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ローンを組む機会も出てくる社会人が、最低限知っておきたい金融知識

現代では様々な借入方法や融資制度があります。多くの借入方法がある中で、それぞれの特徴をしっかりと把握している人は少ないものです。特にローンとカードローンは非常に似ています。シーンにあわせて最適な借入をできるように、ローンやカードローンの違いについて見ていきましょう。

最も生活に密着した各種ローン!

まずはローンから説明をしていきます。私たちの生活において、古くから定着しており、どのような人でも必ず人生の中で一度くらいは借り入れることのあるのが、ローンです。ローンは融資制度の一つですが、借金をするというよりは必要な出費に対して分割支払いを組むという意味あいが強いサービスとなります。

たとえば、家を購入する時に組まれる住宅ローンや、自動車の購入に組まれるカーローン、最近では太陽光発電の設置にソーラーローンというものや、結婚のあれこれにブライダルローンというものも存在します。人生の中で、到底一括では支払えない大きな出費というのも案外たくさんあります。そうした一世一代の出費に対して分割支払いを組んでくれるのがローンです。

主流となったカードローン

次に、カードローンではローンという名前がついていますが、先に説明をしたローンとはまったく趣向が異なります。カードローンは、現代において最も主流となっている借入方法の一つで、キャッシングやローンなど、様々な借入制度のいいところを取ったような借入方法となっています。

カードローンは、各種ローンとは違い、現金を直接借り入れることのできる借入方法です。借入にはカードを必要とし、カードを利用して借入をしますが、クレジットカードとはまた違います。クレジットカードが現金の後払いや、立て替えの要素が強いのに対し、カードローンではキャッシングのように直接現金を借り入れる方法になります。

借入に際しては、いちいち金融機関へ足を運ぶ必要がなく、コンビニなどの提携ATMによって365日24時間の借入が可能となっています。カードさえ持っていれば、一番素早く現金を借入できるのも、このカードローンになります。

カードローンのメリット・ローンのメリット

カードローンとローンでは、ぜんぜん趣向が違うことがわかりましたが、それぞれにメリットがあります。当然、利用するシーンによっても変わってくるでしょう。まず、各種ローンのメリットとしては、必要な時に素早く分割支払いを組むことができるという点です。

近年のショッピングでは、高額な買い物に対してショッピングローンが組まれることが多くなりましたが、例えば旅先で高額な商品を購入しようとした時に素早く審査が降りて借入ができなければ、意味がありません。お店側としても消費者が購入を決断した時に素早くローンの審査が降りないようであれば、消費者の気持ちが変わってしまうかもしれませんので、困ってしまうわけです。 

そこで、ローンでは素早い審査や借入が基本となっているわけです。また、総量規制という法律があり、年収の3分の1までしか借金をしてはいけないという法律に、消費者金融の融資制度などでは引っかかることもしばしばあるのですが、各種ローンは、住宅ローンや自動車ローンなどからもわかるとおり、総量規制の対象外となっています。

一方、カードローンではカードを発行するのに数日の期間がかかってしまうものの、それでも一度審査をしてカードを発行しておけば、金融機関の窓口営業時間外でも借入ができますし、コンビニのATMでいつでも借入ができるのでとても魅力的です。

カードローンは、各種ローンやキャッシングなどのように一回の借入に対して審査がおこなわれるわけではなく、カード単位で審査がおこなわれます。そのカードの借入限度額が30万円だった場合、審査が通ってカードが発行されれば、30万円までであれば再審査なしで借入ができるということになります。しかも、現金が必要な時に直接引き出すことができるので便利です。

急な出費で現金が必要な時にはカードローンを!

以上のことから、急な出費に強いのはカードローンです。急な出費の対象がモノとは限りませんから、どのような出費に対しても素早く反応できるのはカードローンと言うことになります。いくら即日融資が可能と言っても、金融機関の込み合い状況によっては即日融資が不可能な場合もあります。せっかく審査が通っても、振り込み口座の銀行が営業時間外では、振り込まれたお金は翌日に回ってしまいます。

カードローンは、事前にカードを作っておかなければいけないものの、利用しなければ利息も年会費も返済義務も発生しませんから、万が一に備えて持っておいて損はない一枚です。

計画的な運用と分割支払いにローン

ローンは、人生の中で必ず一度は誰でも利用することのある借入方法ですから事前にしっかりと下調べをしておいて損はありません。キャッシングのように現金を直接借り入れることはできないですが、それでも分割支払いとして計画的に運用できます。たとえば、教育や学費目的で組まれる教育ローンや、家の立て替えやリフォームにはリフォームローン、これからの時代に注目されている太陽光発電を自宅に取り付けるのであればソーラーローンと、用途にあわせて多種多様な種類が用意されているのもこのローンです。

必要な時に必要な借入を選択できることはとても重要になります。また、金利や細かな条件も各種金融や融資制度によって違ってきますから、必要な時に最適な借入方法をしっかりと選択できるようにしましょう。

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