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意外と知らない人体の不思議。臓器で唯一再生する肝臓

肝臓の働きを知っていますか?肝臓は消化酵素を出して食べ物の栄養素をそれぞれの器官にあった栄養素につくりかえたり、身体に必要なエネルギーやビタミンを備蓄したり、アルコールや薬を解毒したりと私たちの身体を支えてくれています。

肝臓はストレスにすぐ反応する胃腸などと違ってストレスにさらされても、すこしくらい飲みすぎても痛みを起こさずに静かにはたき続けます。ここでは「沈黙の臓器」よばれるに肝臓の不思議について紹介していきます。

肝臓は再生する

人間のからだはトカゲのシッポように切られたら再生するわけがないと思っていませんか?肝臓だけは4分の3程切り取られたとしても、わずか4ヶ月ほどで再生する不思議な臓器です。

しかも再生できるのは一度だけではなく、何回も再生できます。これは何も人間にだけ与えられた特権ではまく、ネズミの肝臓も半分以上を切り取られたとしても数週間で元に戻ります。

臓器の中で1番頑丈といえる肝臓。このような再生能力を必要とするくらい肝臓の働きは重要であるということが分かります。ただし、アルコール性肝炎になるくらい飲みすぎると、超優秀な肝臓の再生能力をこえてしまい再生できなくなるので、飲みすぎには注意しましょう。

肝臓の再生するメカニズムはどうなっているのか?

肝臓の再生メカニズムについて決定的な解明はまだされていません。仮説として、肝臓の中に3000億個以上存在している肝細胞が大きく関わっていると考えられています。

肝細胞には核が二つあり、遺伝子情報がつまっている染色体の数も他の細胞に比べて2~3倍あることからも肝臓再生の大きな鍵を握っているとして研究が進められています。

私たちの身体を支えて、驚異の再生能力を持つ肝臓。再生能力に過信することなくしっかりと休刊日をもうけることが肝心といえそうです。

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