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ついつい見過ごしがちなネット時代の節約術

インターネットの出現により社会は大きく変容した。人々の生活を変えたし、企業の戦略もそれに即して変わった。そして、うまく生きるコツも当然のように時代によって変わっていくのだ。今回は、このネット時代において企業が打ち出しているキャンペーンにうまく乗り、確実に節約していくための方法をご紹介したい。

通信費を徹底的に見直す

家計簿をつけているとよく分かるが、食費や交際費、光熱費に加え大きな割合を占めているのが通信費だ。この通信費、大手企業も様々な戦略を打ち出して凌ぎを削っている。消費者としてはうれしい限りだ。

パソコンを買うときに入ったプロバイダの固定料金や、モバイルWi-Fiの料金を今一度見直そう。これらは、一度決めてしまえば変更するのが億劫になる。料金システムが複雑で考えるのが面倒になるのだ。だからこそ、企業は最初のハードル(加入時点でかかる料金)を下げて顧客の囲い込みを図ろうとする。節約するためには、常に安い値段を提示している企業への乗換えを繰り返すことが必要になる。常に低いハードルを選んで走っているイメージを持てばよい。

近年普及し始めた050plusを活用する

LINEが普及して電話代も無料化が進んでいる。無料ゆえに、音質劣化や通信の不具合もついてまわるのが残念なところだ。そこで、NTTが今積極的に推しているのが、「050plus」という商品だ。主にスマートホンユーザーに向けたもので、月額315円(2013年10月現在)で固定電話や他の通信会社にかける電話料金が格段に安くなる。また、同サービス利用者同士は通話料無料だ。特徴としては、新しく電話番号を持つというところにある。現在使っている番号は保持したまま、別にもうひとつ電話番号を持つのだ。

別途番号を持つということで、連絡先を通知する面倒はある。しかし、月にたくさん電話をする人にとっては価格面でのメリットは大きい。ご自身の状況を踏まえたうえで、ぜひ利用をお勧めしたい。

携帯の本体代を節約する

現在、多くの通信会社が携帯(またはスマホ)の本体代を割賦制にしている。月々の通信料に加えて、この本体代を分割して払っていることになる。分割している額を合計すると結構な額になるから恐ろしい。この本体代をなんとか安く出来ないものか。最初に買った携帯を長持ちさせるのがひとつめの手段。一度払いきってしまえば、それ以降は料金を払う必要はなくなるからだ。しかし、2年も使っていると携帯電話も古くなってくる。ここで着目したいのが中古携帯市場だ。最新とまではいかないが、まだまだ持つに値する機種が出回っている。

中古携帯を購入して通信会社に持ち込めば、SIMカードの抜き差しの手続きをしてくれるので、これまで使用していた個人情報(電話番号など)を引き継ぎながら、自分の使いたい機種の携帯電話を使用することが出来る。料金の面から言えば、破格の節約になる。機能もさほど見劣りしない。最新の機種にこだわらない人ならば、これはお勧めだ。

例えば筆者は現在、ガラケーとスマホを2台持ちしている。安いガラケーをネットオークションで2000円で手に入れた。もとより使用していたスマホは本体代を払い終え、別会社のモバイルWi-Fiでネットにつないで使用している。つまりスマホを購入した最初の通信会社には、今は基本料金しか払っていない。ガラケーとスマホを2台持ちにより筆者の月々の通信料金は、5000円以内に収まっている。

上記のように、通信料金を安くするには、いくつかの方法がある。考えるのが面倒というだけで失っている金額は想像以上に大きい。少し手間をかけてでも節約をして、その浮いたお金で自分に投資すれば、一石二鳥。(やり繰りの)出来る男と呼ばれるだろう。さすれば「スーパーで1円でも安く」を競っている主婦たちすら口説けるかもしれない。

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