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賃貸トラブル!近所とトラブルにならない部屋選び

日本の狭小賃貸でもっとも多く抱える問題は騒音!

一人暮らしは多くの人が経験する事です。しかし、賃貸住宅では実際は理想とかけ離れてしまっている部分も非常に多く、その一つが防音性や壁の厚み、騒音に対する問題です。安い賃貸を選ぶと、必ずと言っていいほどつきまとうのがこの騒音問題です。

とくに日本は国土が狭く、都心などでは物価が非常に高いです。そのため狭い土地でもなるべく多くの人が住めて、なおかつオーナーが賃貸ビジネスとしてできるだけ多くの収入を得るために、騒音問題や居住者のプライベート性はある程度妥協して作られているのが現実です。

狭い空間にゆとりを詰め込んだほうが居住者には嬉しいですが、そういった物件は高く、安い物件では少しでも多くの住人が住めるようにギリギリで設計されています。

他人と同じく自分も加害者に!?

こうした壁の薄い集合住宅では近隣の部屋の物音がびっくりするほどよく聞こえます。しかも、実家と違って隣に住んでいる人と面識もありませんから、尚更気になるのが人間の心理です。

これだけの物音を立ててよく平気だなと思うような事も多々ありますが、隣近所の居住者が特別うるさく振る舞っているのではなく、特別壁が薄いというだけの話なのです。

つまり、隣の物音がそこまではっきりと聞こえてくるという事は、自分自身も意図しないうちに他の部屋へと物音が筒抜けになっているという事です。

当然ですが、隣の住人は知り合いではありませんから直接生活音がどれほど近隣に響いているかを隣の部屋へ行って確かめる事もできません。という事は、お互いが「自分は静かに生活しているのに隣のやつはうるさいな」と思って生活をしているわけです。

賃貸選びの際からしっかりと確認をしよう

私たちはみんな生まれた時は実家暮らしで両親や兄弟のもとで生活をしていますから、誰でも一人暮らしは初めての経験なのです。ここで、多くの人はできるだけ安い物件を探したり、価格と間取りの見合った物件などを選ぶでしょう。つまり、こうした騒音問題や壁の薄さなどのプライベート性能はおのずと軽視されがちなのです。

しかし、もしなにも気にせずに賃貸に入居して、騒音が酷くストレスが溜まるようではどうでしょうか?賃貸はたいてい2年契約ですから、2年間もこの問題と向き合っていかなければいけない事になってしまいます。あまり細かい事を気にしない性格だから大丈夫だなんて思っていても、それは気の知れた家族が住む実家での感覚です。

立地条件や構造で騒音問題を回避する!

とはいっても月々の負担はなるべく軽くしたいものです。そこで、安くてなるべくプライベート性の確保された賃貸は建物の構造や立地条件である程度選ぶ事ができます。

例えば、角部屋を選ぶ事がその一つです。角部屋であれば、間に板挟みになった部屋よりもプライベート性が確保されます。隣の人がうるさくても、最悪もう片側は静かですからなんとか騒音問題が軽減されます。

また、1つの階層につき部屋が2部屋のみの賃貸など、1フロアで両サイドに1部屋ずつの間取りの賃貸を選ぶとなお良いでしょう。間に階段やエレベータが入っていればなお良しで、直接となりの部屋と密接する事を避ける事ができます。

隣が階段の場合、壁の薄い物件では住人が歩く物音がすごく響く場合がありますが、少なくとも自分の生活音で他人に迷惑をかけたりトラブルに発展する可能性は少ないです。

下見の時に防音性の簡単なテストをする

賃貸を選ぶ際にやはり肝心なのが下見の段階でどれだけその賃貸の構造を把握できるかです。下見の際は日中が多く、社会人や学生であれば出掛けているため、なかなか防音性がわからないのが欠点ですが、その部屋の防音性を確認する方法はいくつかあります。

下見の際に、不動産屋の担当者と会話をすると思いますが、会話が部屋の中でよく反響するようであれば防音性が低い可能性が高いです。その他には、手を叩いてみて響き方を確認するのがベストでしょう。

通常、壁の内部には断熱材などが入っていますので、しっかりとした構造であれば響く事はありません。防音性が低いという事は、同時に断熱材なども手抜きの可能性が多く、冬は寒いです。

ノイズでノイズをかき消すという最終手段!

これは住んでしまってからの最終手段というか子供騙しにはなりますが、ノイズでノイズをかき消すという方法もあります。これは決して隣がうるさいからこちらもうるさくすると言うのではありません。

扇風機のファンや暖房のファンが回るだけでも隣の部屋の物音が多少気にならなくなります。これはファンなどの駆動で出るノイズが、騒音をうまく相殺してかき消しているためです。

人間は、突発的な騒音には敏感ですが、一定の音量で常に出でいるこうしたノイズにはある程度許容できますので、冷風扇やファンが回る音などの「サー」というノイズをうまく使えば騒音を緩和できます。

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