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他人の長所ってどこ?他人の強みを発見出来る人になりましょう

出来ない事や弱みばかりに気を取られていると、そこに焦点が当たって、どんどん弱みばかりが気になります。強みに焦点を当てて、他人の強みも見つける習慣をつけましょう。

あなたには部下がいらっしゃいますか?もしも部下がいらっしゃる場合に、部下の悪い所を指摘したりしていませんか?

実は弱みに焦点を当てた指導をしてしまうと逆に部下は育ちにくくなってしまうのです。それは人間の脳の構造や、心理学的な側面からもそういう風になってしまう理由があるのです。部下を上手に育てるには、部下の良い所を褒める事が一番の近道です。

脳はその人にとって重要な情報しか入手しない

脳が認識するのは、全体の情報に対してごくごく僅かな情報しか入手していません。あなたは膨大な情報環境の中にいます。しかし、脳が視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の五感を通して入手出来る情報は、ほんのごく僅かなのです。

同じ場所や同じ時間を誰かと過ごした時に、一緒の空間に居たはずなのに、見つけたものや感じた事がその人と自分では全く違ったという事がありますよね?また、同じ人を見て、あなたは素敵な人で仲良く出来そうと判断したのに対し、一緒に居た人は、その相手に対して嫌悪感を抱いたという様な印象のギャップもありますよね?

この様に、人は同じ情報を見たとしても、受け取る情報が全く違うのです。受け取る情報が微々たるものであるという事だけでなく、過去の自分の経験などに照らしあわせて情報を合理化しているという事情もあります。そして、情報はその人が意識を向けた情報が入ってくる様になっています。

食べ物好きな人は、美味しそうなお店を見つけやすい様に、そういう情報を得るのが得意ですし、音楽が好きな人は、音楽に関する情報に目が行きやすいという特色があります。

ですので、もしも弱みに情報の焦点を合わせてしまうと、弱みを引き寄せる事になってしまいますし、そういう指導を部下にしてしまうと、部下は自分の弱みに焦点を合わせてしまい、より一層仕事の質が落ちてしまいます。

部下を上手に育てるには褒める

では、部下を上手に育てるにはどうすればいいのでしょうか?先ず、弱みに焦点を合わせない様にしましょう。そして、部下の強みや良い所に目線を合わせて、その部分を褒める様にしましょう。

例えば、いわゆる箸にも棒にもかからないという様な部下がいたとします。そういう人にもどこか得意な所があるはずです。そこを見つけてあげるのが上司の最初の仕事です。

そして、それを仕事に活かす様にして成功すれば、ちょっとした成功体験であったとしても、ちゃんと褒めてあげる様にしましょう。それを何度も繰り返し、成功体験を積み重ねさせて、自信をつけて貰うのです。

心理学ではピグマリオン効果というのがあります。人は褒められるとそこを更に伸ばして、成果を出していくという効果です。叱って育てるよりも褒めて育てる方が効果的であるというのは心理学でも証明されています。

そして、その企業で箸にも棒にもかからないと思われていた人が、転職後に頭角を表す事は珍しい事ではありません。場合によっては独立をして成功をする場合もあります。

その様な人が、その会社では箸にも棒にもかからないというのは、もちろんその職場での適性が合わなかったという事もあるかもしれませんが、その人の能力に上司が気付かないという場合も多いのです。それを証明するかの様に、別な場所では活躍をされるのですから。

ですので、先ずは相手の弱点に視点を合わせるという発想を撤廃してしまわなくてはなりません。必ずどこかにある、その人の強み。そこにフォーカスをし、向いている仕事を与えながら褒め続けて、能力を上げるというよりも能力を開発するという意識で接してみて下さい。

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