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受け入れなられないものを受け入れられるようになる器の作り方

自分って器ちっさいよなー・・・って思った事ありますか?わたしはしょっちゅうです。というよりもまあ、誰と比べてという話になってきますので、マザーテレサと比べてしまうと、どんな人間もちっさく見えます。そして周囲を見渡して、あの人はすごいとか言っているようであれば、あまり大差はないようにわたしは思います。

本当にすごい人というのは、孤高というか、ひとりでも異彩を放ち、ぶれない軸を持っており、自分の天から与えられた天命にいち早く気づき、まっすぐにそれを見据え邁進出来る人を言うんだと思います。

たとえば学生時代の誰がすごいとか、誰がちっぽけだという話は結構どんぐりの背比べなので、とらわれる必要はありません。正直、わたしもあなたも誰も大した事はありません(笑)

しかし社会に出て、自分の価値を社会に還元出来るようになったら、それはやはり別物になります。社会に出る事がすごい事なのではなく、社会に出て職という自分のアイデンティティを持ち、それを社会に価値のあるものとして与えられる事がすごいと言っているんですね。

そして社会に出ると分かるように、能力差は天と地ほどにわかれます。能力を発揮出来ない人はまったく出来ませんし、成功する人はもうエベレストの頂上までのぼりつめてしまいます。これは一概に本人の能力というよりかは、選ぶ場所を間違えなかったかどうかという事でしょうね。

適材適所という言葉があるように、テニスの選手が水泳で世界を目指さしても結果は出ません。テニスの能力と水泳の能力は異なりますし、向き不向きもありますし、なにより本人が好きかどうかという話になってきます。好きでなければ続きませんし、結果を残す事も不可能です。

百歩ゆずってテニスで成功する運動神経があるなら、水泳でもある程度まではいけるかもしれませんが、やはり大きな成功を残す事は出来ないでしょう。画家に水泳選手を目指させてしまったら、完全に場違いで、何も結果は残せないはずです。

自分はなんてだめなんだ・・・ではなく、自分のいる場所は違うのかもしれないと疑う事です。しかしまあ、まずそう思う前に、その仕事を必死にやる事が大前提ですけどね。そして自分の能力は発揮出来ないと判断したら、早急に転職し、自分にあったビジネスモデルをつかむのです。

マザーテレサは最も神様に近い人間のひとりかもしれません。しかしそれは人を愛する・救うという分野において才能が秀でていただけなのです。もちろんそれはとても偉大な事ですけどね。

そして彼女はそうですねぇ・・・心の器の大きさで言えば、ペットボトル100本くらい持っているのかもしれません。それが時間をかけて増やして行ったものだったとしても、最初から大きな器を持っていた。それが彼女の才能だったわけです。

わたしたちはどうでしょうか。わたしで言えば、350mlのペットボトルに穴があいているくらいな感じでしょうか(笑)。しかし、わたしはそれを卑下する事はありません。わたしにはわたしの得意分野がありますし、それで社会貢献出来ればそれでいいです。

マザーテレサのようにたくさんの人を救えなくても、自分の大切な人や目に映る困っている人を救うだけでも、わたしにはそれが精一杯で、それで十分満たされるからです。

器を大きくするために大事な事は、まず自分の心の容量=キャパシティを知る事です。背伸びする事なく、過小評価する事なく、ありのままの自分の心の大きさを知る事ですね。まずはそこからはじまります。だって、自分の心の大きさの許容量を知らずに与え続けていたら、自分が苦しくなって潰れちゃいます。

自分の限界や与えられる量を知り、そして無理のない範囲で出来る事をしてあげる。もっと言えば、他人が自分の行為に感謝するかどうかはその人次第なので、器の大きさを確かめずに与えてばかりいたら、自分を見失ってしまいます。

苦しい状態で与え続けて更に他人からも感謝されないとか恨まれるとかなったら、その状態では苦しくて自分の生活すらままならないはずです。

器の大きさを知ると言っても、別に難しい事をする必要はありません。ただやりたくない事はしないで、やりたい事はすればいいです。分からない場合には保留にし、やれる余裕が出来たらしてあげればいいですし、そのままずっとやりたくなければしないほうがいいです。

要は自分の気持ちに忠実にという事ですね。自分の器の大きさが分かったら、あとはそれを少しずつ拡げて行く訓練です。大きくすると思わなくて良いです。ペットボトルの大きさはどうせ変えられません。ただ、もう1本持つ事は出来るかもしれません。

それは、器を拡げる努力ではなく、強くなる事でもなく、器はこれだけしかないので、どうすれば対応出来るかという知恵です。その知恵がきっと、あなたの心の容量を結果的に大きくしてくれるでしょう。

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