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東京オリンピック開催決定!!山積みの国内問題…どう解決するか

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2014.01.19

2020年に開催が決定した東京オリンピック。そのメリット、デメリットは?

7年後のオリンピック、パラリンピック開催地が日本の東京に決定しました。その経済効果は13兆円とも言われ、外貨による観光産業の発展や、さまざまなインフラ整備のための公共事業で建築関係の内需が潤うと、それに連動して景気が上がると期待されています。

しかし、本当に手放しで喜んでいていいのでしょうか?よく言われる「オリンピック開催における不安点」と「その解決法」を挙げてみました。

オリンピックなんかやる金があったら、復興に力を入れるべきではないか

とにかく今一番言われているのが、「東日本大震災の復興を最優先させるべきだ」という意見です。

いまだに仮設住宅に住んでいる人たちも多く、津波によって更地になった土地の復興作業はもちろん、原発の問題はまだまだ始まったばかり。これからも大きな地震が来る可能性は高く、オリンピックなんかにかけている金があるのなら、こちらにまわして早急に手を打たなければ、と思うのは、誰しもの心の中にあるのではないでしょうか。

しかし、まず資金の問題で言えば、オリンピックに使う税収と福島の復興に使う特別予算は根底からその財源が違います。東京オリンピックですから、その大半は東京を筆頭に隣県の神奈川、埼玉など、スタジアムを使用する県の予算から組むのです。

一方、福島復興に使用する資金はそこからは出ません。もちろん、オリンピック特別予算は大きく組まれますが、基本的にすれ違わない予算組なのです。

つまり、オリンピックがあろうとなかろうと、福島の復興が遅れている(と思われ)原因は、お金にあるのではないのです。

また、オリンピックが日本で開催されるとなると、全世界の目が日本に急激に注がれることになります。「フクシマ」の名は世界に轟きましたし、放射線、汚染水の問題は、日本人が思うよりもはるかに世界の注目度が高く、深刻視されています。

今回、オリンピック実行委員会が東京に会場を決めたのは、7年の間に日本はこの問題をどうにかクリアするであろう、という信頼と期待のあらわれだと取るのは好意的すぎるでしょうか。ともかく、形だけでも復興、復旧を各国に示さねばならなくなりました。

こういうところから、復興は、オリンピックが決まったほうが進むという意見もあります。我々がしっかり注視しなければなりませんね。

東京の住宅事情をどうするのか?

記憶に新しい北京オリンピックでは、密集した住宅街で「路面から見えるところに洗濯物を干してはならない」というおふれが出たという話があります。

日本ではそこまではいかないにしろ、確かに住宅密集地では、車がすれ違うことができないほど、せまい道が当たり前にあったり、東京のど真ん中でも戦前からあるようなボロボロの木造住宅が普通に建っていて、その周辺にある道路は私有地だったり、といわゆる「道路事情」が問題視されています。

さまざまな場所で、拡張工事は随時行われているのですが、あまりに密集した住宅事情のため「一軒壊すのに周辺十軒の協力がいる」と言われているほどです。つまり、余分な空き地がまったくないので、一軒の家をリフォームするにも隣近所に多大な迷惑がかかり、そのため東京の下町ではまったく新住宅開発が進んでいない事情があります。

選手村が建てられようとしている晴海の空き地も、元は大きな展示場があったところで、裏はすぐ海。表側は有名な銀座、築地ですが、この辺りは戦前からの建物が非常に多く、交通手段はもっぱら地下鉄です。

地上を通って来ようとすると、バスかタクシーくらいしかなく、観光には非常に不向きでもあります。

つい先日、頼みの綱のリニアモーターカーも2020年までには間に合わないことが判明し(安全面から、これは先送りの判断は正しいと思います)、ますます「交通の便」の観点からの東京観光は課題を多く残しました。

地上にこれ以上線路を敷くのは現状不可能ですから、やはりバス、タクシーに代わる、もうひとつの交通手段のアイディアが急がれることになりそうです。

治安面での不安…24時間飲食店や電車を動かす?カジノ構想は実現するのか?

前都知事、石原慎太郎氏がずっと掲げていた「東京都ラスベガス化計画」ですが、今のところ国民の同意はほとんど得られていないようです。

しかし、世界中から観光客が訪れるオリンピックを前に、やはり観光には力を入れざるを得ません。東京タワー、スカイツリー、雷門、ディズニーランド…それ以外に、大人も遊べる場所を作るとなると、夜の遊び場が不可欠になってきます。

現在、24時間運行している公的交通手段はありません。タクシーはありますが割高ですし、すべてのタクシーが7年で外国語に精通するようになるとも思えません。

早くも東京都は「六本木から渋谷まで24時間運行」をぶち上げましたが、行ったことがある人はわかるでしょうが歩ける距離です。また、深夜に六本木に遊びに来るような層はたいがい電車で移動はしません。タクシー会社いじめになるだけです。

また、外国人観光客はすべて六本木に集まるといった発想も時代遅れです。日本の寺や下町を見たい外国人はたくさんいます。それであれば、東京の空きマンションや物件を都が買い上げて、送迎制度に力を入れ、安全にホテルまで送り届ける「おもてなし」をしたほうがはるかに喜ばれるのではないでしょうか?

カジノ構想も、発想は楽しそうですがやはりまだまだ導入は早いのではないでしょうか。オリンピックが終わり、バブルがはじけたあとに、果たして日本人がカジノに来るでしょうか。

大きなフロアを維持するお金が、経営者に払えるでしょうか。それとも、都が税金を使って維持し続けるのでしょうか?

すでに海外にたくさんあるカジノの真似をしなくても、日本の「わびさび文化」を見直して、観光客にアピールすることが本当の文化交流なのではないかと、多くの日本人は思っているはずです。

ともあれ、もう決定した東京五輪。みっともない姿を見せないよう、そしてなにより子供の世代にいつまでも残る記憶をプレゼントするため、これからの7年間、大いに議論し成功させたいものです

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