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小動物の代表ハムスター!ジャンガリアンの性格と育てかたを考える

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小動物のペットといえばハムスター

小動物といえば、リス、鳥などたくさんの動物がいますが、その中でも最もメジャーなペットとして飼われているのが、ハムスターではないでしょうか?ハムスターはとてもかわいらしい見た目や動きが、多くの人間の癒しとなるのです。

毛繕いしている姿や、モフモフとした毛に包まれてのそのそと歩く姿は、誰もを虜にします。そして、ハムスターにも様々な種類があり、同じハムスターといえども、実はハムスター科という学術名は存在せず、品種ごとに学術名が違うのです。

大まかに言うと、どのハムスターもネズミの仲間ではあるのですが、ゴールデンハムスターのような大型のハムだと、よりネズミに近い体つきや見た目をしており、ジャンガリアンやロボロフスキーのような小型のハムスターは、一般的にドワーフハムスターと言われており、大型のハムよりもネズミっぽさが強くなくてとても愛くるしいです。そして、もっとも多くの人に飼われるのも、ジャンガリアンハムスターやパールホワイトなどのドワーフハムスターです。

ジャンガリアンはビギナーには難しい!?

ジャンガリアンハムスターは、一般的にハムスターを初めて飼う人でも飼いやすい入門ハムとして知られています。見た目もそこまでネズミっぽくなくてかわいらしいですし、飼育も比較的容易なことから、ビギナーがまずはじめに飼うことの多いハムスターです。

そして、ビギナーや経験者を問わず多くの人を虜にしているのもジャンガリアンハムスターなのですが、実はあまり知られていないですが、ジャンガリアンはあまりビギナー向けとは言えないハムスターなのです。

ハムスターといえば噛むというイメージがありますが、これもジャンガリアンハムスターによるイメージで、それ以外の大型系のハムスターなどは、よほど嫌なことをされない限りは、人の指を噛んだりしません。噛んだらそのあとに何をされるかわかっているからです。

しかし、ジャンガリアンは人の指を平気で噛みます。好奇心旺盛で人懐っこいハムスターだと言われていますが、実際は好奇心旺盛な分、人にかかってきやすいのもジャンガリアンなのです。

ジャンガリアンはわがままな性格

ジャンガリアンハムスターは、非常にわがままな性格だと言えます。これは個体によっても差がありますし、それぞれの気性や性格によっても違うのですが、全体的にジャンガリアンはわがままな性格です。

その理由として、大型ハムと比べてもあまり頭がよくありません。学習しませんし、自分の喜怒哀楽のままに行動します。好奇心旺盛で、喜怒哀楽が他のハムよりもわかりやすい分、ハムスターのビギナー飼い主でもハムスターの気持ちがわかりやすいというメリットもありますが、その反面で頭が悪く好奇心旺盛で、喜怒哀楽が激しいので、気になったものには自分から近づいてきたりしますが、少しでも嫌だと思ったら噛みますし、人間が恐い生き物だということも、他のハムと比べてあまりわかっていないハムです。

そして、ハムスターにもそれぞれハムによってさまざまな性格があります。ジャンガリアンハムスターでも、穏やかな性格で何をしても怒らないようなハムもいれば、暴れたり活発に動き回って、人の手を積極的に噛むハムもいます。また、ハムスターの性格は変わりやすいので、今までおおらかなハムだったとしても時期的な問題や育ちかたなどによってわがままになったりします。全てのジャンガリアンが噛むわけではありませんが、基本的にジャンガリアンは噛むハムだと認識しておいた方が、後々苦労しないでしょう。

全く逆の2種類の慣れさせかた

ジャンガリアンの育てかたというか、人間に慣れさせる方法は大きくわけて2種類あります。はじめに説明しておきますが、ハムスターは知能が高くないので、人間に「慣れる」ことはあっても「懐く」ことはありません。噛まなくなっても、手乗りになっても、それは懐いているのではなく、慣れているだけなのです。

まず、一般的な手乗りハムの育てかたとして、人間に時間をかけて慣らしていって恐怖心をなくさせるというものがあります。手から餌を与えるようにして、徐々に自分のニオイを覚えてもらい、そのニオイは恐いものではないということを覚え込ませるのです。これにはすごく根気がいりますし、ハムの性格によってはどう頑張っても手乗りになったり慣れないハムもいます。

そこで、これは本当にあまりやってはいけない方法ではあるのですが、真逆の方法として、逆に人間が恐い生き物だということをわからせるという方法もあります。これは慣れさせるというよりは、人間を噛むと危険だと判断させて、噛まなくさせる方法でもあるのですが、指を噛もうとしたら、鼻を軽く押します。ハムスターは鼻を触られるのが嫌ですので、嫌がることをすることで、逆に噛んではいけないということをわからせるのです。

いくら長く飼っていて徐々に慣れさせていこうとしていても、手に乗せれば手の突起が気になって噛んだりするハムもいます。ハムスターは気になったものを口に含んでみたり、とりあえず噛もうとしますから、それも当然なのですが、手に乗っけていて噛むようであれば、ハムスターに危害が及ばない程度に手でハムスターを握ってください。その時に鼻を抑えてもいいでしょう。こうすることで、徐々に頭の悪いジャンガリアンでも噛んではいけないものだということを学習します。

観賞用の動物と割り切る!

とはいえ、この方法はやらないに越したことはありません。あくまでもこうすればハムスターは噛まなくなるかも!?という話しで、ハムによってはかえって腹が立って飛びかかってくるものもいるかもしれませんし、そもそもハムスターを無理矢理押さえつけてまで噛まないようにして手に乗せようということ自体が、人間のエゴでしかないのです。

ハムスターの販売価格は、犬や猫よりも非常に安いです。その理由として、知能が高くなくて懐かないからです。もしハムスターが芸を覚えて人間に懐くような動物であれば、1匹数百円で販売されたりはしません。ハムスターはあくまでも観賞用のペットなのです。その観賞用のペットを人間のエゴで触ったり、手に乗せようとしているのですから、ハムにとってみれば理不尽極まりません。

ハムスターは喋るわけでもありませんし、笑ったり泣いたりするわけでもありませんから、なかなか人間にはハムスターの気持ちが理解しがたいです。こっちを見ているように見えたので、とても愛くるしくて手を出したら噛まれるということもあるでしょう。ハムスターは本来、人間に懐く生き物ではありませんし、知能の低い観賞用のペットですから、触らないのが一番なのです。

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