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所有という考えが生みだす苦しさ、リースという考えが生みだす幸せとは?

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2014.02.27

これは俺のものだ」、誰でも小さいころから自分のものを他の子供に取られたら悔しがったり泣いたり、なんとしても取り返そうとしたり必死です。

「少しぐらい貸してあげなさい!」と親に言われて、だんだんと自分の持っているものを他の人に貸してあげられる我慢が出来るようになってくる子もいますし、誰が何と言おうと自分のものは泣いても騒いでも自分で持っておこうとする子もいます。

そして、それは子供の時だけじゃなく大人になっても続くことではないでしょうか。

それ、本当に自分のもの?

「これは俺のもの」「これは私のもの」、そう思えるものは身の周りにどれくらいあるでしょうか?

このかっこいい車、高かったけどもう手放さない、この家はローンで買ったけどずっと自分のものだから、そんな何かを自分のものとして持っているという認識が強い人もいるかもしれません。

自分が所有している気持ちが強いかどうかを判断するポイントは、それが無くなったらどういう気持ちが湧いてくるかということです。

今持っている大切なものが無くなったらどんな気持ちになるでしょう?高いものかもしれませんし、思い出深いものかもしれません。

人は情緒的な価値、例えば思い出の写真や記念品、誰かからもらったものなどに、それ自体は安くても思い入れがあるものには高い価値を感じるものです。

それらを無くしたら何をしてでも取り戻したいという人もいるかもしれませんし、凄く怒りが出たり悲しくなったり、直視しないようにする人もいるかもしれません。

そうして自分の気持ちの動き具合によって、所有している気持ち、期待している気持ちなどがどれだけ強いか分かります。

もちろんどんな気持ちを持ってどんなものを所有して生きるのも人それぞれですが、何かを「自分のものだ」と思い持っていると、それが無くなるとあたかも自分の体の一部が失われたかのように感じることがあります。

物と自分を同一化すると・・・

人が苦しみを感じることの1つは、自分と他人を分けることによって感じます。

自分はあの人と違う、あの人は何か気に入らない、そうして自分と他人を分ける時苦しかったりイライラしたり、元々好きだった人にそういう気持ちが湧いてくるとなおさら辛いかもしれません。

もちろん自分と他人を分けていると相手を理解することも共感することも出来ず、表面的なコミュニケーションが取れるだけまだマシかもしれません。

逆に自分と他人は同じだというような見方でいれば、どんな人との気持ちの距離を縮めることが出来ますが、それが中々出来ないのはこれまでの自分のパターンがあり、自分にブレーキをかけている心の作用があるからです。

そのパターンは柔軟で、自分と他人を分けることのパターンが長く続くと、心の距離を縮めることが難しいと感じるかもしれません。

そして、自分と他人を分けると他人のほうが強く見えたり賢く見えたりする時、自分を強く見せたり大きく、賢くしたりしないと他人に勝つことは出来ないと考える時、物を所有してあたかも自分が凄くなった、賢くなった、強くなったように見せるために使う人もいます。

ですが、そうやって物と自分を同一化すると、今度はそれがないと強い自分、賢い自分、大きな自分を保てないと感じると、それを失う怖れが出たりそれが失った時に急に弱くなったり感情に振り回されることがあります。

リースという考え方

では、そんな苦しみを感じないようにするにはどうすればいいでしょうか。

その方法の1つはリースという考えで、物やお金など自分のものと思えるものを借りているものだと考えてみることです。

地球は何億年も前から誕生しているうちの100年前後が一人の人の寿命なら、これは自分のものだと思って持っているものも自分がいなくなったらまた誰かの手に渡ったり、形が崩れたりします。

なので所有しているかどうかは自分の考え方次第ですが、リースという考え方をすると今まで所有感が強かった人は急に力が抜けたり認めたくないという気持ちが出てくるかもしれませんが、それを受け入れたら気楽になるところと、所有感を手放さないといけない怖れが出てくるかもしれません。

そんな力強さを感じないと人生生きていけないかというとそうではなく、自分が欲しいものは誰かに与えることで与えられる、気持ちが満たされる感じがします。

例えば、愛情が欲しければ誰かに愛情を注いであげれば相手が喜び、それによって自分も愛情が得られる感じがします。

そうして力強く生きていた自分のエゴがだんだんと和らいでいき、周りと同調する感じになってくると、リラックスして本当に自分のしたいこと、やっていてワクワクすることなどが見つかると思います。

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