> 雑学 > 「元」恐竜博士の皆さんへ~それって今では嘘!?恐竜雑学の今を紹介

「元」恐竜博士の皆さんへ~それって今では嘘!?恐竜雑学の今を紹介

このエントリーをはてなブックマークに追加
2013.06.24

今も昔も男の子のあこがれは強くてデカい恐竜です!すでに絶滅しているので見ることができない(図鑑の中だけの空想上の存在)というのもロマンをかき立てられます。

ところで、「いやぁ子供の頃はねー、これでも『恐竜博士』なんて呼ばれててね」なんて自慢話、あなたの持ちネタだったりしませんか?

しかしその恐竜博士だったころからウン十年、恐竜の世界は結構様変わりしているようですよ。あなたの空想の中の恐竜、もう時代遅れではありませんか?

尾を引きずって歩いた?

数ある恐竜の種類の中で、やっぱり一番人気はティラノサウルスです!怪獣映画のゴジラもティラノサウルスをモデルにしています。そんな人気のティラノサウルスですが、この二、三十年ほどで立ち姿の絵が変わっているのにお気づきでしょうか。

ティラノサウルスのような二足歩行の恐竜は、昔は尻尾を引きずる形で描かれていたのですが、この姿勢は力学的におかしいということが言われるようになりました。最近では尻尾をピンと上げ、逆に首を下げて脚を中心にバランスを取る姿勢が定説となっています。

確かに比べてみると元祖日本版ゴジラ(1954年)は尻尾を引きずって歩きますが、ハリウッド版GOZILLA(1998年)は尻尾を上げて走り回っています。映画の違いというわけではなく、時代で説が変わったのです。

恐竜の子孫はいないの?

恐竜は6500万年前に絶滅してしまい、現在はどこにもいないというのが昔の一般的な認識でした。逆に見つかっていないだけでジャングルには生き残りがいるとか、そんな目撃話もちらほら。

しかし現在では、普通に恐竜の子孫は生き残っているということが定説になっています。その辺を飛び回っていたり日常的に食べたりしている鳥たちです。恐竜は生物分類学的には鳥類と同じだということがほぼ確定しています。

昔は恐竜のことを「陸に住む大型は虫類」と表現していました。見た目がワニやトカゲなど現代のは虫類と似ていたからでしょう。しかし近年になって羽毛を持つ恐竜の化石が多く発見されたり、詳しい研究結果から恐竜から現代の鳥へ進化する過程がほぼ同定されています。

色は本当はわからない?

恐竜博士が博士と呼ばれるゆえんは、一歩進んだ知識を持っていることです。その典型的な知識には「恐竜の色は化石として残ることはないから、図鑑に載っている恐竜の絵は絵描きさんの想像したものなんだ」というものがありました。

現代でもその主張は間違っていませんが、恐竜が鳥の祖先であることから、それまでのゴツゴツしたワニのような褐色の皮膚のイメージではなくカラフルな羽毛を持った恐竜が多くいたということが考えられるようになっています。

さらに、シノサウロプテリクスという小型恐竜に関しては化石に残っていた成分から色を特定できたという画期的な研究成果が発表されています。首から尾にかけてはオレンジ色で、尾はオレンジと白の縞模様だったそうです。現代の鳥類から推定すると、鮮やかな模様は求愛活動に関係していたかもしれません。

恐竜の絶滅の原因は?

恐竜知識の最大のロマンは絶滅の謎です。それまで1億年以上も地上を支配していた恐竜たちが、なぜ6500万年前を境に一気に消えてしまったのか。そんな大事件の原因がさっぱり分からないというのです。そのため多くの説が提唱されてきました。代表的なものをあげていくと

・巨大隕石衝突説
・氷河期説
・火山活動説
・ウイルス説
・種の寿命説
・その他(植物の変化、ほ乳類が卵を乱獲、ポールシフト、etc.)

どれも物的証拠が少ないので結局想像の域を超えないものだったのです。

しかし近年は状況が変わっています。学会の意見は絶滅の直接原因として、最初にあげた「巨大隕石衝突説」でほぼ確定しています。

もともと有力だった巨大隕石衝突説の説得力が弱かった要因に「そんなに大規模な衝突があったのなら6500万年前にできた巨大なクレーター(衝突痕)が地球のどこかに見つかるはずではないか」ということでした。

隕石衝突でできるクレーターは地質学的にほぼ正確に衝突年代を特定できるのですが、それまでに発見されていたクレーターには恐竜絶滅の原因となりそうなものは無かったのです。

しかし、1991年に中央アメリカ・メキシコのユカタン半島からカリブ海にかけて、該当するクレーターが発見されたのです。(実は1978年に発見されていたが当時は大きく取り上げられることはなかった。)ここから一気に証拠固めが行われ、現在では規模的に間違いないだろうということになったのです。

しかしこれでもまだ否定派がいて、確定ではないという主張があります。恐竜ロマンはまだまだ尽きないようです。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
このエントリーをはてなブックマークに追加