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仏像にはランクがあるのをご存知ですか?寺社巡りを楽しもう!

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2013.10.07

仏像にはランクや役割があります。如来(にょらい)、菩薩(ぼさつ)、明王(みょうおう)、天(てん)という4つの位があり、如来がトップクラス、そして、菩薩、明王、天と続きます。意味を知ると楽しい寺社巡り。最近若い人にも流行っています。

皆さんはお寺に行って仏像を見る機会がありますか?最近若い人の間で仏像見学が流行っている様で、休日に寺院巡りをしたり、美術館で仏像の展覧会を見に行ったりする人が多い様ですね。

そんな時、意味を知らなくて、ただ何となく眺めているだけでも、そのフォルムの美しさに魅了されるのですが、どうせなら意味を知って見ると、よりその感動が深まります。まずこれだけは押さえておきたい、仏像のランクを紹介します。

仏像のランクとは?

仏像にはランクがありまして、一番偉い仏様が如来(にょらい)です。例えば釈迦如来(しゃかにょらい)とか、阿弥陀如来(あみだにょらい)という様に、名前の後ろに如来と付く仏様です。如来は会社で例えると社長さんだと思って頂くと分かりやすいかと思います。

その次のクラスが菩薩(ぼさつ)。観音菩薩(かんのんぼさつ)とか、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の様に、名前の後ろに菩薩と付く仏様です。会社で例えると部長さんです。

3番目の位が明王(みょうおう)です。不動明王(ふどうみょうおう)とか、愛染明王(あいぜんみょうおう)など、後ろに明王が付く仏様の事です。厳密に言うと、明王は仏教では無く密教の仏様なのですが、仏像を分かりやすくカテゴライズするためにあえて入れておきます。明王は会社で例えると係長です。

最後が天(てん)です。毘沙門天(びしゃもんてん)とか、帝釈天(たいしゃくてん)などがいるカテゴリです。会社でいうとガードマンです。

こんな風にランクを知ると、今見ている仏像がどのランクなのかという事が見えてきますよね。「あ、如来さんだ!という事はトップクラスの仏さんだ!」とか、「菩薩さんだから2番目のクラスの仏様なんだ!」とか、一歩深く見る事が出来て楽しみが増えるというわけなんです。では、それぞれのカテゴリの特徴を見て行きましょう。

トップクラスの仏像の如来

如来は悟りを開いていて、間違う事が無いという状態に達した仏様の事です。悟っているので欲が無く、服装も質素なんです。代表的な如来は、仏教を開いたお釈迦様をモデルとした釈迦如来や、病気平癒の薬師如来。

人が亡くなる時にお迎えに来てくれる阿弥陀如来、密教の最高仏の大日如来などがいらっしゃいます。ちなみに大仏さんも如来のカテゴリに入ります。

次期如来候補の菩薩

菩薩はまだ悟りは開いていませんが、修行をしながら皆さんを救ってくれるのが菩薩です。信仰としても仏像としても人気があるのが観音菩薩。様々な姿に変わって我々を救ってくれるので、色々な姿の観音菩薩を様々な寺院で見る事が出来ます。他にも代表的な菩薩が、普賢菩薩や文殊菩薩、日光菩薩や月光菩薩などがいらっしゃいます。

菩薩はまだ完全には欲を断ち切れていないので、服装が豪華で、アクセサリーなども身につけており、きらびやかです。見栄を捨て切れていないんですね。

実は密教の仏様の明王

日本に遅れて入ってきた秘密仏教の事を密教と言います。実は明王は密教の仏様。とても怖い顔をしているのが特徴で、如来の教えに従わない者を調伏したり救済したりします。不動明王や、愛染明王、降三世明王などが代表的です。

仏教のガードマンの天

天の位は、インドのヒンズー教の神様が仏教に帰依した状態です。天空や天上世界に住んでいるというのを意味する位の名前でもあります。如来や菩薩、明王が我々の救済を目的としているのに対して、天は仏教の敵から仏教を守るというガードマンの役割をしています。ですので、仏像を見ると、天だけは鎧を着ていますし、靴を履いているという特徴があります。

代表的な天の仏像は、毘沙門天や梵天、帝釈天などです。そして、日本の仏像で最も人気がある、奈良興福寺の阿修羅像も天の部類に属しています。

楽しく仏像見学

この様に、それぞれのランクがあるという事を知り、それぞれの役割を堅苦しく無く、何となく雰囲気をイメージするだけで、一気に仏像を見る事が楽しくなります。

詳しくなっていくと、姿形を見ただけで、それぞれがどのランクの仏像か?何如来なのか?が分かる様になりますが、初めのうちは如来なのか、菩薩なのかが分かるだけでも構いません。究極は、如来なのか、それ以外なのかだけでも楽しく見る事が出来る様になります。

そして、初心者の方にとっては見ただけでは見分けがつかないと心配される方もいらっしゃる様ですが、ご安心ください。大抵のお寺さんには、ちゃんと何如来だとか、何菩薩っていう表示があります。一歩深く、そして楽しく仏様の姿をご覧になって下さいね。

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