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あなたのネクタイの色は?色にまつわる様々な豆知識

1.ネクタイの重要性

男性の戦闘服と言えば、スーツです。スーツには様々な制約があるため、私服のときほど個性を出すことができません。たとえば、スーツの色は、黒か紺かグレー、という風に決まっているでしょう。シャツにしても、赤や黄色のシャツを着る機会はほとんどないでしょう。

しかし、そんななかネクタイだけはある程度の自由が許されています。今日は、ネクタイの色が相手にどのような印象を与えるかを説明していきます。

2.赤色

まずは、赤色について。今では赤=リーダーという公式さえ成り立つ色ですね。皆さんは、赤、と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。たとえば、火、リンゴ、赤ちゃん…エネルギーに満ち溢れたイメージがあるでしょう。戦国武将でも、赤色の鎧を着た軍隊を組織した者が多く、代表的な人としては、真田幸村なども「赤備え」の軍を率いたとされています。

実は赤という色、自己をアピールし、強そうに見せるという効果があるようです。心理学で、同じ試験問題を赤色の解答用紙と、ほかの色の解答用紙で回答してもらい、どちらの方が良い点数を取るのか、という実験がなされたことがあるそうです。そして、赤色の解答用紙で回答をした集団の方が平均点が低かった、という実験結果が得られたそうです。

つまり赤という色は、目立つと同時に、相手を委縮させる効果があるというわけです。ですから、下手に出なければならないようなビジネスシーンにおいて、赤色のネクタイを付けることはおすすめができません。反対に、やる気を見せるときや、部下を従えるときには、赤色のネクタイでビシッと決めるのもいいかもしれません。

3.水色

次に、水色について説明していきましょう。皆さんは、水色と聞いて、どのようなことを考えますか?たとえば、海、空、涼しげな感じ、イルカ、猫型ロボット…。実は、水色を象徴するものは、あまり多くありません。しかし、晴れた日に外に出れば、必ず目につくものがあります。そう。空です。

水色は空に代表されるように、外に出さえすれば、誰であっても無意識のうちにほぼ必ず見る色なのです。このことから、「誰からも嫌われない色」であると言えます。

実際に、とあるアンケートにおいては、水色は嫌いな色としては最も獲得票数が少ない、というデータもあるようです。「空が嫌いな人」というのはあまり聞いたことがない、という点からも納得がいくでしょう。

もっとも、「誰からも嫌われない」=「誰からも好かれる」というわけではありません。悪くいってしまえば、地味で目立たない色、というだけの話です。

しかし、水色=空、水というイメージが強いので、「雄大」「優しそう」「すがすがしい」「さわやか」というイメージもあるでしょう。ですから、夏の暑い日に、さっぱりと日々を過ごしたいときには、水色のネクタイを付けるのはいいかもしれません。

4.緑

では、緑はどういう意味を持つでしょう。皆さんは、緑と聞いて、何をイメージするでしょうか。緑と言えば、木、草、畑、蛙…。緑と言えば、やはり植物の色でしょう。通常であれば、「緑に囲まれる」と言えば、「植物の多い環境の中にいる」という意味を示すことからもイメージが付きますよね。

緑という色は、穏やかさ、心や体を癒す、緊張の緩和…そのようなイメージがあります。ですから、穏やかな話し合いをしたいときや、冷静な話し合いをしたいときには、ぜひ緑のネクタイで臨んでみてはいかがでしょうか。

5.茶色

次に、茶色について説明していきます。茶色のイメージには、どのようなものがあるでしょう。茶色と言えば、大地、畑、ほうじ茶、などが思い浮かぶでしょう。茶色は大地や土の色を示す色です。ですから、安定感のある、堅実なイメージがあるのです。

たとえば、スターバックスは緑と茶色を基調としたイメージカラーを打ち出しています。これは、看板や空間に安心感や安定感を示すためのものです。だからこそ、コーヒーを片手にリラックスしたくなるのですね。このように茶色は安定感を示す色ですから、真面目なイメージを出したいときには、大いに役に立つでしょう。

6.黄色

最後に、黄色について説明しましょう。黄色と聞いて何をイメージするでしょうか。たとえば、太陽、ひまわり、レモン…など。夏や解放感、はじけるような感じに縁がありそうですね。黄色は、その場を楽しむ、コミュニケーションを積極的にする、という意味があります。

このようなことから、営業マンなど、外部の方と積極的にコミュニケーションをとる場合には、黄色のネクタイを締めるとより良いです。

7.終わりに

さあ、この記事を読んだのであれば、明日からは何も見ずにネクタイを選ぶのではなく、しっかりとイメージを持ってネクタイを結びましょう!!!きっと、男として一皮むけた、と思われますよ!!!

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