質でもあり、もともとは狩りをしていた時代などにとても重宝されていた機能でした。

狩猟の時代というのは、獲物を捕らえなければ生活をしていけませんし、それと同時に大きな肉食動物に襲われる危険性もあるのです。

そこで、ノルアドレナリンを高める必要があったのです。ノルアドレナリンは、不安な気持ちになったり闘争心を高めてしまいますが、激しい肉体労働によってそれを消費することができるのです。

しかし、どうでしょう?近年の生活では肉体労働をすることは無くなってしまいました、社会で働くシステムも肉体労働ではなく便利な情報社会になったことで、パソコンとにらめっこの一日中動かない生活というのも当たり前になりました。

つまり、ノルアドレナリンを消費するすべが無くなってしまったわけです。その結果、現代人の多くはノルアドレナリンを持て余し、ストレスが多く常にイライラしたり殺伐とした環境の中で働くしかなくなっているのです。

今こそこのノルアドレナリンとうまく付き合っていく方法を考えていかなければいけません。

セロトニンを増やして脳内にバランスを

しかし、このノルアドレナリンも本来は常に出っぱなしというわけではないのです。狩猟の時代であっても常に動き回って狩りをしているわけではありませんから、いくら肉体労働によってノルアドレナリンが消化できるといっても、出っぱなしでは不便です。

そこで人間には便利な機能が備わっており、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを抑制したりバランスを整えてくれる伝達物質が存在するのです。それがセロトニンという脳内伝達物質です。

ドーパミンは、ノルアドレナリンとは違って気分がハイになったり、高い高揚感と充実感を与えてくれる天然の麻薬といわれている脳内伝達物質です。

しかし、ノルアドレナリンと同様、このドーパミンもあまり出過ぎてしまっては身体に大きな負担となってしまいますから、セロトニンによって制御されるというわけです。

セロトニン自体は、ホッと一息ついたときの安息感や、物事を成し遂げたときの充実感を得られる脳内伝達物質で、各伝達物質のバランスを整えることからも、非常に必要なものでありながら現代人の生活には非常に不足していると言われています。

その理由として、現代人のストレスの多い生活習慣などが問題で、セロトニンが分泌されなくては、ドーパミンやノルアドレナリンの制御をするものがいなくなってしまいます。

結果的にこのストレス社会では常にイライラしていることからノルアドレナリンが必要以上に分泌されて身体に負担をかけ、ひいては鬱病などになってしまうのもこのノルアドレナリンの副作用です。

セロトニンを増やすには、規則正しい生活習慣がまず第一となり、太陽の光をしっかりと浴びることです。太陽の光にはセロトニンを増やす他に、自律神経を整える働きもあります。

また、現代的な方法としてはセントジョーンズワートというハーブから採れる天然成分をサプリメントなどで摂取することも効果的と言われています。

運動でノルアドレナリンを消費する!

最後になりましたが、ノルアドレナリンのような脳内伝達物質は分泌癖がついてしまうと、過剰分泌の原因となってしまいます。

それを防ぐためには、しっかりとバランスを整えるセロトニンを増やしていくことが大切なのはもちろんのこと、運動をして身体を動かすことでノルアドレナリンを消費していくことが大切です。

また、普段の考え方を変えるなどして、なるべく怒りやイライラを引き起こさないように注意してノルアドレナリンを制御していくことが大切です。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加