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人は評判が9割?ピグマリオン効果とラベリング理論

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2014.02.27

ピグマリオン効果

例えばこんな話だと分かりやすいでしょうか。似た話を聞いたことのある方もいらっしゃるかと思います。

ある学校のあるクラスに、有名な先生が特別講師として訪れました。その先生が講演を終えて立ち去ろうとするとき、そのクラスの担任の教師に「あの生徒とあの生徒は伸びるね。」と言い残していきました。

はたして、有名な先生の指摘した生徒の成績がグングン伸びていったのです。別の機会に、その有名な先生に会った担任は感心して言います。「貴方の言った通り、あの生徒たちは驚くほど伸びました!どうしてあの生徒たちが伸びると分かったんですか?」

有名な先生は答えます。「ああ、あれか。適当に指差してみただけだよ。」と。さて、いったいどういうことだったのでしょう。

ピグマリオン効果、というものがあります。これは、人は人から期待された通りの結果を出すものだという説を言います。つまりは、人の期待が人の成長にプラスをもたらすのだ、いう考えのことです。

そう、指摘された生徒は、有名な先生から高評価を受けたことで、担任から期待され、もしかすると、担任以外の教師からも期待されるようになっていたのかもしれません、本人の学力のみではなく、周囲からの期待によって成績を大幅に伸ばしたのです。

ラベリング理論

対して、ラベリング理論と言うものがあります。これについてもたとえ話をしてみましょうか。

少年は、とても真面目な子供でした。しかし、あるとき、不良少年が盗み出した財布をその善良な少年のカバンに投げ込みました。不良少年はまさか善良な少年に疑いは及ぶまいと思っていたのでしょうか。

犯人探しの際には、全員くまなく持ち物を調べられました。善良な少年のカバンから財布が見つかると、誰もがまさかと思いながらも、それ以降はその善良な少年のことを盗人として見るようになりました。

すると、善良な少年は、元来持っていた彼の性質に反して、どんどん非行に手を染めるようになっていったのです。

これがラベリング理論の考え方です。周囲が「こいつは犯罪者だ。」とラベルを貼り、それに応じた扱いをしていったがために、その者の犯罪者的な傾向が強められてしまうのだと考えるのです。

今回のたとえでは、「こいつは盗人だ」と考える周囲の反応が、その少年の心理に働きかけ、少年は自らを盗人であると考えるようになり、そのために、少年は盗人らしい行動をするようになったのだということになるでしょう。

さあ、以上のようなことに心当たりはあったでしょうか。もし、貴方が育て、教え、導かなければならない立場にあるとすれば、相手の評判に気を付けてあげることも大切なのかもしれませんね。

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