煮詰まったらスッキリメソッド！絡まった糸がするりほどける快感！

どうしてもうまく物事が運ばないときってありますよね。そんなときは視界が狭まってしまい、どんなに頑張ってもうまくいかないもの。昔から物事は縄や糸に例えられることが多々ありますが、がむしゃらに糸をほどこうとするとどんどん絡まっていってしまいます。

そんなときは一度頭をリセットし、リスタートを切ることが何よりも重要です。とはいえ、そんなことはみなさん重々承知のことかと思います。まず肝心なのは狭まった視界を広げ、リセットをするタイミングに素直にリセットを実行する心構えなんです。

しかし、そんなときはほんの少しでもよいので「あっ、これこのまま続けてもうまくいかないかも」という、自分を見下ろす第三者の視点を手に入れることをおすすめします。勝負事でもそうですが、やはり引き際が肝心。火照った頭ではできるものもできません。

頭に血が上り、焦っているときの仕事の効率は実に半分以下です。その状態でやったところで結果は知れており、しかも失敗も確実に増えます。その失敗を戻すことを考えると作業効率は実に四分の一以下になってしまう計算になりますね。

普段なら１時間で終わるものが４時間もかかってしまうと考えると、ちょっと時間の無駄だとは思いませんか？こんなときはその時間を丸々使ってでも一度脳をリフレッシュさせてあげるのが効果的です。急いでいるときこそ、遠回りをする冷静な判断力を持つことが肝要なんですね。

とはいえ、万人に向けたリフレッシュの方法はありません。リフレッシュにはあくまでその人にとってもっとも気持ちのよい時間を過ごす必要があるからです。甘いものが好きな人にとってはなによりの至福の時間であるケーキバイキングですが、そうでない人が行ったところで逆にストレスはたまるばかりです。

人間の性質はおおまかに二種類にわけられるもので、それが「内向的か外向的」というものです。しかしこれはアウトドア派かインドア派か、という指針ではありません。人と触れ合うことが好きか、そうでないか、という基準です。リフレッシュの方法はこのどちらに属するかでかなり変わってくるのです。

まずは自分がどちらのタイプであるのかをちょっと考えてみましょう。「寂しがり屋か否か」ということを軸にして考えるとわかりやすいと思います。ですから「自分は外向的だ！」と思っていても実は孤独な方が好きだったり「どうせ内向的だし」と思っていても違う可能性もあります。自分自身に正直になって考えてみてくださいね。

外向的な方はすなわち寂しがり屋です。ちょっと抵抗のある言葉かもしれませんが、そもそも外との繋がりを持つことを喜びとする外交派の方は他者との有益な時間を過ごすことがなによりのリフレッシュ方法になります。

最近、気の置けない友人との飲み会などに顔を出したりしましたか？煮詰まっているときとは、いきなり煮詰まる状態に置かれるわけではなく、前段階で色々な要素が積み重なったりしているもの。外交派の方が煮詰まっているときには友人との付き合いが滞っているケースが非常に多く見受けられます。

合コンに顔を出すのも、恋人と久々にゆっくりと過ごすのもいいでしょう。しばらく会っていない昔の友人とどこかに出かけるのもいいでしょう。いずれにしても外交派の性質の方はひとりではなく人と触れ合うことが重要になってきます。

内向派の方は逆に色々な人と触れ合いすぎると疲れてしまいます。人疲れと呼ぶのが最もふさわしいその症状は煮詰まってしまうことと決して無関係ではありません。そんなときにはひとりゆっくりと沈思黙考するのが正解……ではあるのですが、それだとただひきこもるだけになってしまいます。

外向派、内向派に問わず、リフレッシュに必要なことは「環境を変える」ということ。水は基本的には腐りませんが、全く動きがないと腐ってしまいます。人もそれと同じです。外交派の方は必然的に人と触れ合うことで環境が変わりますが、内向派ですとそうもいきません。

そこでおすすめなのが「どこかでひとり一拍する」という方法。別に温泉旅館である必要はありません。最寄のビジネスホテルでも充分です。ひとりでゆっくりしながらも、取り巻く環境は非日常……煮詰まったときには効果テキメンです。絡まった糸がするりとほどけ、生まれ変わったようにリスタートできること間違いなしですよ。