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価値観の違うもの同士が長く付き合っていく人付き合い距離感のすすめ

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価値観の相違は、個人感での大きな壁となりますが、大人になるにつれてこの価値観が大きくハッキリしてくるのも人間です。どうしても関わっていかなければいけない人間関係の場で、こうした大きく価値観のズレた人とより長く付き合っていくにはどうすればいいでしょうか?

価値観はどんどん固定していく!

大人になるにつれて、どんどん仲のいい人は限られてきて、かなり親密な人・それなりに関わり合いが多い人・社交辞令程度で関わる人・まったく関わらない人に分かれてくるのではないでしょうか?

学生の頃や子供の頃には考えもしなかったことですが、やはり自分にとって都合が良かったり、考え方や態度が合わないと思う人とは関わりたくないものです。

自分もそう思っているし、おそらく世の中の大部分の人がそういう生活をしてますので、これは仕方のないこととして捉えるべきですが、そもそもこうした合う合わないは、もちろん性格の問題もあるでしょうが、性格なんて十人十色ですから、固定概念の問題となってきます。

大人になればなるほど、どんどんこの固定概念というものは深まっていくばかりで、価値観もそれに比例して付いてきていまいます。これはこうあるべきだといった押しつけにも似た自分の中のルールや常識がどんどん確立されていってしまうわけです。

しかし、この固定概念や価値観というのは、そもそも私たち人間が社会に生きていく中で欠かせないものとなっており、自分を危険から守って身を隠す盾のような役割を果たしています。固定概念が多ければ多いほど、あまりたくさんの人とは親密になれないということになってしまうでしょう。

血液型による性格と固定概念

また、あまり海外にはない日本固有の考え方として、血液型による人間性や性格の傾向を判断するというものがあります。血液型で判断されたり、あの人は~型だからというのも、立派な固定概念の一つだといえましょう。

そして、最近ではあまり無くなりましたが、つい一昔前まではB型がとても悪くいわれていたような時代もありました。血液型のいじめやハラスメントだと、いわれるくらい問題となった時期もあります。そもそも、なぜこんなことになるのかというと、日本の血液型でもっとも多いのがA型であるという部分に由来しているのではないかと思います。

どうしてもA型が多い以上、A型の人を中心として考えられてしまうということがありますし、日本人は古くから長いものに巻かれろといった風習や、右へ習えの精神がありますから、これが裏目に出てしまうことも多々あります。

そして俗ににA型とB型は相性が悪いとされていますから、もっとも多いA型から偏見を向けられるのにはもってこいの血液型だったというわけです。とはいえ、O型の筆者からしてみれば、そんなのどうでもいいですし、どちらでもいいのですが、この血液型というのも日本社会特有の固定概念や価値観であると言えます。

価値観の違いをブツけあってもしょうがない!

では、話を本筋に戻しますが、より多くの人間とうまくやっていきたいと考えるのであれば、なるべく余計な固定概念を持たないように工夫をするか、すでに固定概念が身についてしまっていたとしても、それをなるべく頑固に表に出さないように気を配るべきです。

価値観の相違は、長く付き合っていればいるほど深刻にのしかかりますし、たとえば職場であったりと、どうしても発言をしたり自分の意見を言わなければいけない場であればあるほど、この価値観の相違は深刻な問題としてのしかかってきてしまいます。

とはいえ、価値観の違うもの同士がお互いの価値観をブツけあってもどうしようもありません。価値観が違うのですから、自分の「こうあるべきだ」が相手には伝わらないのです。

同じ価値観を持っていれば伝わるようなシンプルな会話でも、価値観の違うもの同士が話しあうと誤解に誤解が生まれたり、うまく伝わらなかったりとトラブルが多いです。無理に自分の価値観を押し付けないようにしましょう。とはいえ、相手だって価値観を押し付けてくるかもしれません。自分はグッとこらえているのに、相手の価値観ばかりなすり付けられるというのは納得がいかないでしょう。

適度な距離感を持って、うかつに否定しないようにする

人間同士は、どこまでいっても他人同士でしかないということを念頭におくべきです。いくらわかりあったつもりでも相手の心のうちまでは読めませんし、理解できませんから、どうしても価値観が相違してくる部分は多かれ少なかれあるはずなのです。

そして、こうした時にぶつかるのではなく、他人として最適な距離感を保っていくことが大切なのではないかと思います。これは、決して他人行儀にいけというのではなく、「親しい仲にも礼儀あり」の精神です。たとえ恋愛関係にある男女でも礼儀やお互いの尊重を忘れてはあっという間にダメになってしまいます。

適度な距離感を保つことというのは、どの場面においてもとても重要なのです。相手の意見に対して、なにか「こうだ」と思うことがあってもまずは相手の意見を肯定してあげることが大切ですし、その方があなたの話も聞き入れられやすくなります。

そのうえで自分の意見があれば言ってもいいですが、特段言わなくて済みそうなのであれば言わない方がいいでしょう。必要最低限以上のことは言及しないというのが一番無難な距離感です。

様々な活動の場における価値観

個人感の価値観の違いもさることながら、それぞれ場面によって求められることが変わってくるのも事実です。

たとえば、仲の良い友人同士であれば、お互いが相手にとって都合の悪いことを言わないようにしたり、トラブルを避けて通ることもできます。しかし、それが仕事や結果を求められる現場では、自分の考えや意見を言わなければいけない場もあるでしょう。意見を嫌でもブツけあわないといけない場では、当然価値観や固定概念の違いも避けられませんし、トラブルに発展することも多いでしょう。

どちらかが折れろとは言いませんが、やはりどのような場でも接近しすぎず、相手の心の中に土足で踏み入らずに適度な距離感は大切です。相手がもし土足でズカズカと踏み入ってくる人だったとしても、なるべく不要な関わりやトラブルは避け、適度な距離感を保った発言や交流を続けていくのがより長く同じ空間で共にやっていくことのできる最良の方法です。

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