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あなたの声はなぜ聞き返される?理由は声量ではなく出しかたでした!

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2014.03.13

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どんなに声を張って喋ってみても、すぐに騒音にかき消されたり、毎回他人に聞き返されるという人はいませんか?この原因は肺活量や声量でしょうか?いいえ一般人レベルでこれらにさほど違いはありません。大きな原因はもっと他の部分にあります。

どんなに大きく喋っても聞き返される!?

自分の声に自信がない人というのは案外多いものですが、どんなに喋っても聞き返されたり、周りの音にかき消されたり、さらには相手は確実に聴こえていないのに、面倒なのか何となくで返事をしていると気付いたことはありませんか?これは最悪ですよね。

しかし、毎回あなたの話を聞く相手も大変なのです。毎回何かを話しかけてくるのに、声を聴き取るのがすごく大変で一回一回聞き返さなくてはいけない友人や相手の身にもなってみてください。しっかりと聴こえやすく喋るのはコミュニケーションの最低条件なのです。

そして、声がかき消されやすいのは声質のせいもあるかもしれません。とくに男性は声のトーンが女性よりも低いですから、騒音やノイズと帯域が被ってしまうことが多く、かき消されやすいのも事実です。それが電車の中や車通りの多いところであれば尚更です。

しかし、基本的なところはそれではありません。毎回聞き返されるから大きな声で喋っているようなつもりになっているのに聞き返されたり、急に周りが静かになると、急に変に声が浮いたりしませんか?これは声の出しかたが問題なのです。

腹式呼吸が大切!

毎回聞き返されるという人は、それなりに大きな声で喋ろうと意識しているでしょう。しかし、腹から声が出ていますか?どんなに喉から声を張ろうとしてもそれはか細いものになってしまいますので、耳障りであったりします。

周りがにぎやかだとあっという間にかき消されてしまって、周りが急に静かになると変に浮いてしまうのは、喉から無理に声を出そうとしているからです。そして、本来そんなに無理に声を張ろうと努力しなくても相手に伝わるはずなのです。

喉から声を無理に出そうとするよりも、お腹に溜めた空気を一気に流してあげる方が勢いがつきます。そのため、余計な力を入れなくとも自然な流れで広く遠くに声が届きやすくなるというわけです。

そもそも声量や肺活量なんて、成人男性であればさほど大きな違いはないはずです。自分が極端に肺活量がないから会話の際にいちいち意識的に声を張らないといけないなんてやっぱりおかしいです。では原因は声の張りかたではなく、別の部分にあると考えるべきなのではないでしょうか?

言葉の発音は口の中で作られる!?

声がどこで作られているかをまず考えてみましょう。まずは喉の声帯で振動させてそれを息に乗せて音を伝えます。これが声の原理ですが、喉で作れるのは「音」のみで、発音や単語を作り出すのはその後にくる口の中なのです。

人間は口を巧みに使って様々な発音や単語を使い分けます。まず一つが口の開け方になります。母音の発音はこの口の開け方によって使い分けています。そして「パ・プ・ペ」などの破裂音は、口を閉じた状態から一気に開放することで作られますし、「サ行」のような発音は舌をうまく使って口と舌の隙間から擦れるようにして息が通る音です。

これらの口の動きによって発音が作られているわけなのですが、口の開け方や息の通りが不十分だと相手にしっかりとした言葉として伝わりません。ところが、私たちはそれでもちゃんと発音できていると錯覚してしまいます。それは脳内で響いた自分の声と、他人に聴こえている自分の声が違うからです。一度自分の声を録音して聞いてみて、それを頻繁におこなってなるべく他人が聞いている声の認識と、自分の声の認識を近づけていくようにするといいです。

息の流れが重要!

そして、話しが通りづらいという人は、おそらくこれが一番のポイントになってくるかと思いますが、先ほどの説明からもわかるように腹式呼吸と口の開け方や動かしかたが重要だと説明してきました。声を張っているつもりなのにさほど大きな声が出なかったり、相手に聞き返されるという人は、声の通りかたが原因なのではないかと思います。

言葉を喋りながら自分の口の前に手を当ててみてください。口の前に持ってきた時と、口の下側に持ってきた時と、どちらの方がよく息があたるでしょうか?おそらく下に流れていってしまっていませんか?相手に向かってまっすぐに息が流れていかないで、下に流れていっていれば、それはどんなに声を張ったところで相手には聴き取れなくてしかたありません。

相手に伝えるにはちゃんと空気を振動させて、しかも顔の前方に息を送る必要があります。また、無意識のうちに息が口からではなく、鼻から抜けていってしまって損をしている人もいます。自分の意志に反してあまり大きな声が出ないという人は、たいていがこれが理由です。息がだいぶ無駄に鼻から抜けていってしまっていることになります。

相手に息をかけるようなつもりで喋る!

こうした話し方の原因となっているのは、やはり喋りかたの習慣が原因ですが、その理由として人見知りであったり、自分に自信がなかったりといった心理的な要因も関係してきています。

また、恥ずかしい話ですが、自分の口臭が気になってしまって神経質になっている人や、相手に直接息が当たってしまうのが恐いという理由でも、口の開きかたが小さくなってしまったり、息の流れが自然と下に向いていく原因となります。

なるべく自分の内側で聞こえている声に惑わされずに、まずはしっかりと口を開けてハキハキと言葉を発してみることが相手にまっすぐに言葉を飛ばす秘訣になりますし、恥ずかしがらずに相手に直接息をかけるようなつもりで喋ると相手まで伝わりやすくなります。

言葉の発しかたは人それぞれ習慣として身についてしまっているものですが、これを少しずつ意識的に変えていくと声の通りかたが変わって、たったそれだけでも周りの人の反応が変わったりします。

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