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脳内の健康は心身の健康!?脳内伝達物質の働きをコントロールする!

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2014.03.19

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なんだか気分が優れなかったり、嫌でもイライラしたりと、私たちの気分はなぜこうも気まぐれなのでしょうか?その理由として、脳内の働きと脳内伝達物質があります。そして、この構造やメカニズムを知って、意識的にコントロールしていければ、情緒を安定させていくことができるのです。

気分は脳内伝達物質によって左右される?

イライラしたり、気分が優れなかったり、何をするにも不安や緊張が付きまとうという時期はありませんか?そしてこれは大人になるにつれて増えてくるのではないかと思います。

私たちの気分は自分自身でコントロールすることができない場合が多いです。誰しも理想は毎日気分よく快適に過ごしたいと思っているはずです。しかし、どうしてもストレスが溜まったり、外的要因でイライラしたり緊張したりすることは多いです。そして、これらの気分の変化は、もちろん外的な環境要因でも起こりますが、一番重要なのは私たちの脳内のメカニズムなのです。

脳内伝達物質というものをご存知でしょうか?脳内に満たされて、細胞間を行き来したり情報伝達をする役割を持った物質なのですが、これらは自分の意識下でコントロールすることができないものでもあります。

そして、この脳内伝達物質を意識的にコントロールすることさえできれば、私たちは常に快適で、情緒を安定させていくことができるのです。外的要因ももちろん大きいですが、環境や他人を変えるよりも脳内のメカニズムをコントロールしていく方がはるかに現実的です。

天然の麻薬、ドーパミンの作用

脳内伝達物質には色々と種類があり、役割ごとに機能性が違いますが、どれももともとは生命の維持に欠かせないものです。

まず、脳内伝達物質として有名なものに、ドーパミンがあります。ドーパミンはスポーツ選手や運動をする人にはよく知られた言葉ですが、これが脳内伝達物質としてどのような機能を担っているかを知っている人は少ないでしょう。

ドーパミンは気分を高めてくれる脳内伝達物質です。気分がハイになっている時やテンションが上がるというのは、このドーパミンが脳内に満たされている状態なのです。そして、ドーパミンは天然の麻薬と呼ばれ、私たちの気分を飛躍的に高めてくれますが、あまり長時間分泌されていると心身に大きな負担をかけてしまいます

ドーパミンなどの多くの脳内伝達物質は、分泌量を制限したり抑制する機能が備わっていません。そのため、必要に応じてどんどん出てしまいますし、過剰分泌の癖がつくと、些細なことで分泌されるようになり、すごく疲れていてとてもテンションを上げたくないのに、なんだかすごく興奮状態にあるというような問題が起きます。そして、これが進行して末期症状となると、躁病という病気になったりします。

緊張と闘争のノルアドレナリン!

つづいて、ノルアドレナリンは緊張感や不安、闘争心を高める脳内伝達物質で、気分が落ち込んだりイライラしたりストレスが溜まるなどの、表向きはとてもネガティブな物質です。

しかし、困難に立ち向かわなければいけない時というのは誰にでもありますし、逃げずに戦わなければいけない時にとても大切な物質となっています。とはいえ、現代では闘争心を高めたり戦わなくてはいけない場は少なく、それよりももっと協調性を求められたりしますので、あまり必要のなくなってしまった伝達物質でもあります。

ところが、現代人の多くがこれを多く分泌しており、ストレスや不安、イライラを抱えながら社会生活を送っています。ノルアドレナリンも同じく、あまり長く分泌されると身体に大きな負担をかけてしまいますが、残念ながら些細なことで常に脳内にノルアドレナリンが満たされてしまっている人はとても多いです。

そのためにストレスが溜まりすぎてしまったり、イライラや不安で心を病んでしまうのです。ノルアドレナリンが過剰分泌されて末期症状になると鬱病になり、現代人の多くがこの鬱病予備軍となっています。

脳内の救世主!セロトニン

これらの物質が過剰に分泌されるのを防ぐことができないのでしょうか?ドーパミンはあまり問題ではないのですが、特にノルアドレナリンが多く分泌されてしまっている人が多く、このノルアドレナリンは特に問題です。

しかし、脳内にはこれらの抑制物質が備わっていないわけではありません。各脳内伝達物質のバランスを整えて脳内を安定させるものとして、セロトニンがあります。セロトニンは脳内伝達物質のバランスを整えるだけでなく、ホッと一息ついたときのような安息感と毎日の満足感を与えてくれるとても重要な物質です。

ところが、現代人の多くはこのセロトニンが不足してしまっているために、脳内の均衡を保てなくなってしまっているのです。セロトニンは現代の不規則な生活習慣やストレスなどでも減少してしまいますし、幼少期の家庭環境などによっても減少します。

現代人の多くがこのセロトニン不足に悩まされているのは大きな問題で、鬱病も大きなストレスも心身の不調も、ほぼ全てこのセロトニンがしっかり満たされていれば解決するのです。

適度な運動とセロトニンを増やす習慣

セロトニンを増やしていくには、日光を浴びる習慣がとても大切です。日光のような強い光を浴びることで脳内のセロトニン値が増えていくのです。また、現代的なサプリメントとしてセントジョーンズワートというハーブ由来の成分が、脳内のセロトニンを減少させるのを防ぐ働きがあります。

とはいっても、現代人にストレスはつきものですしこのノルアドレナリンが増えすぎてしまうのは考えものです。ノルアドレナリンは肉体労働や運動によって消費することができ、健康維持のために適度な運動は欠かせないのです。

本来は狩猟の時代にとても重要な意味をもっていたノルアドレナリンなのですが、これも現代では狩りも肉体労働も減ってしまいましたから、増える一方なのです。ノルアドレナリンを減らしたり、考え方や捉え方の傾向を変えていって、些細なことでイライラしてノルアドレナリンを増やさないように心掛けていくことが大切です。あとは、セロトニンが満たされていけば何とかしてくれますので、現代的に最も大切なのは運動と日光とセロトニンということになります。

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