有名企業もやってる!仕事場の椅子をバランスボールにするメリット
現代ビジネスマンの仕事の多くは、パソコンがないと仕事にならないことが多いです。
- 企画書の作成
- 報告書のチェック
- メールの返信
- 社内LANでのファイル共有
- 外部業者とのチャットやスカイプ
- エクセル・ワードでのデータ管理
とにかくありとあらゆる作業にパソコンが関係しています。
営業職に付く人にはあまり関係無いかもしれませんが、事務職の人からすると職場の椅子は死活問題です。
ただ、椅子ってかなり高いんです。腰の負担を減らして人間工学にもとづいてデザインしました!なんて椅子は10万以上ザラにします。とてもじゃないけど買ってくださいなんて言えませんよね(笑)
そんなパソコン仕事で長時間椅子に座って、腰痛に苦しみながら仕事をしている皆さん、せっかくなら思い切って仕事場の椅子をバランスボールにかえてみましょう。
正しいバランスは姿勢から
皆さんはバランスボールを使ったことがありますか?その辺りは人によって様々だと思いますが、誰でも一度はあの珍妙なボールを目にしたことがあるでしょう。
スポーツショップで、ネットで、はたまた雑貨屋で。今やバランスボールはどこでも気軽に手に入る健康グッズの一つです。
ただ、バランスボールは座っていれば健康的というグッズな訳ではないのです。もちろん健康にも良いのですが、今回注目したいのは、腰痛対策アイテムとして非常に優れているという点です。
バランスボールは、構造上柔らかく不安定なボールの上で体重をかけて球形を潰しながらバランスを取る、という道具ですよね。
座っている人を見ると、大体ふよふよと不安定に揺れています。
でも、こういう人を見たことはないでしょうか。
正座をしている人。それどころか、バランスボールの上に立っている人。
立つところまで行くとかなり珍しいケースですが、バランスボールというのはバランスさえ取れていればかなり柔軟に座り方を工夫できる道具なのです。
そして、自重によって形が潰れる、不安定なのでバランスを取らなければならないという性質から、正しくバランスを取るためには姿勢を正す必要があります。
バランスボールが腰痛に良い理由
単純に考えて、球形のバランスボールの上でバランスを取ろうと思ったら、球の真ん中に重心を持ってこなければなりませんよね。人体のパーツの中で、一番重たいのは頭です。つまり、頭はバランスボールの中心軸上にないといけない訳です。
そうすると、自然と背筋を伸ばさないとバランスを取ることができない、ということになるのです。他にも、椅子の座面のように固いところに尻を置いても、正しい姿勢をキープするには骨盤を立てる必要がありますが、バランスボールならそのまま沈み込むだけ。
骨盤はまっすぐのまま、更に背もたれ等もないので、ごくごく自然に良い姿勢を保つのが簡単な構造になっています。
腰痛というのは、腰骨や周辺の筋肉に無理な力が掛かった結果起こることが多いので、骨盤が立ち、頭の重量がまっすぐ下に落ちていて、背筋が伸びている正しい姿勢では痛みをほとんど感じないのです。
姿勢を保つ、と言うと簡単なように聞こえるでしょうが、腰痛になるまでの長い時間椅子に座っていてなったのですから、体には悪い姿勢で座る癖がついています。どんなに意識していても、背筋を伸ばした10分後にはなんとなく姿勢が悪くなっているものです。
ですので、きちんと座っているために正しい姿勢を保つ必要があるバランスボールは、無意識の内に腰の痛みを軽減させることができる道具なのです。
正しい姿勢という言い方が気に入らないのであれば、バランスボールに座っている時に一番楽な姿勢、と言い換えてもオッケーです。バランスボールの上で正座したりあぐらをかいたりする、という変わり種はまた別ですが、楽をしようとすればする程腰への負担を軽くすることができるのは、バランスボールの大きなメリットです。