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ビジネスチャンスにも!?かんたんな「手話」を覚えてみませんか?

現在、ニュースや政見放送等でも必ず画面に映る「手話」

耳が健常であるとまったく意識しませんが、よく注意して見ていると、その手の動きや顔の表情がたいへんユニークなことに気づきます。

手話に興味を持つと、ちょっとしたことでビジネスチャンスにつながるかもしれません。営業の場合は、取引先との閑話休題に。商売や飲食の仕事では、難聴のお客様と出逢うことは多いでしょう。その際、筆談だけでなく、ちょっとした挨拶だけでも覚えておくと、お客様の次回のご来店につながるチャンスです。

また、クリエイティブな仕事をしている人にも手話は興味深いところです。手話の表現方法はたいへん多く、個性的で自由自在。アイディアの素になることも・・・。

では、身近ですぐ覚えられそうな手話をいくつか見てみましょう。

すみません、さようならの手話は、あなたもいつも使っている!?

申し訳ない気持ちをあらわす手話は、実は手話とも思わずみんな使っているのです。たとえば、人と人とが群がっているところを横切って通るときなどに手刀を切りますよね。手を顔の前にひらひらさせて、お相撲さんの「ごっつあんです」のポーズと同じように。

あれが手話での「ごめんなさい」「すみません」なのです。正確には、おでこのまえで親指と人差し指で丸を作り、そのまま手刀にして下に下げます。

「さようなら」はもっとかんたんです。お別れするとき、みんな手を振りますよね。あれが手話で言うところの「さようなら」です。知らず知らずのうちに、自然に手話を使っているものなのです。

よろしくお願いします、は「ピノキオのポーズ」

難聴者の方とはじめて逢ったとき、「よろしくお願いします」と伝えたい場合です。

右手をグーの形にし、鼻に当て、そのまま前へ伸ばします。ピノキオの鼻がグーッと伸びるようなイメージです。それと同じ動きを、続けてパーの形でやります。これが「よろしくお願いします」です。

よく、ニュース画面や電車の中などで難聴者の方々が手話で会話をしているのを見かけると、とても速いスピードで話しているので、相当勉強しないと手話ってむずかしいんだろうなと思いがちですが、それは違います。英語を勉強するときも「ディスイズアペン」から始めますよね。それと同じで、まずは使ってみることです。

難聴者の方々は、補聴器を使っていたり相手の唇の動きで言葉を読むことに慣れていますから、どうしても手話が必要という場面はじつは少ないのです。ですから、手話ができなくても難聴者との会話は可能です。しかし、できる範囲から手話を使っていくと、会話の楽しさが広がるのです。

今は、趣味の手話サークルもありますし、ネットの動画で学ぶこともできます。空いた時間を利用して、一日ひとつずつ、覚えていってみませんか?

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