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その筋トレは逆効果!運動パフォーマンスを上げる筋肉の鍛え方

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2013.06.04

オリンピックなどの競技を観ていて、あんなアスリートのような身体になったらいいなと憧れる人も多いと思います。鍛え上げられた肉体はギリシャ彫刻のような美しさがあり魅了しますよね。そしてオリンピックに出るために血のにじむような鍛練をして筋肉と精神を鍛えあげて記録に挑戦する姿というのは多くの感動を生みます。

では、誰でも子供のころから鍛えればオリンピック選手になれるのかというと、もちろん才能もありますが、努力をすれば誰でもオリンピックに出る事が可能なのは肉体のすごいところなのです。

しかし、筋肉を鍛えれば記録がでるという認識はちょっと間違いがあり、あの素晴らしい筋肉美を造って行くのは並大抵の努力では難しいのはわかると思います。

一般の人が筋肉をどれだけ鍛えようと思っても、ある程度の限界は見えてきますね。それはもう無理とか出来ないという理屈ではなく、筋肉の作り方にあるからです。それは逆にいえば、ちゃんと理解をするとあそこまで鍛え抜かれた身体になることも可能なのです。

そして間違ってはいけないのは、筋力が上がれば、例えば陸上などのスポーツの記録が上がるかというと、そうではないというのも憶えておいた方がいいでしょう。言ってしまえば、「鍛えすぎてもだめ」と言えるのです。

ではまず筋肉の種類にはどのようなものがあるのか。筋肉には骨格筋、心筋、平滑筋という3種類がありまして、一般的な筋肉は骨格筋で、あとは心筋が心臓の筋肉で、平滑筋が内臓の筋肉ということになるのです。

骨格筋は自分の意志で動く事が出来る随意筋というもので、これは寝ていると動かない筋肉になります。しかし心臓の筋肉は寝ていても何をしていても動いていないと困りますね。止まっていては死んでいるという事ですから、意識をしないで動いている不随意筋というものになります。

平滑筋も同じように内臓を動かしていますから、胃や腸などは寝ている方が働いているので、こちらも不随意筋になります。これは人間の生存機能ですから、当たり前と言えば当たり前なのですが、これらが機能的に狂ってくると体調不良になります。

アスリートが筋肉を鍛えるとなると、骨格筋が主な場所になるのですが、筋肉というのは、その人の身体についている動かし方によっても変わってきます。サッカー選手であれば腕が丸太のように太い人はいないでしょう。ラグビーになると腕が太い人がいてもおかしくは無いですね。

そういったように、どこの筋肉が重要になるのかは競技の特性で変わるのです。間違った鍛え方をしてしまうと、競技のパフォーマンスの低下も招いてしまうという事です。

もうひとつ例を上げると、ボクシングのボクサーでプロレスラーのような胸板をしている人もいないですね。これも腕を前に突き出すパンチを打つときに、大胸筋が邪魔になるからです。

鍛えて強いパンチを打つには肩甲骨の動きと腕がスムーズに出ないといけないので、胸の筋肉が発達しすぎて邪魔をしてはいけないので、こちらも間違うとパフォーマンス低下になるわけです。

もちろんケガなどはパフォーマンスを下げますが、自分では知らないうちにプレッシャーなどで汗がたくさんでてくるというのも、緊張で筋肉の反応が遅れてしまう要因の一つです。

日本人はプレッシャーに弱いと言われてきましたが、ここ近年はメンタル面でもお腹の丹田という場所を使った呼吸法や、リラクゼーションが上手になってきたので、プレッシャーにも強くなっています。

しかし骨格筋は意識する筋肉と言いましたが、実は無意識の動きを起こせるようにするのが一流のアスリートでもあるのです。目で見た情報から身体を動かす動体視力というものは、ほぼ瞬時に筋肉を動かし無意識に近い状態で身体を使っていると言えるのです。

以前メジャーリーグのイチロー選手と引退をした松井選手の対談をみたことがありますが、ものすごい会話の内容でした。

それはバッターボックスのわずか1センチ2センチの立つ位置の違いでバットコントロールが変わり世界が全く違うと言うのです。われわれには理解しがたい話で、何センチ何ミリという話に一流選手とは見えている世界が違うというのがわかりました。

スポーツの記録とは目で見た反応の速さを筋肉に伝えることにあります。走るにしても飛ぶにしても打つにしても、とにかく自分の世界が細かいものであるならば、到達できるものだということなのでしょう。

筋肉を鍛えることではないと言えば大げさでしょうが、厳密にいえば脳から筋肉にいく伝達速度を速くすると記録が見えてくるのではないでしょうか。鍛えて作るパワーも必要ですが、とにかく反応が早く動けるようになればどの競技でもメダルを取ることも可能だといえます。

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