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男のドS勘違いしてない!?自称ドSの大きな間違いにメス!!

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少し個人的な話題になってしまうかもしれませんが、皆様はSでしょうか?Mでしょうか?近年の特に若い世代の男性にありがちなのが自称ドSの勘違い野郎です。

SとMの関係性も本来の必要性も理解しないまま、闇雲にSを演じるのはどん引きです。自称ドSにならないためにはどうすればいいか考えていきましょう!

SとMってそもそもなに!?

そもそも、SMについて知らないという人は少ないと思いますが、本来はそういうプレイの専門用語として使われてきたものです。「S」はサディズムの頭文字で、「M」はマゾヒズムの頭文字です。それぞれ、おわかりのように加虐側と被虐側の位置を意味しています。

そして、SとMはセットになることで意味をなします。これを普段の性格に置き変えて、より攻撃的であったり、いじる側をSと称し、やられる側や性格的にいじられることを喜んでいる人などをMと称することが一般的になりました。

近年ではドS芸人や、アニメにドラマにとドSキャラが多く登場することによって勘違いをしてしまっている人が多いですが、本来はそういうプレイのための言葉でSとMが対になって初めてその関係性が成り立つものとなっています。

自称ドSにご用心!

普段のキャラ的な位置づけとして多く使われるようになったこれらのSMですが、自分をMだという人に関しては、特に人に迷惑や危害を加えないため問題ありません。しかし、勘違いをしてしまっている「自称S」の人は、とても他人にとって迷惑な存在となってしまいます

特に若い男性の自称ドSは、実に自分勝手なドSで、それに無理矢理他人を巻き込んでしまっている感が否めないのです。女性に対してそうした態度を取ることが男として格好いいと思っているからなのか、ただただ自分勝手な態度をとって相手を従わせようとしてみたり、Sですアピールをするのは場違いも甚だしいですし、迷惑極まりません。

そんな勘違い野郎の相手をさせられている女の子の身にもなってみてください。ただただ自分の勝手なSをぶつけられて迷惑しているのではないでしょうか?もちろん、相手の女性がそういうMっけのあるタイプであれば、場合によってはうまくバランスが取れることもあります。しかし、自称ドSの人は、自分がドSであることがカッコいいと思っていたり、俺様系でいるのが男らしいと勘違いしてしまっているため、たとえ相手がMっ気のある女性だったとしても、その自称ドSを受け入れてくれる人が一体どれくらいいるでしょうか?

Mを知らねばSにはなれない!!

Sは自分勝手であったり、偉そうな態度や上から目線な態度をとっていればいいと勘違いをしている人が多いですが、先にも説明した通り相手のMと対をなして初めて成り立つのです。なりふり構わず自分はドSですという振る舞いをするのは迷惑極まりないですし、ただの自分のエゴです。SはMを喜ばせ、MはSを喜ばせるのが基本となっており、自分勝手にいきり立ってSを振る舞っても、それはただの自分勝手で自己中心的な「わがまま」にすぎません。

Mの側にメリットがないわがままを誰が聞き入れるでしょうか?本当に好かれるSキャラは、Mの心理をよく把握しています。SになるにはMにならなければいけないということです。Mっ気のある人をいじったり、責めたりして喜ばせるのがSの本来の姿です。自分勝手な勘違いSはただの自己中心的発想ですし、それで得をしているのは自分だけです。Sキャラと言われるタレントやアニメのキャラであっても、それを笑いにしたり、受ける人間がいて初めて成り立ちます。

Sは優しさである!

ドS芸人なども現代では当たり前になりましたが、ただ自分勝手な振る舞いをしたり、わがままを言っていて誰が楽しめるでしょうか?そんな人間はテレビにすら出られないと思いますし、誰も相手にしません。芸人やキャラクターのドSは、必要なポジションとして存在しているというだけのことです。

そしてSキャラを目指したいのであれば、誰から見てもSだと認めさせる人間性がなければいけません。毒舌を吐いたり他人をいじめているだけの人間が、一体誰から必要とされるでしょうか?Sキャラとして必要とされる人間はSの気持ちもMの気持ちもわかっていますし、優しさがあります。

Sに大切なのは優しさなのです。口は悪くてもいいですし、態度や行動が乱暴でも構わないですが、それを受ける相手や周りのことに気を遣える人間でなければSだとはいえません。Sと自己中は紙一重なのです。Sキャラタレントがかなりリーダー格であったり芸能界の重鎮であることが多いのは、そうした信頼関係に基づいたものが大切であるということを物語っています。

Mになってみる

一度Sがカッコいいという余計な固定概念を捨て、Mになってみるべきです。MになってみることでMの気持ちがわかり、Sにどのようなことを求めるかが見えてきます。そこで重要なのは、自分のMっ気をくすぐるSの攻撃だということにも気付くはずです。

Mであっても嫌がらせや精神的苦痛、屈辱を与えられて嬉しいという人はいません。もし何をしても大丈夫というMがいたとしたら、それはSとの完璧な信頼関係において成り立っている他ありません。MになってみてMの気持ちを理解することで、同時に勘違いをした自称Sがどれだけ疎ましい存在かがわかります。

Mは恥ずかしいことではありませんし、Sが男にとってカッコいいということもありません。結局は人間関係によってどちらにでも転じていけるというのが、本来あるべき姿なのではないかと思います。

SMといってもプレイの方ではないのですから、様々な価値観や立場の人間とうまく付き合っていくには、必要に応じてどちらにでも転じることができるのがベストなのです。そして、Mは簡単にSに転じることができます。なぜならM自身のツボをよく心得ているからです。しかし、自称SはMに転じることができませんから、とても大きな損といえます。