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信頼ある深い仲を築くための、相互依存という考え方とは?

仲は良いんだけど、ちょっと心の距離がある。そんな人はいませんか?いつもポジティブに接しているけど気を使ってばかりで疲れる、でも疲れたところは見せにくいから接するのが疲れる人もいるかもしれません。

また、ネガティブなことを話して仲の良さを保っている人でも、それが相手に向いたら攻撃し合う仲になるかもしれません。そんな人もいれば、どんな自分でも気軽にいられる人もいて、どうすればそうした仲が出来るのでしょうか?

その人と会うとどんなスイッチが入るか?

人にはスイッチのようなものがあり、親と会うとダラっとするスイッチ、先輩に会うとシャッキっとするスイッチなど人それぞれ違います。ですが、このスイッチが1つだと沢山ある自分の状態のうちの1つしか表現出来ず、疲れてしまうかもしれません。

いつもポジティブでいないといけない、いつもネガティブでいないといけない、いつもにこにこして主導権はいつもあっちに全部任せている、人といるとなぜか疲れるなど、それぞれのパターンがあると思います。

そして、よくよく考えてみると仲が良い人、何でも気兼ねなく話せたり相手や自分の在り方が変わってもスムーズに受け入れられる関係には、このスイッチが沢山あると思います。スイッチがなくても新しい自分を表現しても相手が受け入れてくれるため、それだけどんな自分でもいられるのではないでしょうか。

この人は悪口が嫌いだから愚痴らないようにしないといけないと思えば思うほど苦しくなり、その人と会うと無理やりポジティブに振る舞わないといけないと思うかもしれません。ですが、そうした1つのパターンで付き合い、自分の本当の気持ちが話せない人といるとどうでしょうか。

そしてそれは相手が悪いというわけではなく、自分にも言う言わないの自由があるので、責任は自分で取ることも出来ます。まずはそうして今までの付き合いの中で、どの人に会うとどんなスイッチが入り、1パターンの自分でいる相手とどんな自分でもいられる相手ではどんな違いがあるのかを振り返ってみると面白いかもしれません。

その人の前で自立と依存出来るか?

人間の状態を見分ける時に、ポジティブかネガティブか、そして自立か依存かで分けることが出来ます。そして、人間関係で深い仲が築けない時は、そのどれかに偏っていることがあり、ずっとポジティブで依存していないといけなかったりすると深い仲が築けない感覚があると思います。

ポジティブで自立しているタイプの人はガンガン突き進むエネルギーがあり一緒にいるとムードメーカーのような人ですが、その人といるとネガティブで依存するタイプになることがあります。

逆にネガティブで自立しているタイプの人は良い面では色々なものを管理や調整をしてバランスよく物事を進められますが、それがいきすぎると周りが無能に見えてイライラし、周りにいる人はオドオドしたりその場を柔らかくしようとします。

そして、そのタイプがそれぞれ固定された関係で、別のタイプになることが出来ないといつも相手といると同じ自分のままになります。それが良い悪いではありませんが、より深く心が繋がりあっているというような関係を築くには、相互依存という関係になることがポイントです。

相互依存の関係とは?

相互依存とは、お互いが自立をしていて依存も出来る対等な関係で、ポジティブもネガティブも自立も依存も自由に動ける関係といえます。

自立しかいけない、依存しかいけない状態だと、それが自立しすぎたり依存しすぎたりするとより頑張らないといけないと思ったりイライラしたり、オドオドしたり落ち込んだり、その人といるとそうした1つのパターンの自分になりがちです。

なので、やたらポジティブな親がいたら子供は落ち込み気味になったり、そこで親がなぜそこまでポジティブに振る舞っているのか、そうしないと家族が暗くなってしまうといった不安や恐れが分かるといいのですが、それが分からず表面的に影響されることがあります。

落ち込みすぎている人も、この人は何を感じているんだろうと気持ちを感じようとしてあげると心の距離が縮まるのに、つい励まそうとしてより相手を落ち込ませることがあります。

それだけの関係だといつも同じ自分になってしまいますが、相手と自分がそうなる元になっている気持ちや観念を理解して、違う状態になり、それを受け入れる関係になればより深い仲が築けます。

それだけ自由な自分と相手の対等な関係でいられることと、それだけ色々な状態を理解し合える幅が広い関係になれ、喧嘩するほど仲が良いというのもそれだけ受け入れられる自分と相手の幅が広いからではないでしょうか。

そのためには、依存する人は相手に与えたり自分から主体的に行動すること、自立する人は相手の任せること、頼むことなど今までの自分とは違うパターンをすることで、だんだんと距離が縮まっていくでしょう。

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