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女性にもてたいならマニュアルは捨てよう!

恋は十人十色です。マニュアルに載っているのはあくまで一般例なんですよ。一番危ないのは「絶対成功する~!」なんて書いてある、デートコースや告白方法等です。

恋のマニュアル本は、あくまで参考にする程度なら役立ちますが、女性の好みや気分がマニュアル通りであることはほとんど無いと思いましょう。マニュアル本に頼るのは逆効果です。

マニュアル本はあくまで参考に!

マニュアル本に載っているデートスポットは確かに女性に人気のあるスポットには違いありません。しかし、女性の多くに人気があっても、デートのその日に彼女がそこに行きたいとは限らないのです。あくまでその日を楽しく過ごすために彼女が喜ぶコースを考えなくてはなりません。

また、私の友人の話に対照的な元旦の初日の出の話が二つあります。

①彼女(A子さん)の恋人は「初日の出に最高のスポット」と雑誌で紹介された場所に彼女を連れて行って新年の誓いを一緒に立てたかったのです。

ところが運悪く、天気予報によると大晦日から大雨で、元旦の日も雨か曇りで初日の出を拝むのは難しいとの事でした。それなのに彼は、初日の出の後の食事の場所等その日のさまざまなデートコースを決めていたので、取り敢えず晴れるかもしれないからと、彼女を説得し2時間かけて山へと向かいます。

ロープウェイに乗って山頂へ。山頂には誰もいなかったそうです。当たり前です。ほとんどの人は山頂に行く前の駐車場の段階で山頂の様子は想像します。案の定、山頂の気温は氷点下で、雨は降っていなかったのですが風が強く凍えるような寒さで、雲は厚く初日の出は全く拝めませんでした。

彼女に言われて二人はさっさと強風の中ロープウェイで再び山頂から駐車場へと下り、彼女は震えながら車の中で暖をとります。彼は彼女に謝り、せめて体を温めに神社の近くのお店へと急ぎます。しかし、既に初詣帰りの客で満員でした。

やはり二人は再び30分以上店の外に並んで、やっと店に入り、お雑煮を食べられた頃には彼女は凍りついていたそうです。お雑煮の味も覚えていないほど、ただ寒くて、なんとかお雑煮で暖をとり、彼女は彼をせかして急いで近くの神社で初詣して、走って車に戻り、「もう、車から出たくない!」と怒ってしまったそうです。

②一方、彼女(B子さん)の恋人は初めから地元の山に初日の出を見に出かけました。雲っているということで、途中で行き先変更。風の向きや雲の流れを読みながら、あっち、こっちと方向を変え、「絶対見せてやるからな!」と彼女に言って、彼女は黙ってついて行ったそうです。

そして終いには海へと出ました。そこにはカメラを抱えた人が大勢いて、何と日の出の時間に少し遅れて、海の上に「一文字初日の出」が拝めたそうです。一文字初日の出とは、雲の切れ間から「一」の字の太陽が見えて周りの雲は黄金に染まっているのです。雲の隙間から見える初日の出ですから、じっと眺めていることができてそれは綺麗だったそうです。

彼女はそれまで全く車から出ていないので、初日の出を見に外に出て海風が少し冷たかったとしても、一文字初日の出にはしゃいで、寒さも忘れて、普通の初日の出よりも感動して眺めながら、恋人と一緒に一文字初日の出を拝んだのだそうです。

この二つの話を聞いて、何が違ったのか考えてみましょう。

①マニュアル本を研究し下準備をバッチリ整えた男性と、②行き当たりばったりで風の方向と雲の動きを読んで初日の出が見られる場所を時間に間に合うように追って行った男性と、①②の男性で運命を分けたのは、その場の判断です。

人混み・渋滞、天候はマニュアル本には設定されていません。TPOに合わせてどう機転を利かせることができるのか、準備も大切ですが、準備はあくまで成功するためにするものなのです。本筋を成功させるためには時には下準備を全く無視することも必要なのです。

マニュアル本は、あくまで彼女とのデートを成功させる為の参考資料です。初日の出は見られなければ意味が無いのです。天候によっては場所よりも、「初日の出を拝む」ことが大切です。

一生懸命あっちこっち初日の出が見える場所を探して時間が少し遅れても「一緒に『一文字』初日の出を拝んだ」という思い出に意味があるのです。天候や渋滞、さまざまな不運で計画通りいかないと思ったら、一早くマニュアルを捨てて、計画を立て直し、彼女を一つでも喜ばせ楽しませる何かができるよう方向転換する知恵が必要です。

失敗も笑い話になりますが、そのためには最後にそれにも増して素晴らしいこと・楽しいことがあってこそなのです。

マニュアル本はあくまで資料です!

マニュアル本で資料集めは重要かもしれません。しかし、そのマニュアルの資料が彼女とのデートに適しているかを考えなければなりません。彼女の趣向・彼女の性格・彼女が望んでいること、それを叶えてあげることが重要なのです。

彼女が好む最高のことをしてあげるためにマニュアル本で探すのは賢明かもしれませんが、彼女が望まないのに、マニュアル本の評価を彼女に押し付けるのは愚の骨頂です。

「マニュアルでは~」の筆者が語る「世の女性が好む○○」を信じて、彼女の好みを否定してどうするのです!?それでは、マニュアル本に沿っていない彼女の好みの方が悪いことになります。

あなたは彼女の気持ちと、マニュアル本、どちらが大切なのですか?「マニュアル本を勉強して彼女を喜ばせたかった、こんなに努力したんだよ!」と言うあなたの気持ちはあくまで自己満足に過ぎません。

優しい女性は、あなたの努力を買って、ある程度我慢してくれますが、人には我慢にも限界があります。彼女が言わないからと言って彼女の気持ちを無視してマニュアルを信仰しすぎると、「あなたはマニュアルを制覇したいの!?私はマニュアル通りの女じゃないのよ!(怒)」と雷が落ちるのは時間の問題です。

女性は、好きな男性には、「自分を見て、観察して、自分の気持ちを理解し、叶えてくれる」そんな男性が好きなのです。それがたとえ失敗しても構わないのです。自分の好きなこと、やりたいことをしようとしてくれた男性の気持ちが嬉しいからなのです。マニュアル本を読む暇があったら、彼女を観察しましょう☆

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