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スマートアシストに見る、車の事故減少への進化とその先の未来は?

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2014.01.25

最近、テレビCMでもよく流れている、ダイハツから発売されている「スマートアシスト車」。 これは、急発進や、ある程度の危険を察知しての被害軽減のアシストをしてくれるシステムです。

この技術は、素晴らしい技術のはずなのですが、実際にはCMもコメディっぽい雰囲気で作っていて、素晴らしい技術なのに、あまりそうでもないような雰囲気が漂っています……というよりは、わざとそうしているのでしょうか?

実際、そのCMの最後には注釈として「このシステムを過信しないでください」という事をはっきりと言っています。その一言が実際の「スマートアシスト」というシステムの現実を示しているのだと思います。

では、そんな事を何度も言うという事は、スマートアシストは信用出来ないシステムなのでしょうか?

いえ、そんな事はないと思います。日本で有名な会社がCMで紹介するほどのシステムです。このシステムがすべての車に搭載されれば、素晴らしい成果を上げる事は間違いないと思います。

ですが、それは結果として表に現れる事はないのです。何故ならば……事故がなくなってしまうからです。

事故が発生すれば、その結果として被害が生まれ、場合によっては死者が出てニュースとなり、そして公共機関にて事故として結果が残ります。

しかし「事故がない」という結果は残せないのです。もちろん「例年に比べれ事故が減ったな……」という結果なら出るのですが、それが「スマートアシストの結果」であるという証拠はないのです。推測として「スマートアシストの効果」だという事は可能ですが、それは証拠にはなりません。

実際、車の技術はどんどん進化しています。しかし、その技術に社会が対応していく事が出来ないのです。ずいぶん前ですが、ABSというブレーキシステムが発明されました。これは、ブレーキを踏んだ時に、ハンドルが効かなくなる効果を抑制したシステムです。

従来の車ではブレーキを踏むとハンドルがロックされ、その状態では車の操作が出来なかったのです。これも、効果はあったはずです。同じように証拠として提示するのは難しい効果であったはずです。

さらに「過信しないで」とお知らせされて分かる事なのですが、スマートアシストも完璧ではないのです。これは「当たり前」の事なのですが、それは「事故と安全」に密接に関わった人でないと気が付かない事実なので、難しいのですね。

物理的に障害物にぶつからない車を作るのは難しいです。障害物を感知して、その瞬間にタイヤを完全停止させても慣性の法則がありますから、車が停止するわけではありません。

ですが、車を開発する人が「どうやったら安全に車を運転出来るか」と開発して、それを大手の会社が信用してシステムとして組み込んだシステムです。車を信用するのではなく、そのシステムを作った人を信用して欲しいのです。

働いた事がある人なら分かると思いますが、本当にお金を稼ぐためだけに働く人はそんなに多くないと思います。実際には、それに関わる人が安全に、安心に、より楽に、より楽しく……そんな想いをもって働いているのは間違いありません

「絶対安全」という事がない以上、たぶん……「スマートアシスト車で事故が!」というニュースが流れると思います。そして「新しいシステムなんて駄目なんだ」と、非難する人が現れると思います。

そこで、原因追究をして、その結果、現れるであろう改良のシステムを「あの事故を起こしたシステムだろ?」と切り捨てては駄目なのです。それでは、技術の進化は止まってしまいます。

なので、自分たちに出来る事は、小さな事で否定せずに、ゆっくりと様子を見る事です。新しい技術に触れた人は、その良い情報は周囲へ知らせ、悪い情報は技術者に上げる。それは難しい事で面倒な事かもしれませんが、それでも必要な事だと思います。

もちろん、直接技術者へ上げるような事は難しいです。ですが、現在はSNSなどの便利なシステムがありますので、そこで呟くだけでも十分に周知される可能性があります。

そんなちょっとした事で情報が拡散する世界なのですから、これを利用しない手はありません。もっとも、その拡散しやすさは、あまりよくない点で働いているのもありますけどね。

ともかく、車が人の手を助けてくれる時代が始まる一歩かもしれません。これからに期待したいところです。

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