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葬儀で慌てないために確認しておくべきこととは

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2014.04.12

寿命が長くなったとはいえ、人はいつか必ず死ぬもの。順番通りであれば親が自分よりも先に亡くなり、見送る側になるときがやってきます。いざそのときを迎えると悲しみでぼうっとしたまま様々な手配をすることになり、思いもよらない事態に慌てることもしばしばあります。

そこで今回は、いざというとき慌てないために確認しておくべき事柄についてご紹介します。

葬儀費用の確保

葬儀にはかなり費用がかかります。日本消費者協会が平成22年に実施した調査では、全国の葬儀費用の平均が約200万円とされています。これだけの金額をすぐに準備するのは大変です。「でもうちは親が葬式代は口座に準備してあるって言っていたから」とのんびり構えていると、大変なことになりかねません。

なぜなら、銀行から預金が下ろせなくなる可能性があるからです。基本的に銀行は亡くなったことが伝わった時点で直ちに故人の口座を凍結し、子供であっても預金を一切下ろせなくなります。亡くなった時点で財産の相続が開始するので、その財産が正式に相続されるまで散逸を防ぐ目的でなされます。

この凍結は葬儀が目的であっても例外ではありませんので、いざというときのために葬儀費用分の現金は親の口座とは別に用意しておくようにしましょう。

葬儀社を決めておく

現在日本では多くの方がその最期を病院で迎えられます。死亡確認が済むと、敷地内にある慰霊室などに移されることになりますが、その移動等は病院と契約している葬儀社により行われることがほとんどです。

特に頼みたい葬儀社がないのであればそのまま任せてしまっても構いませんが、散骨葬などこだわりがあるのであればあらかじめ希望の式が行える葬儀社を探して、そこに依頼しておきましょう。既に頼んだ葬儀社がある場合、その葬儀社が病院へやってきて続きの手配を行ってくれます。

生前の予約もできるところが多いですが、予約に抵抗がある場合にはまず電話などで相談してみてもよいでしょう。依頼してから故人の希望の葬儀ができないというのでは困ってしまいますからね。

宗派を確認しておく

日本では90%以上の方が仏式で葬儀をあげます。日頃は宗教とは縁遠い生活をしている方も、葬儀は仏式でと何とはなしに決めているというのがほとんどでしょう。ここで意外と厄介なのが、どの宗派で葬儀をするのか、ということです。

仏教であることは間違いないとしても、その先がわからないという人が非常に多いようです。浄土宗、浄土真宗、臨済宗、時宗、曹洞宗、法華宗……など、日本には数多くの仏教の宗派があります。これがわからないと、どの宗派の僧侶に葬儀の挙行を頼めばよいのかもわからず、葬儀の準備はストップしてしまいます。

「たぶんこれかな」と軽い気持ちで葬儀社に連絡したものの、後日親戚に確認したら間違っていたということも少なくないようで、当日僧侶にお帰りいただくなど大変な騒ぎになることもあるようです。

亡くなってから僧侶の手配までは時間的な余裕はほぼありません。トラブルを背負い込まないためにも、あらかじめ親だけでなく親戚などにもしっかり確認しておくことが必要です。

連絡する人を把握しておく

亡くなったことを誰に知らせるべきなのかは重要なことです。送られる側となる親が来てほしいと思っているのは誰なのかを事前に知らなければ、葬儀までの短い時間で連絡するのはとても難しいでしょう。また、「親戚は全員呼べばよい」と自分は思っていたものの、「過去にもめたことのあるあの人にだけは来てほしくない」など、親の希望とは異なっていたということもあるかもしれません。安らかに旅立ってもらうために、元気なころから尋ねておくとよいでしょう。

またよくあるのが、連絡してほしいと言われていたものの、その相手の連絡先がわからないというケースです。家のどこかに連絡先はあるのでしょうが、ドタバタと葬儀の準備をしている中でその連絡先を探し出すのは至難の業です。最悪の場合、故人の遺志に反し連絡を諦めざるをえないということになってしまうかもしれません。

他にもうっかり連絡を忘れるなど、多方面へ葬儀の知らせをする際には予期せぬトラブルが多発するものです。葬儀は故人との最後の別れの場、と重要視している人が多いものです。万が一にも漏れがないようにしなくてはなりません。いざというときに連絡してほしい相手と、その連絡先を一覧にしておいてもらうようにしましょう。

以上のように、亡くなってからさて行動、というのでは間に合わないことも多いのが葬儀の準備です。そうかと言って、親が病床に伏すようになってからでは相談がしにくいのも事実。元気なうちから少しずつ相談しておくとよいでしょう。縁起でもないとつい先送りしがちですが、誰もが行く道なのですから見送る方も見送られる方も納得でき、落ち着いてお別れできるような準備ができるといいですね。

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